タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金1~2 講義 1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062320090 有機化学II[Organic ChemistryⅡ] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
岡本 浩明[OKAMOTO Hiroaki]
担当教員[ローマ字表記]
岡本 浩明 [OKAMOTO Hiroaki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
化学II,有機化学I に引き続き,有機化合物の構造と性質,化学変化を系統的に捉え,有機化学の基礎的知識を把握・理解する。
授業の到達目標
・カルボニル化合物(アルデヒド、ケトン、カルボン酸、カルボン酸誘導体)やアミン化合物についてそれらの性質を理解する。
・カルボニル合物やアミン化合物の反応や反応機構について理解する。
・ベンゼンの置換基の反応性について理解する。
授業計画
【全体】
カルボニル化合物、アミン化合物、芳香族化合物の構造、反応性やその基本原理を含む有機化学について学ぶ。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 17章(1) アルデヒドとケトン アルコール・ケトンの命名
アルデヒドおよびケトンの合成法
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 17章(2) カルボニル基の化学 カルボニル基の可逆的付加反応
カルボニル化合物の官能基変換反応
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 18章(1) エノール、エノラートとアルドール縮合 ケトーエノール互変異性
エノラートイオンを経由する反応
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 18章(2) α,β―不飽和アルデヒドおよびケトン α,β―不飽和アルデヒドおよびケトンの反応
Michael付加反応/Robinson環化反応
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 19章(1) カルボン酸の性質 カルボン酸の命名
カルボン酸の合成法
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 19章(2) カルボン酸の反応と合成 カルボン酸の反応
カルボン酸誘導体の反応
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 20章(1) カルボン酸誘導体の性質
カルボン酸やカルボン酸誘導体の反応性の違い
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 20章(2) カルボン酸誘導体の反応と合成 カルボン酸誘導体の官能基変換反応 予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 中間演習(17章~20章の演習) 17章~20章の記述方式の演習 復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 21章(1) アミンおよびその誘導体 アミン化合物の命名法
アミン化合物の合成
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 21章(2) 窒素を含む官能基 窒素を含む官能基の反応 復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 22章(1) ベンゼンの置換基の反応性 ベンジル系の共鳴安定化
ベンジル位の反応性
復習(演習問題の解答)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 22章(2) アルキルベンゼン、フェノールおよびアニリン アルキルベンゼン類・フェノール類・アニリン類の命名法
フェノール類・アニリン類の反応性
復習(演習問題の解答、レポート作成)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 23章(1) エステルエノラートとClaisen縮合 Claisen縮合反応のメカニズム
交差Claisen縮合反応、分子内Claisen縮合反応
復習(演習問題の解答)及び予習(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 23章(2) β―ジカルボニル化合物の合成 β―ジカルボニル化合物の反応と合成 復習(学修時間の目安:4時間以上)
第16回 期末試験(17章~23章) 17章~23章に関する筆記試験 試験範囲に関する予習
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 10% D: --%
成績評価法
小テスト、授業に関連したレポート、筆記テストで評価します。
小テスト10%、レポート10%、筆記テスト80%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 ボルハルト・ショアー現代有機化学 ISBN 9784759820300
著者名 K.P.C. Vollhardt, N.E. Schore [著] ; 大嶌幸一郎 [ほか] 訳 出版社 化学同人 出版年 2020
教科書 書名 ボルハルト・ショアー現代有機化学 ISBN 9784759820294
著者名 K.P.C. Vollhardt, N.E. Schore [著] ; 大嶌幸一郎 [ほか] 訳 出版社 化学同人 出版年 2019
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
化学の中で重要な位置を占める「物質生産」の重要な一角を担っているのが有機化学です。化学の専門家としては必須の学問分野ですのでしっかり勉強してください。一朝一夕に学習はなりません。毎日少しずつでも良いから勉強するようにしてください。有機化学の学習は、数学ではなく語学の習得とよく似ています。最後はどれだけ「長い時間を費やして勉強したか」で決まります。
キーワード
命名法、アルドール反応、クライゼン縮合反応、官能基の変換反応
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • つくる責任つかう責任
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
化学II(共通教育科目、履修対象者:工学部応用化学科)、有機化学I(工学部応用化学科専門科目)
履修条件
化学II(共通教育科目、履修対象者:工学部応用化学科)と有機化学I(専門科目、履修対象者:工学部応用化学科)に関する知識を要する。
連絡先
岡本浩明:oka-moto@@yamaguchi-u.ac.jp
@を一つ消去してください。
オフィスアワー
随時、事前にメールにて連絡すること。

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