タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 火1~2 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062420320 電気エネルギー工学[Electric Energy Engineering] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
山田 洋明[YAMADA Hiroaki]
担当教員[ローマ字表記]
山田 洋明 [YAMADA Hiroaki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
エネルギー・地球環境問題を念頭に置いて電気エネルギー発生を中心とし,エネルギー変換・輸送・貯蔵などの関連する分野の基礎知識を修得する。
授業の到達目標
従来の電気エネルギーの発生方法,新しいエネルギーの発生方法の原理を理解し説明できる。
各種発電方式の種々の問題点について指摘できる。
エネルギーの発生原理や各種発電方式の現状について,環境,省エネルギーの点から問題点を指摘できる。
各種エネルギー発生方法について関心を広げるとともに,地球規模の環境問題,エネルギー問題に対する意識を高める。
エネルギーが社会に与える影響,役割について積極的に考えることができる。
基本的な用語を正しく説明出来る。
授業計画
【全体】
基本的な用語の定義,電気エネルギーの発生に関する基礎原理について説明するとともに,それらの基本的な原理をどのように利用し実際にエネルギーを発生,伝送,貯蔵が行われているのかを説明する。
電力事業についての外部講師による講演や実際の発電施設見学を行い,電力事業に関して実務経験を有する教員等が,その実務経験を活かして,実用的な内容を中心とした情報を盛り込んだ授業を行う。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 エネルギーとエネルギー消費 エネルギーの概念,国内外のエネルギー消費,エネルギー資源の現状や環境問題について 予習として教科書1章,2章を読んでおくこと
(目安時間:準備学習2 時間と復習2 時間)
第2回 発電機のしくみ 機械-電気エネルギー変換について 予習として教科書3章を読んでおくこと
(目安時間:準備学習2 時間と復習2 時間)
第3回 熱力学の基礎 熱力学の基礎,カルノーサイクルについて 予習として教科書4章を読んでおくこと
(目安時間:準備学習2時間と復習2時間)
第4回 火力発電

熱-機械-電気エネルギー変換について 予習として教科書4章を読んでおくこと
(目安時間:準備学習2時間と復習2時間)
第5回 機械・電気エネルギーの貯蔵 機械,電気エネルギーのまま保存する方法について 予習として教科書12章を読んでおくこと
(目安時間:準備学習2 時間と復習2 時間)
第6回 発電施設見学(Ⅰ) 火力発電所施設の見学 見学日は講義時に指示する

新小野田発電所や火力発電についての予習をしておくこと
(目安時間:準備学習2時間と復習2時間)
第7回 中間試験 第5週までの範囲 第5週までの範囲をよく勉強しておくこと
(目安時間:復習4時間)
第8回 水力発電,風力発電 力学-機械-電気エネルギー変換について 予習として教科書6章,10章1節を読んでおくこと
(目安時間:準備学習2 時間と復習2 時間)
第9回 化学エネルギーによる貯蔵 エネルギー密度の比較,化学エネルギーとして保存する方法について 予習として教科書7章,12章を読んでおくこと
(目安時間:準備学習2 時間と復習2 時間)
第10回 電力事業についての外部講師による講演 電力事業,送配電事業についての外部講師による講演 送発分離(発電事業,送配電事業の分離)について調査しておくこと
(目安時間:準備学習2 時間と復習2 時間)
第11回 太陽光発電,熱電発電 熱拡散-電気エネルギー変換について 予習として教科書8章,9章を読んでおくこと
(目安時間:準備学習2時間と復習2時間)
第12回 電池,燃料電池 化学-電気エネルギー変換について 予習として教科書7章を読んでおくこと
(目安時間:準備学習2時間と復習2時間)
第13回 原子力発電 量子-熱-電気エネルギー変換について 予習として教科書5章を読んでおくこと
(目安時間:準備学習2時間と復習2時間)
第14回 発電施設見学(Ⅱ) 火力発電所施設の見学 見学日は講義時に指示する

新小野田発電所や火力発電についての予習をしておくこと
(目安時間:準備学習2時間と復習2時間)
第15回 総括 これまでの内容の復習および予備日 講義で学習した内容を復習する
(目安時間:準備学習2時間と復習2時間)
第16回 期末試験 期末試験 講義で学習した内容をよく復習した上で受験する
(目安時間:復習4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
レポート,中間試験および期末試験で評価します。
レポート 20%,中間試験 40%,期末試験 40%

なお,6回以上の欠席で欠格となる。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 電気エネルギー概論 ISBN 9784274206429
著者名 依田正之編著 出版社 オーム社 出版年 2008
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
電気電子工学者として総合的な観点からエネルギー問題を理解していただきたい。
キーワード
電気エネルギー,電力発生,エネルギー変換,送配電,新エネルギー
持続可能な開発目標(SDGs)

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
電気機器,電気エネルギー伝送工学
履修条件
電気回路および物理学に関する知識を必要とする。
連絡先
山田 洋明 (hiro-ymd@yamaguchi-u.ac.jp)
オフィスアワー
基本的に教員在室時に対応する。

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