タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 水7~8 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062430340 コンピュータハードウェア[Computer Architecture] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
中島 翔太[Nakashima Shota]
担当教員[ローマ字表記]
中島 翔太 [Nakashima Shota]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
コンピュータの基本構成、および動作原理を正しく理解し、コンピュータを応用するために必要な工学的知識を解説する。
具体的には、「基本情報技術者試験のコンピュータ科学基礎およびコンピュータシステム分野の問題を8割程度解けること」を目標とする。
また、講義中にはコンピュータの構成機器に実際に触れて体験し、動作原理の理解を深める。
授業の到達目標
・命令セットとアドレス指定方式の概要を説明できる。
・演算装置と制御装置の概要を把握し、簡潔に記すことができる。
・記憶装置と入出力装置の概要を記述できる。
・論理回路と論理関数を理解し、回路設計を行うことができる。
・コンピュータの高速化に関する種々の具体的な課題を指摘できる。
・コンピュータハードウェアに関する知識を自ら関心を持って学習している。
・コンピュータハードウェアの動作原理について理解を深める。
授業計画
【全体】
この授業では、コンピュータの動作の仕組みについて
下記の概要と動作について解説する。

・CPU(制御装置、演算装置)
・メモリ装置(主メモリ装置、補助メモリ装置)
・入出力装置
・コンピュータが動作する上で基礎となる論理回路と論理関数
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 コンピュータの概要 コンピュータの歴史と5大装置について説明する 授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第2回 命令セットアーキテクチャ CPUの中の制御装置の動作について説明する 授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第3回 データ形式 数値がコンピュータ内で表現される形式について説明する 授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第4回 演算アーキテクチャ コンピュータにおける演算の方法について説明する 授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第5回 制御アーキテクチャ(1) CPUが命令を実行するときの手順について説明する 授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第6回 制御アーキテクチャ(2) CPUの命令実行の高速化(パイプライン処理など)について説明する 第6回までの内容について演習問題などを復習し,中間試験に向けた準備すること学習時間の目安:8時間)
第7回 中間試験 第1回〜第6回までの範囲 第6回までの内容について、演習問題などを復習して、十分に理解を深めておくこと
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第8回 メモリアーキテクチャ (1) 主メモリ装置や補助メモリ装置の概要について説明する
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第9回 メモリアーキテクチャ(2) キャッシュメモリについて説明する 授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第10回 メモリアーキテクチャ(3) 仮想メモリについて説明する 授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第11回 入出力アーキテクチャ ・入出力装置について説明する
・入出力制御方式について説明する
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第12回 ブール代数とブール関数 ブール関数の基礎について述べる 演習問題を解くこと
また、デジタル回路の内容をよく復習しておくこと
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第13回 組合せ論理回路 加算器を例に、組合せ論理回路について解説する 授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間)
第14回 順序論理回路 主にフリップフロップについて説明する 過去の試験問題に取り組み期末試験に十分な準備をすること(学習時間の目安:8時間)
第15回 期末試験 期末試験 解けなかった問題について理解しておくこと(学習時間の目安:4時間)
第16回 総括 期末試験の内容を振り返る 理解が不十分な内容について把握し解き直すこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
試験・演習・レポートによる総合評価を行う。
期末試験40%、中間試験30%、演習・レポート20%、授業姿勢(積極性・参加度)10%
上記割合は若干変動する可能性あり。
教科書にかかわる情報
備考
オンラインで資料を配布
参考書にかかわる情報
参考書 書名 コンピュータの構成と設計 第2版 (上)(下) ISBN 9784822280567
著者名 パターソン、ヘネシー 出版社 日経BP社 出版年 1999
参考書 書名 コンピュータアーキテクチャの基礎 ISBN 9784764903043
著者名 柴山 潔 出版社 近代科学社 出版年 2003
備考
必要に応じて適宜指示する。
メッセージ
コンピュータハードウェアの内容には、これまで学んだ種々の科目(電子回路系、半導体、情報処理系)の知識が融合した形で入っており、電気電子分野の総合科目ともいえる。演習問題に積極的に取り組んで理解を深めるようにされたい。
キーワード
コンピュータ、ハードウェア、CPU、演算、制御、メモリ、入力、出力
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
基礎電子回路、デジタル回路、電磁気学
履修条件
連絡先
s-naka[at]yamaguchi-u.ac.jp
[at]の部分を@に書き換えてください。
オフィスアワー
水曜日 14:40~16:10

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