タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木5~10 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062330900 応用化学実験Ⅳ[Applied Chemistry Laboratory Ⅳ] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
星田 尚司[HOSHIDA Hisashi]
担当教員[ローマ字表記]
星田 尚司 [HOSHIDA Hisashi], 吉本 誠 [YOSHIMOTO Makoto], 吉本 則子 [YOSHIMOTO Noriko], 寺内 裕貴, 住谷 陽輔 [SUMIYA Yosuke]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 工学専門知識としての化学工学および生物工学の基礎的事項について,実験を通じて知識・理解と基礎力を養成するとともに、基本的な実験装置や実験操作についても学習する。実験に加え,得られた結果の図表化やプレゼンテーションによる説明の演習により,課題解決に必要な論理的思考力やプレゼンテーション能力を身につける。これらを、少人数単位のグループで行うことで,コミュニケーション能力やチームワーク力を養う。実験テーマごとに担当者が異なり,授業形態は複数です。
授業の到達目標
・実験準備を十分に行い,安全に注意を払いながら,テキストにしたがって実験操作を適切かつ積極的に実施できる。
・得られたデータを適切に整理・処理し,分かりやすい図表に表現できる。
・整理・処理,表現したデータについて、その現象や傾向が説明できるようになる。
・期日までに課題(レポート)を作成し提出できる。
授業計画
【全体】
オリエンテーションを含む3回の実験の説明の講義のあと,9テーマの実験を行う。実験テーマを半数程度及び全実験テーマ終了後にプレゼンテーション演習を行う。なお,実施する実験テーマの順序は学生ごとに異なる。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 全体説明
(星田)
応用化学実験Ⅳの概要説明とグループ分け。安全講習も行う。 安全講習の内容を復習しておく。
(学習時間の目安:2時間以上)
第2回 化学工学実験説明
(吉本誠,吉本則子,住谷)
化学工学実験の概要と原理,注意事項等の説明。 実験内容の復習をする。
(学習時間の目安:2時間以上)
第3回 生物工学実験説明
(寺内,星田)
生物工学実験の概要と原理,注意事項等の説明。 実験内容の復習をする。
(学習時間の目安:2時間以上)
第4回 物質移動分離操作 1
(吉本則子)
バッチ型吸着反応操作を行い、物質の移動過程を解析する。 テキストをよく読み,動画を視聴して実験に備えること。
実験レポートを作成する。
(学習時間の目安:2時間以上)
第5回 物質移動分離操作 2
(吉本則子)
カラム型吸着反応操作を行い、物質の移動過程を解析する。 テキストをよく読み,動画を視聴して実験に備えること。
実験レポートを作成する。
(学習時間の目安:2時間以上)
第6回 物質移動分離操作 3
(吉本則子)
膜分離を行い、物質の移動過程を解析する。 テキストをよく読み,動画を視聴して実験に備えること。
実験レポートを作成する。
(学習時間の目安:2時間以上)
第7回 平衡分離操作
(吉本誠,住谷)
蒸留操作を行い、平衡と分離結果の関係を解析する。 テキストをよく読み,動画を視聴して実験に備えること。
実験レポートを作成する。
(学習時間の目安:2時間以上)
第8回 プレゼンテーション演習1
(寺内,住谷,吉本則子,吉本誠,星田)
これまでに行った実験テーマから一つを指定してプレゼンテーション演習を行う。 プレゼンテーションの準備をする。
(学習時間の目安:2時間以上)
第9回 反応速度解析
(吉本誠,住谷)
酵素反応速度を実測して解析する。 テキストをよく読み,動画を視聴して実験に備えること。
実験レポートを作成する。
(学習時間の目安:2時間以上)
第10回 流体の性質
(吉本誠,住谷)
粒子の沈降現象に基づいて流体の性質を解析する。 テキストをよく読み,動画を視聴して実験に備えること。
実験レポートを作成する。
(学習時間の目安:2時間以上)
第11回 遺伝子工学実験1
(寺内,星田)
細胞への遺伝子導入を行う。 テキストをよく読み,動画を視聴して実験に備えること。
実験レポートを作成する。
(学習時間の目安:2時間以上)
第12回 遺伝子工学実験2
(寺内,星田)
遺伝子を増幅する方法PCRを行う。 テキストをよく読み,動画を視聴して実験に備えること。
実験レポートを作成する。
(学習時間の目安:2時間以上)
第13回 遺伝子工学実験3
(寺内,星田)
遺伝子を導入した細胞を用いて,組換えタンパク質の生産を行う。 テキストをよく読み,動画を視聴して実験に備えること。
実験レポートを作成する。
(学習時間の目安:2時間以上)
第14回 プレゼンテーション演習2-1
(寺内,住谷,吉本則子,吉本誠,星田)
後半に行った実験テーマから一つを指定して,プレゼンテーション演習のための資料作成を行う。 プレゼンテーションの準備をする。
(学習時間の目安:2時間以上)
第15回 プレゼンテーション演習2-2
(寺内,住谷,吉本則子,吉本誠,星田)
後半に行った実験テーマから一つを指定してプレゼンテーション演習を行う。 プレゼンテーションの準備をする。
(学習時間の目安:2時間以上)
第16回 定期試験
(寺内,住谷,吉本則子,吉本誠,星田)
Evaluate the level of understanding of this lecture by periodic examinations. 講義資料を用いて講義内容を復習する。
事前学習2時間以上を行うこと。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 20% C: 50% D: 10%
成績評価法
レポート(実験態度,プレゼンテーションを含む) 100%
出席とレポート提出は必須条件であり、欠席・未提出により欠格を判断する。
教科書にかかわる情報
備考
各実験テーマの内容,事前課題等をまとめたテキストをWEBで配布する。
参考書にかかわる情報
備考
関連する講義の教科書を随時参照する。
メッセージ
実験テキストを予め熟読し、実験操作の動画も視聴して,実験内容や操作方法を十分理解しておくこと。
キーワード
物質移動分離操作,バッチ吸着反応,カラム型吸着反応,膜分離,平衡分離操作,蒸留,反応速度解析,流体の性質,粒子の沈降現象,形質転換,遺伝子,タンパク質,PCR,プラスミド,電気泳動,コロニー,酵素活性,組換えDNA,酵母,大腸菌
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
生物化学Ⅰ,生物化学Ⅱ,化学工学Ⅰ,化学工学Ⅱ,微生物学,遺伝子工学,生物化学工学,化学プロセス設計
履修条件
連絡先
hoshida@yamaguchi-u.ac.jp
または各テーマを担当する教員へ
オフィスアワー
随時可能であるが,実験時間やその前後が最も効率的。

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