タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 水5~8   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1061940380 創成デザイン工学及び演習 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
大木 順司[OHGI Junji]
担当教員[ローマ字表記]
大木 順司 [OHGI Junji]
特定科目区分   対象学生 令和4年度以降入学者(機械、社建、応化、電電) 対象年次 4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
リアル・バーチャルとも地球規模で繋がる社会において、自身を拠点に活躍できるデザイン人材育成を目指す。自主・創造・協働・やり抜く力の育みとして共創の何らかの成果を発表する。チームで調査・デザイン・試作・発表する過程でアクティブにものづくりを学ぶ講義・演習である。異分野、学部・修士課程を一貫して、ものづくり創成デザインの資質を養う。創造的に問題を解決することができる力を、先人の助言を参考にしながら、デザイン技法や発想法から具体的なものづくりとフィードバック、完成の具体的なプロセスを経験する。開発においては共創力が決め手になる。多様に異なる考えを受け入れコミュニケーションをとりながら、相互に向上をはかる創造的プロセスの素晴らしさを体得してもらう。第4次産業革命の中核、ITをより柔軟に取り入れられるように、ヤフーの現役ITエンジニアが「学生のしたい、できないことを、できるように」指導する、学生次第の意欲と実行で深まる授業。例年(1)ひと・まち・社会、(2)アートと技術融合、(3)健康と運動、(4)高齢者支援、などのキーワードを提示して来たが、新しい価値を生むものづくりの実現方向であれば内容を問わない。チーム・メンバーは、必要に応じてIT系や各分野の融合構成を配慮し学び合ってもらうので、得意・不得意の心配も無用。メンバーも強制ではなく、友人同士のチーム構成、研究室メンバーで研究に役立つ応用、などでも構わないが、ユニークな作品を期待する。
授業の到達目標
チームでITを活用し、社会課題を解決する創成デザインを達成する。
授業計画
【全体】
LINEヤフー等のものづくり経験を有す主導講師: 中村友一氏、水田千惠氏
最初に3~6名程度のグループをつくり、サービスアイディア考える。アイディア出し後、コンセプト発表。コメントをもらって調整したあと、コーディング講座を受講する。実践講義を受講し、参考にしながLINEヤフー社員等による実践講座にて、改良を進める。プレゼンテーションは、ひとつのアイディアを伝える重要な課程。最終回で発表。次の点を重視し評価。
-新規性(技術や組み合わせのオリジナリティがあるか)
-技術性(利用している技術は高度か)
-発展性(将来どの程度の波及効果が期待できるか)
-再現性(アイデア、プレゼンテーションだけではなく実際に動くものがあるか)
*他者の著作権物の使用を認めない。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション(学部グレード)(中村氏・水田氏対面) ・授業ガイダンス
・ものづくりマインドのインプット
Discord の使い方に慣れておく(4時間以上)(初級編)
第2回 アイディアの考え方(学部グレード)
アイデア発想法の基礎
アイデアソン        チームビルディング
(復習、アイデアづくり)(4時間以上)
第3回 アイデアの拡げ方と設計(学部グレード) アイデアの調べ方の基礎
過去ハッカソン作品のアイデアに触れてみる
アイデアから具現化したいものへの落とし方
設計手法
個人が作りたいものの概要設計をする → 発表
次週までにチームで作りたいアイデアを決める
アイデアに基づいた発表用の資料を作成する(4時間以上)
第4回 アイデア発表会(学部グレード) 実際に自分たちの資料を3分でまとめてみる
学生発表(1チーム3分程度、フィードバック)
チーム内でフィードバックを受けてからのアイデアブラッシュアップ
(復習、アイデアづくり)(4時間以上)
第5回 ツールやAPIを知る ものづくりを通じた社会貢献、コミュニティ活動の紹介など
さまざまなツールに触れてみる
(復習、アイデアづくり)(4時間以上)
第6回 コードの管理方法 コードの管理方法
Githubの使いかた初級(タスク管理や管理方の実践など)
チーム代表者はチーム用の GitHub リポジトリを作る(4時間以上)
第7回 ものづくり講座(基礎編) Html, Css, JavaScriptを使ったコーディング
(おえかきソフトを作る, 数字クリックゲームなど)
授業内課題をGitHubに提出すること(〆切:6/5)(4時間以上)
第8回 ものづくり講座(API編)(学部グレード) API概要、API利用初級
Html, Css, JavaScript を使ったコーディング(API編)
授業内課題をGitHubに提出すること(〆切:6/12)
Google アカウントの作成(4時間以上)
第9回 データの使い方
データベース概要
Firebase を使った実装
授業内課題をGitHub に提出すること(〆切:6/19)
決めたアイデアの設計が完了し、開発が始められる準備ができていること
ゲストへの質問を考える(4時間以上)
第10回 中間成果報告会(学部グレード) 学生による発表(1チーム3分、フィードバック)計画しゅうせい・改良法初級
フィードバックを経て最終報告会にい向けてのロードマップ作成
振り返り(4時間以上)
第11回 ゲスト講演 詳細は決まり次第アナウンスします 振り返りと(4時間以上)
第12回 わかりやすい資料作成方法と実践 資料作成におけるまとめ方
発表資料のデザイン、著作権の考え方
最終発表会に向けたチーム開発
決めたアイデアの開発を継続する
(4時間以上)
第13回 アイデアに基づく開発及び
最終発表資料作成(学部グレード)
開発なんでも相談会 with オンラインサポーター 決めたアイデアの開発を継続する
最終発表に向けて発表会の資料をつくり終えている(4時間以上)
第14回 最終成果報告会(学部グレード)(中村氏・水田氏対面) 学生発表(1チーム3分、作品展示会、表彰、フィードバック) チームの作品を振り返る準備をしておく(4時間以上)研究開発初級レベルの到達目標
第15回 振り返り(学部グレード) 自分たちが作ったものや、ものづくりのKPTをチームメンバーで話して振り返りを行う (学外の発展性の検討)(4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 25% B: 25% C: 25% D: 25%
成績評価法
授業内のレポート 50%、学期末の発表および資料 50%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
授業内で提示予定.
メッセージ
IT時代の必須な概念を、LINEヤフーなどの講師のみなさんから引き出してみましょう.
キーワード
ものづくり,デザイン工学,発想法,コミニユケーション,視覚情報伝達、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
各専門学科、専攻の全授業科目.各専門を活かしITものづくりを先進企業エンジニアに学ぶ
履修条件
連絡先
山口大学工学部ものづくり創成センター 大木 (ohgi@yamaguchi-u.ac.jp)

オフィスアワー
いつでもご相談下さい

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