タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金3~4 演習  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062220142 構造力学演習II[Structural Mechanics Exercise II] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
麻生 稔彦[ASOH Toshihiko]
担当教員[ローマ字表記]
麻生 稔彦 [ASOH Toshihiko]
特定科目区分   対象学生 東アジア 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
橋梁などの社会基盤構造物を設計するための基礎的な力学として構造力学IIの学習内容に沿って演習し,授業内容を身につける.
授業の到達目標
【知識・理解の観点】
(1)柱の座屈に関する問題を解答できる.
(2)静定構造と不静定構造に関する問題を解答できる.
(3)仮想仕事の原理を用いて静定構造のたわみを求める問題を解答できる.
(4)ひずみエネルギーを求める問題を解答できる.
(5)カステリヤノの定理を用いて静定構造や不静定構造のたわみを求める問題を解答できる.
(6)最小仕事の原理を用いて静定構造や不静定構造のたわみを求める問題を解答できる.
(7)不静定構造物から静定基本構を作図し,余力法を用いて不静定構造の反力やたわみを求める問題を解答できる.

【関心・意欲の観点】
(1)授業に継続的に出席し,必要演習を行う.
(2)自ら演習を行い,理解を深める.

【技能・表現の観点】
(1)相反定理に関する考え方を用いて静定はりやトラス,不静定構造の影響線を作図できる.
(2)不静定構造物から静定基本構を作図し,余力法を用いて不静定構造の断面力分布図を作図できる.
授業計画
【全体】
この科目は構造力学IIと密接に関連しています.
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 柱の座屈(1) 構造力学Ⅰの範囲の静定構造問題について復習する. 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第2回 柱の座屈(2) 柱の座屈方程式を用いた演習を行う. 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第3回 仮想変位の原理 仮想変位の原理を用いた静定はりの演習を行う. 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第4回 仮想仕事の原理(1) 仮想仕事の原理を用いた静定はりの演習を行う. 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第5回 仮想仕事の原理(2) 仮想仕事の原理を用いた静定トラスの演習を行う. 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第6回 中間まとめ ・第1〜5週の講義内容についてまとめる 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第7回 相反定理(1) 相反定理を用いたによるはりのたわみの影響線の演習
演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第8回 相反定理(2) 相反定理を用いたトラスの影響線の演習 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第9回 ・カステリアノの定理(1) カステリヤノの定理を用いた静定構造の演習を行う 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第10回 ひずみエネルギー最小の定理 ひずみエネルギー最小の原理を用いた不静定構造の演習を行う. 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第11回 中間まとめ
・第7〜10週の講義内容についてまとめる 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第12回 不静定構造物(1) ・余力法を用いた不静定構造(はり)の演習を行う.
演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第13回 不静定構造物(2) ・余力法による不静定(ラーメン)構造の演習を行う. 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第14回 不静定構造物(3) ・余力法による不静定(トラス)構造の演習を行う 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
第15回 全体まとめ ・全体のまとめをおこなう. 演習レポートを提出すること(目安2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
演習レポートで評価します(100%).各回の演習レポートを10点満点で採点し,総和を100点に換算する.その際,小数点以下は切り捨てる.
教科書にかかわる情報
教科書 書名 構造力学【不静定編】 ISBN 9784627425231
著者名 崎元達郎著 出版社 森北出版 出版年 2021
教科書 書名 構造力学【静定編】 ISBN 9784627425132
著者名 崎元達郎著 出版社 森北出版 出版年 2021
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 構造力学問題集 : 基礎的な演習問題をランク別に集録 ISBN 4627463723
著者名 赤木知之, 色部誠共著 出版社 森北出版 出版年 2002
参考書 書名 構造工学の基礎と応用 : 例題で学ぶ ISBN 4765516431
著者名 宮本裕著者代表 出版社 技報堂出版 出版年 2003
参考書 書名 よくわかる三力「構造力学・土質力学・水理学」演習 ISBN 4485300331
著者名 山本哲朗編著 ; 朝位孝二, 進士正人, 鈴木素之著 出版社 電気書院 出版年 2008
参考書 書名 公務員試験にでる!構造力学 : 地方上級・労働基準監督官・国家II種・国家I種 ISBN 4627465319
著者名 米田昌弘著 出版社 森北出版 出版年 2005
参考書 書名 構造力学徹底演習 : ステップアップで実力がつく : 基礎から応用まで243問詳細解答 ISBN 4627465610
著者名 鈴木基行著 出版社 森北出版 出版年 2006
備考
メッセージ
この科目は,以下に示す社会建設工学科(社会建設工学コース)の学習・教育目標に対応する.これらの目標を満足することがこの授業科目の目的である
構造力学Ⅰ演習
(B)技術に対する向上心と倫理観をはぐくむ
B-1 自主的かつ継続的に学習できる能力
キーワード
構造力学,不静定構造,柱,エネルギー,仮想仕事の原理,カステリヤノの定理
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
構造力学I,構造力学演習I,構造力学II
履修条件
連絡先
機械社建棟6F,612号室
aso@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
特に設けていません.いつでもどうぞ.
不在の場合が多いので,できるだけ事前にメールで予約ください.

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