開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木5~8
実験・実習
9.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1062220310
建設基礎実験I[Basic Experiments on Civil Engineering I]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
軸屋 雄太[JIKUYA Yuta]
ー
担当教員[ローマ字表記]
軸屋 雄太 [JIKUYA Yuta], 山田 悠二 [YAMADA Yuji], 山本 浩一 [YAMAMOTO Koichi], 大中 臨 [ONAKA Nozomu]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
構造・材料,地盤,水環境の各分野において,用いられる材料のパラメータの決定あるいは対象物の挙動を把握するための試験法および調査法に関する基礎力を取得するとともに,実験を通じて各分野の理解度を深めることを目的とする.
構造・材料,地盤,水環境の各分野における代表的な試験方法を説明し,実験を行う学生に技術的助言を行う.
授業の到達目標
【知識・理解の観点】
(1)実験に用いる試験器具類を適切に取り扱うことができる.
(2)実験方法等をきちんと文書で説明できる.
(3)実験データを適切に整理できる.
【思考・判断の観点】 実験結果に,充分な考察を加えることができる.
【関心・意欲の観点】
(1)実験実習に積極的に参加し,共同作業を行うことができる.
(2)各試験法の目的・手段を理解し,計画的に実行できる.
本科目は以下に示す社会建設工学科の学習・教育目標に対応します.
(C)実務に応用できるデザイン能力をはぐくむ
C-2 課題を創意・創作・工夫により解決し,形にする能力
授業計画
【全体】
学生は少人数の班に分かれ,構造・材料,地盤,水環境分野の実験に取り組む.
また,授業時間外に課題(予習課題や実験報告書など)に取り組み,決められた日時までに提出する.
班によって,取り組む実験の順番が異なる.下表はあくまでも一例であり,実際のスケジュールなど詳細な実施方法は初回のガイダンス時に示す.
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
各実験の概要説明と実験実習に対する注意を行う.
担当教員:全員
実験の予習に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第2回
土質実験
土質実験(土の圧密試験)に関する演習を行う.
担当教員:軸屋雄太
演習の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第3回
構造・材料実験
構造・材料実験(1週目)
【コンクリートの配合設計】を行う.
担当教員:山田悠二
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第4回
構造・材料実験
構造・材料実験(2週目)
【鉄筋の引張試験】【モルタルの練混ぜ】を行う.
担当教員:山田悠二
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第5回
構造・材料実験
構造・材料実験(3週目)
【コンクリートの練混ぜ】【モルタルの力学試験】を行う.
担当教員:山田悠二
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第6回
構造・材料実験
構造・材料実験(4週目)
【コンクリートの力学試験】【コンクリートの非破壊試験】を行う.
担当教員:山田悠二
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第7回
土質実験
土質実験(1週目)
スケジュール表に従って,【土の液性限界・塑性限界試験】【土粒子の密度試験,砂の最小密度・最大密度試験】【土の一軸圧縮試験】【土の透水試験】【土の三軸圧縮試験】【アルミ丸棒積層体のせん断および擁壁土圧実験】の内から一つの実験を行う.
担当教員:軸屋雄太
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第8回
土質実験
土質実験(2週目)
スケジュール表に従って,【土の液性限界・塑性限界試験】【土粒子の密度試験,砂の最小密度・最大密度試験】【土の一軸圧縮試験】【土の透水試験】【土の三軸圧縮試験】【アルミ丸棒積層体のせん断および擁壁土圧実験】の内から一つの実験を行う.
担当教員:軸屋雄太
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第9回
土質実験
土質実験(3週目)
スケジュール表に従って,【土の液性限界・塑性限界試験】【土粒子の密度試験,砂の最小密度・最大密度試験】【土の一軸圧縮試験】【土の透水試験】【土の三軸圧縮試験】【アルミ丸棒積層体のせん断および擁壁土圧実験】の内から一つの実験を行う.
担当教員:軸屋雄太
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第10回
土質実験
土質実験(4週目)
スケジュール表に従って,【土の液性限界・塑性限界試験】【土粒子の密度試験,砂の最小密度・最大密度試験】【土の一軸圧縮試験】【土の透水試験】【土の三軸圧縮試験】【アルミ丸棒積層体のせん断および擁壁土圧実験】の内から一つの実験を行う.
担当教員:軸屋雄太
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第11回
水環境実験
水環境実験(1週目)
スケジュール表に従って,【水理実験(開水路実験)】【環境実験(凝集沈殿実験)】の内から一つの実験を行う.
担当教員:山本浩一,大中臨
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第12回
水環境実験
水環境実験(2週目)
スケジュール表に従って,【水理実験(開水路実験)】【環境実験(凝集沈殿実験)】の内から一つの実験を行う.
担当教員:山本浩一,大中臨
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第13回
水環境実験
水環境実験(3週目)
スケジュール表に従って,【水理実験(開水路実験)】【環境実験(凝集沈殿実験)】の内から一つの実験を行う.
担当教員:山本浩一,大中臨
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
第14回
水環境実験
水環境実験(4週目)
スケジュール表に従って,【水理実験(開水路実験)】【環境実験(凝集沈殿実験)】の内から一つの実験を行う.
担当教員:山本浩一,大中臨
実験の予習または報告書の作成に取り組む(学修時間の目安:1時間).
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 95% D: --%
成績評価法
ガイダンスとすべての実験に出席し,期限内にすべての課題(予習課題や実験報告書など)を提出して,その課題の評価によって構造・材料,地盤,水環境それぞれのテーマで60点以上を得た場合に合格とする.水環境テーマについては水理実験と環境実験のそれぞれについて60点以上の評価を得る必要があり,水理実験と環境実験の評価の平均をもって水環境テーマの評価とする。
評価点は最終的に全3テーマに関する平均点とする.
宿題・授業外レポート 100%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
土木材料実験指導書
ISBN
9784810610758
著者名
土木学会 土木材料実験指導書編集小委員会
出版社
丸善(株)
出版年
2023
教科書
書名
土質試験基本と手引き(第三回改訂版)
ISBN
9784886441270
著者名
地盤工学会
出版社
丸善(株)
出版年
2022
備考
その他,必要に応じて資料を配布する.
参考書にかかわる情報
参考書
書名
構造実験のてびき
ISBN
9784810606515
著者名
土木学会構造工学委員会構造実験指導書編集小委員会
出版社
土木学会
出版年
2009
備考
メッセージ
遅刻・欠席しないこと,課題を期限内に適切な内容で提出することに,十分注意して下さい.
キーワード
構造・材料実験,土質実験,水環境実験
持続可能な開発目標(SDGs)
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
建設材料学,土質力学I・II,水理学I・II,構造力学I・II,衛生工学I・II,環境保全工学,複合構造工学I・II,鋼構造工学I・II
履修条件
連絡先
軸屋雄太
Tel:0836-85-9316
E-mail:yuta-j@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
実験により担当者が異なります.
問い合わせ先は,初回のガイダンス時に説明します.
軸屋のオフィスアワーは,金曜日16:00 - 17:00(ただし事前確認が必要)
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