タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金5~8 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062420099 ものづくり創成実習II[Design & Engineering Practice II] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
Du Xin[Du Xin]
担当教員[ローマ字表記]
Du Xin [Du Xin], 倉井 聡 [KURAI Satoshi], 岸本 堅剛 [KISHIMOTO Kengoh], 足立 亮介
特定科目区分   対象学生 電気 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
ものづくりに関する基本的知見を習得するために電気,電子工学における基礎知識と実験技術を習得する.さらに,レポート作成・指導を通して,実験内容および結果の適切な表現方法を身につける.
授業の到達目標
1.ものづくりに関する基本的知見を習得するために電気,電子工学における基礎知識と実験技術を習得する.
2.レポート作成・指導を通して,実験内容および結果の適切な表現方法を身につける.
授業計画
【全体】
割り当てられた実験テーマについて実験を行う。実験終了後、レポートを作成し,指定された期日迄に提出する。後日,提出されたレポートについてレポート指導(提出内容の不備,改善点の指摘)を受ける。実験テーマの実施スケジュールについては第1週のオリエンテーション時に調整を行う。授業計画の第2週以降の項目の実施順序や割り当ては,受講生ごとに異なる(講義支援システムMoodle3に掲示する)。
担当形態:クラス分け後,テーマごとに複数教員により並列で実施する。各回の担当教員名はオリエンテーション時に通知する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション 学生実験受講上の注意,実験スケジュールの調整,安全上の注意について説明する. (1) 受講前に,moodle2から資料をダウンロードして熟読しておくこと.(学修時間の目安:0時間)
第2回 CR回路の過渡特性 (1) CR回路の充電,放電特性について理解する.(2) 実験機器を用いた過渡電流の計測技術を把握する.(3) 過渡電流の理論値の導出手順を習得する.(4) 過渡電流の測定値からキャパシタンスの正確な値を推定する. (1) 受講前に,実験指導書の予習課題を済ませておく.
(2) 実験翌週に設けられた〆切日までに実験レポートを作成・提出する.
(学修時間の目安:3時間)
第3回 LCフィルタの設計 (1) 低周域通過フィルタ,高周域通過フィルタ,帯域通過フィルタの概念について理解する.(2) 原形回路と周波数変換の考え方を用いて実現回路を設計する.(3) 各種受動フィルタの実装と特性試験手順を習得する. (1) 受講前に,実験指導書の予習課題を済ませておく.
(2) 実験翌週に設けられた〆切日までに実験レポートを作成・提出する.
(学修時間の目安:3時間)
第4回 非正弦波交流の周波数分析 (1) 帯域通過フィルタを用いて非正弦波交流信号(矩形波,三角波)の周波数スペクトルを測定する.(2) 非正弦波交流信号のフーリエ展開を計算する.(3) 周波数スペクトルとフーリエ級数の関係を理解する. (1) 受講前に,実験指導書の予習課題を済ませておく.
(2) 実験翌週に設けられた〆切日までに実験レポートを作成・提出する.
(学修時間の目安:3時間)
第5回 ダイオードを用いた波形操作と整流回路 (1) ダイオードを用いた整流回路の電流-電圧特性を素子の非線形性から理解する.(2) ダイオードを用いた波形操作回路(クリッパ,リミッタ,クランパ等)の各動作の違いを理解する. (1) 受講前に,実験指導書の予習課題を済ませておく.
(2) 実験翌週に設けられた〆切日までに実験レポートを作成・提出する.
(学修時間の目安:3時間)
第6回 トランジスタ増幅回路 (1) 接合型トランジスタを用いた抵抗負荷エミッタ接地低周波増幅器の小振幅特製を測定し,トランジスタ増幅器の基本特性を理解する.(2) エミッタ接地トランジスタ増幅回路作成を通じて,基本的な実験技術を身につける. (1) 受講前に,実験指導書の予習課題を済ませておく.
(2) 実験翌週に設けられた〆切日までに実験レポートを作成・提出する.
(学修時間の目安:3時間)
第7回 真空技術と気体の放電特性 (1) ガイスラー管内の放電現象の圧力変化を気体放電の立場から理解する.(2) 真空装置(ロータリーポンプ,水銀圧力計,ピラニー真空計,ガイスラー管等)が操作する.(3) 圧力計(電離真空計,ピラニー真空計),真空ポンプ(ロータリーポンプ,拡散ポンプ)の原理を理解する. (1) 受講前に,実験指導書の予習課題を済ませておく.
(2) 実験翌週に設けられた〆切日までに実験レポートを作成・提出する.
(学修時間の目安:3時間)
第8回 電子回路の製作(1) マイコン実験ボード(Arduino互換機)の初期設定を行った後,簡単なプログラムによる動作テストを行う. (1) 受講前に,実験指導書の内容を全て済ませておく(チェック表による確認を行う).実験時間中は自習した実験についての質問対応,進捗確認を行う.
(学修時間の目安:3時間)
第9回 電子回路の製作(2) 例題および応用課題を通じて,マイコン実験ボードの入出力,およびプログラミングの学習を行う.  (1) 受講前に,実験指導書の内容を全て済ませておく(チェック表による確認を行う).実験時間中は自習した実験についての質問対応,進捗確認を行う.
(学修時間の目安:3時間)
第10回 電子回路の製作(3) 2週目までの学習内容を元に各自が自由に考えたシステムを作製する.次週プレゼンテーションに用いる発表スライドを作成する. (1) 受講前に,実験指導書の内容を全て済ませておく(自由製作システムのアイデア考案,デバイス選定,プログラム作製,動作の確認・検証・調整,プレゼンテーションの題目考案).実験時間中は自習した実験についての質問対応,進捗確認を行う.
(学修時間の目安:3時間)
第11回 電子回路の製作(4) 3週目までの自由製作の成果についてプレゼンテーションを行う.また,プレゼンテーション内容について相互に議論・評価する. (1) 受講前に,自由製作した回路についてのプレゼンテーション資料の作製,発表練習を済ませる.
(2) 受講前に,レポートも作成しておく.
(3) 受講後に,事前に作成しておいたレポートに対して,発表時の指摘事項などに対する修正を行う.実験翌週に設けられた〆切日までに,これまでのチェック表、実験レポート,プレゼンテーション資料,およびプレゼンテーション相互評価票を提出する.
(学修時間の目安:3時間)
第12回 レポート指導1 各自が初回に作成したレポートについて添削指導を行う. (1) 実験翌週に設けられた〆切日までに実験レポートを修正・再提出する.
(学修時間の目安:1時間)
第13回 レポート指導2 各自が2回目に作成したレポートについて添削指導を行う. (1) 実験翌週に設けられた〆切日までに実験レポートを修正・再提出する.
(学修時間の目安:1時間)
第14回 レポート指導3 各自が3回目に作成したレポートについて添削指導を行う. (1) 実験翌週に設けられた〆切日までに実験レポートを修正・再提出する.
(学修時間の目安:1時間)
第15回 レポート指導4 各自が4回目に作成したレポートについて添削指導を行う. (1) 実験翌週に設けられた〆切日までに実験レポートを修正・再提出する.
(学修時間の目安:1時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 10% C: 50% D: 10%
成績評価法
レポート100%(ただし,一つでも未提出や未受理があれば,不合格である.)
教科書にかかわる情報
教科書 書名 実験指導書 ものづくり創成実習, 山口大学工学部電気電子工学教室編 ISBN
著者名 山口大学工学部電気電子工学教室 出版社 電子ファイルにてオンラインで提供 出版年
備考
○「電子回路の製作」で教材として使用するマイコン実験ボードを各自負担で購入してもらう.教材の費用は4000円前後を予定している.購入方法等の詳細は別途掲示板等を通じて連絡する.

