タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 水1~2 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062320800 反応速度論[Chemical Kinetics] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
吉田 真明[YOSHIDA Masaaki]
担当教員[ローマ字表記]
吉田 真明 [YOSHIDA Masaaki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
基本的な化学反応速度論を学ぶとともに、具体的な応用方法についても学習する。
授業の到達目標
様々な反応過程を理解し、説明することができる。 速度式に基づいて実験データを判断することができる。 化学を論理的に捉えることに興味を持つ。 化学反応速度論を身近に感じることができる。 実験結果を反応速度論の観点から捉えることができる。反応速度論で学んだ概念を研究活動に応用できる。
授業計画
【全体】
前半は、基本となる速度式について学び、演習を通して理解度を確認する。後半は、様々な反応を個別に学習していく。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 講義の説明 講義で話す内容および意義、導入部の説明 復習 (4時間)
第2回 気体の分子運動 気体の運動論モデルについて 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第3回 液体中の分子運動 液体中における分子運動について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第4回 化学反応の速度式 実験法や反応速度式について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第5回 アレニウス式 アレニウス式について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第6回 逐次素反応・定常状態 速度データの解析について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第7回 律速段階・前駆平衡 律速段階や前駆平衡について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第8回 中間テスト 中間テスト 復習 (4時間)
第9回 連鎖反応・重合反応 連鎖反応や重合反応の速度式について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第10回 均一系触媒反応 酵素触媒反応の速度式について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第11回 固体表面の過程 不均一触媒作用の機構について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第12回 固体触媒反応 不均一触媒作用の機構について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第13回 電気化学反応 電極における諸過程について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第14回 光化学反応 光化学過程や光触媒反応について 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第15回 総括 これまでの化学反応速度論の講義についての総括 講義に関する宿題と復習 (4時間)
第16回 期末テスト 期末テスト 復習 (4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
(1) 「小テストや宿題」(25%)・「中間テスト」(25%)・「期末テスト」(50%)を総合して評価する。
(2) 「遅刻・欠席」や「小テストを真面目に解かない」、「講義中に無断で長時間退出する」など、授業態度が不十分な場合は総合評価から5点ずつ減点していく。
(3) 3回欠席すると欠格条件に該当するため、最終評価で高得点の場合のみ救済する。4回以上欠席はそのまま欠格条件が適用される。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 アトキンス物理化学 下 第10版 ISBN 9784807909094
著者名 P. Atkins, J. de Paula 出版社 東京化学同人 出版年 2017
備考
適宜、オリジナル資料を配布している。
参考書にかかわる情報
備考
一般的な物理化学の教科書、物理化学演習書を参考にしてほしい。
メッセージ
欠格条件を設定しているので、講義には必ず出席するようにしてください。
出席をとりつつ、毎回小テストを行っているので、休むと不利になります。
単位をとれていない人は欠席が多い傾向にあるので、気をつけてもらえればと思います。
講義前に連絡した上で、病気の場合は病院の診断書を、冠婚葬祭の場合は日時場所の分かる書類を持ってきてくれれば、授業評価が不利にならないように配慮します。

対面講義を基本としますが、「受講生の利便性」や「補講の際に部屋が確保できないこと」を考え、オンラインで講義を行うときがあるかもしれません。
その場合は別途指示します。メールで連絡するので、修学支援システムのメールを確認する習慣をつけてください。
キーワード
物理化学、反応速度論
持続可能な開発目標(SDGs)

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
「量子化学」と「応用化学実験II」と相補的に進めていきます。
物理化学I、物理化学II、化学工学、高分子化学、電気化学、化学計測技術論と一部関連します。
履修条件
物理化学Iおよび物理化学IIに関する知識を必要とする。
連絡先
吉田:yoshida3((at))yamaguchi-u.ac.jp, ((at))=@ (工学部総合研究棟7階712室)
オフィスアワー
水曜日(不在の場合もあるので事前にメールをください)

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