タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金5~6 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062130510 機械加工学[Machining Processes] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
中原 佐[NAKAHARA Tasuku]
担当教員[ローマ字表記]
中原 佐 [NAKAHARA Tasuku]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義は、製品設計・開発業務における除去加工法について概観する。各種除去加工の原理と方法及び加工機構、工具と加工機械の名称と使い方、各加工法により加工できる形状およびできない形状を理解してその適用範囲を知り、製作したい形状に対して適した加工方法を選択できる能力を身につけられるよう、機械設計・製作について必要な素養を養う。
授業の到達目標
知識・理解の観点
1.機械製作技術の歴史及び機械製作技術の原理・方法を理解して、それを応用することができる。
2.各製作技術の特徴、製作できる形状、できない形状を説明できる。
3.機械製作技術の全体の流れを説明できる。
思考・判断の観点
1.製作したい形状に対して、適した製作技術を選択できる。
2.既存製品の製作技術を分析できる。
3.製作技術を組み合わせた製作工程を提案できる。
関心・意欲の観点
1.身の回りの品物の製作技術に関心を持ち、自分の知識と照らし合わせようと思うことができる。
2.同じ製作技術で製作されたものを複数あげることができる。
態度の観点
1.レポート課題に対して、主体的かつ積極的に取り組むことができる。
技能・表現の観点
1.既存製品について適切に情報収集を行うことができる。
2.製作工程における製品形状の変化を、的確に表現できる。
3.デザイナーなどの専門外の人に対しても、図を用いて三次元形状を的確に表現し、かつ適切な文章で説明できる。
授業計画
【全体】
切削加工法、研削加工法、特殊加工法および微細加工法について講義する。教科書を中心に講義を進める。
(担当形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 切削工具の材質と特徴 切削に使われる工具材料の種類と物性について述べる。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第2回 切削機構 切削現象が生じる場の物理モデルについて述べる。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第3回 切削条件 切削条件が物理現象に及ぼす影響について述べる。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第4回 旋削加工1 旋削加工について述べる。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第5回 旋削加工2 旋盤(普通旋盤,倣い旋盤,多軸自動盤,立旋盤)を使用した加工方法について述べる。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第6回 フライス加工1 フライス加工について述べる。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第7回 フライス加工2 フライス加工の所要動力と切削量について述べる。 ・授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・指示に従ってレポート課題1回目の作成を始める。レポー ト作成に2時間以上をかける。
第8回 フライス加工3 フライス盤,CNCフライス盤を用いた加工方法について述べる。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第9回 穴あけ作業 ドリルなどを用いた方法について述べる。 ・授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・レポート課題1回目の〆切までにレポートを提出する
第10回 歯切り作業 歯車の加工方法について述べる。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第11回 研削加工1 砥石を使用した加工方法の基礎について述べる。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第12回 研削加工2 砥石を使用した加工方法の応用について述べる。 ・授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・指示に従ってレポート課題2回目の作成を始める。レポー ト作成に2時間以上をかける。
第13回 精密加工、特殊加工 砥粒を用いた精密加工法、レーザ・放電加工などの特殊な加工法について述べる。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第14回 微細加工 マイクロマシニングなど微細加工技術について述べる。 ・授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
・レポート課題2回目の〆切までにレポートを提出する
第15回 まとめ これまでの講義内容の復習および期末試験に関する説明をおこなう。 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
第16回 期末試験 筆記試験 授業計画に沿って、準備学習および復習を合わせて4時間程度の学習を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
2回のレポートおよび小テスト、期末試験の結果で評価する。小テスト10点、レポート30点、期末試験60点の合計100点とし、60点以上を合格とする。また3分の2以上の講義への出席、および期末試験を受けることが欠格条件である。
出席は、小テストへの解答でも判断する。

小テスト 10%、レポート 30%、学期末の筆記テスト 60%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 新編 機械加工学 ISBN 9784320080553
著者名 橋本文雄、山田卓郎 出版社 共立出版 出版年 1990
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
加工方法により加工できる形状は限られます。設計する際に、加工できない部品を設計してしまう失敗を防ぐために、加工方法を理解することは重要です。
キーワード
切削加工、研削加工、精密加工、砥粒加工、特殊加工、微細加工、工業材料の性質と機能、工作機械、表面加工、加工機械、マイクロ/ナノ加工
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
機械基礎製図I、機械基礎製図II、機械工作学、機械設計論、ものづくり創成実習Ⅱ
履修条件
連絡先
機械工学科 中原 佐
E-mail: tasuku@yamaguchi-u.ac.jp
Tel:0836-85-9163
オフィスアワー
毎週水曜日13:00-14:30。
上記の教員宛にメールで連絡すること。

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