○テキスト等はMoodleサービスを通じて最新のものを各自でダウンロードする.不定期に更新している.上級生を含む他者から譲り受けたファイルを使わない.

○Moodleサービスへのアクセス方法は以下に示すとおりである.
1) 山口大学情報基盤センター>トップ>サービスメニュー>講義支援システム (Moodleサービス)から「Moodle 3」にアクセスする.
https://www.cc.yamaguchi-u.ac.jp/guides/moodle/
2) 「ユーザ名」に「大学のメールアカウント名(@より前の⽂字列)」, 「パスワード」に「メールアカウント⽤パスワード」を入力してログインする.
3) コースカテゴリ内の「工学部」>「電気電子工学科 ものづくり創成実習2」を選択する.
4) 初回選択時に, コースに登録するように表⽰されるので, 登録キーに「yueee」を入力して登録する(※1).
5) 登録が正常に完了していれば, 学生実験のテキストがアップロードされているページが表示されるので, 各自必要なテキストをダウンロードする. なお, 4) の登録は初回のみ必要であり, 次回以降は2)のログイン完了後に当該ページへアクセス可能となる.

※1 登録しないと学⽣実験のテキストがアップロードされているページにアクセスできない.

参考書にかかわる情報
備考
参考書備考:実験指導書に実験テーマ毎に記載
メッセージ
1) 本実験関連の掲示物による連絡およびテキスト・実験関連情報(レポートや実験の注意事項など)のダウンロードは,「講義支援システム(Moodleサービス)」内の「電気電子工学科 ものづくり創成実習2」コースを利用して行う.具体的な利用方法については,「教科書その他の情報」の項に記述されている.
2) 第1回オリエンテーションの出席者を元に第2週以降の実験の班割りを決定する.受講希望者は第1回オリエンテーションに必ず出席すること.詳細は,Moodleサービス「電気電子工学科 ものづくり創成実習2」コース内の掲示板に掲示する.
3) 「電子回路の製作」に用いるマイコン実験ボードを教材として購入する必要がある(教材費は4000円前後を予定).詳細はMoodleサービス「電気電子工学科 ものづくり創成実習2」コース内の掲示板に掲示する.
4) 実験を受ける前に必ず予習を行い,実験内容を理解した上で当日の実験に臨んで欲しい.分からないことがあればメール・電話等で積極的に担当教員に質問してください.
キーワード
電気電子工学,実験
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
物理学,電気回路,電磁気学,計測工学,基礎電子回路,物理学基礎実験,ものづくり創成実習I
履修条件
連絡先
第1回オリエンテーション時に配布する資料に,各テーマ担当者の連絡先について記載している.

本科目とりまとめ責任者の連絡先は以下の通り(実験全体に係わる話はこちらに連絡のこと)
Du Xin
TEL:0836-85-9421
E-mail:duxin(a)yamaguchi-u.ac.jp (※(a)を@に変えて下さい)
オフィスアワー
第1回オリエンテーション時に配布する資料に,各テーマ担当者の連絡先について記載している.

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