タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月9~10 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062120160 工業熱力学II[Engineering Thermodynamics II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
田之上 健一郎[TANOUE Kenichiroh]
担当教員[ローマ字表記]
田之上 健一郎 [TANOUE Kenichiroh]
特定科目区分   対象学生 航空宇宙 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
1) 理想気体の法則,熱力学第一法則を用いて,ガスサイクル(オットーサイクル,ディーゼルサイクル,ブレイトンサイクルなど)について学ぶ.
2) 気液混相流となる,ランキンサイクル,冷凍サイクルについて説明を行い,蒸気原動機や冷凍機の動作原理について学ぶ.
3) 1), 2) のサイクルの熱効率の算出に必要な,比熱,蒸気の性質(渇き度,湿度,濃度など),湿度図表について学ぶ,
授業の到達目標
問題ごとに得られた知識を応用できるか
問題の解決のために知識、理解を深める努力をしているか。
与えられた条件に必要な式、パラメータの選択、利用が適切にできるか、
どの物理量をどこに使うかの基礎的判断ができるか。
熱機器がどのような構造になっているかの分析力があるか?
問題解決の筋道を構築できるか。
物理量個々の関連性の理解
法則定義の理解とその利用が適切か
式の使用、グラフ・表の使用、基礎物理量の換算など
授業計画
【全体】
指定教科書により講義は構成される.工業熱力学Ⅰの復習も取り入れながら,教科書や概念図を用いて,目標達成に努力する.理解度などを小テスト,確認テストなどで測りつつ総合範囲で出題される中間テスト・期末テストに重みをおいた計画である。出席は欠格条件とし,2/3以上の出席を必須とする.
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス,第8章 講義方法説明,ガスサイクル1 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 第8章
ガスサイクル2
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 第8章
ガスサイクル3
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 第8章
ガスサイクル4
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 第13章,第14章
蒸気1(13.4),蒸気による熱機関サイクル1
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 第14章
蒸気による熱機関サイクル2
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 第14章,15章
蒸気圧縮冷凍サイクル 1
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 15章
蒸気圧縮冷凍サイクル 2
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 ガスサイクル(2) 連続仕事を取り出すためのガスサイクル(Ⅱ) 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 中間まとめ 第1~8週の範囲についてのまとめ
第1~8週の範囲についてのまとめのための準備を行う事.
第11回 第12章
12.4 湿り気体
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 第12章
多成分系の理想気体(12.1, 12.2, 12.3)
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 小テストまとめ
小テスト内容,第12週までの確認
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 第16章 化学反応
予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 総合 第1~14週の範囲について確認を行う.
第1~14週の範囲について確認を行うための対策を準備すること.
第16回 期末試験 第1~15週の範囲について確認を行う. 第1~15週の範囲について確認を行うための対策を準備すること.
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト 5%程度、確認テスト 10%程度,中間テスト&期末テスト 85%程度
インフルエンザ,コロナなどの出校停止以外の定期試験の特別対応はしない.
教科書にかかわる情報
教科書 書名 熱力学 ISBN 9784254237948
著者名 松村幸彦・遠藤琢磨 編著 出版社 朝倉書店 出版年 2015
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 わかりやすい熱力学  第3版 ISBN 9784627600133
著者名 一色尚次、北山直方 共著 出版社 森北出版 出版年 2012
参考書 書名 例題でわかる工業熱力学 ISBN 9784627673410
著者名 平田哲夫、田中誠、熊野寛之 共著 出版社 森北出版 出版年 2008
備考
メッセージ
機械工学科では,工業熱力学を熱機器の現場で十分応用できることが求められる.多くの演習課題に当たり実務的問題が解決できる真の能力を付けてほしい.
インフルエンザ,コロナなどの出校停止以外の定期試験の特別対応はしない.
キーワード
オットーサイクル,ディーゼルサイクル,ブレイトンサイクル,ランキンサイクル,冷凍サイクル,
理想気体の法則,熱力学第一法則,
熱効率,成績係数,
多成分理想気体,湿り気体,
蒸気表,モリエ線図,湿度図表
持続可能な開発目標(SDGs)

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
関連科目
流体力学Ⅰ
工業熱力学Ⅰ
内燃機関
履修条件
連絡先
随時受け付け(相談可,内線 9122)
メールアドレス tano@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
オフィスアワー 平日 17:00までとする.(メールも同様とする)
定期試験1週間前の質問には答えない.

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