開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
金1~2
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1062520700
ITプロジェクトマネジメント及びISMS概論[Introduction to Project Management and ISMS]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
多田村 克己[TADAMURA Katsumi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
多田村 克己 [TADAMURA Katsumi], 山口 真悟 [YAMAGUCHI Shingo]
特定科目区分
対象学生
令和2年度以前入学者
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本科目は,プロジェクトマネジメント入門(以下,PMと略す)および情報セキュリティマネジメントシステム概論(以下,ISMSと略す)から構成される.PMではプロジェクトマネジメントの概要を理解し,その一領域であるタイムマネジメントを自らが行うスキルを修得することを目標とする.ISMSでは,情報セキュリティ対策に必要となる基礎的な知識と技術について修得し,それらを活用したマネジメント技術について理解する.本講義は,IT企業における研究開発業務の経験(勤務経験)を有する教員がISMSに関する講義を行う.
授業の到達目標
プロジェクトマネジメントおよび情報セキュリティマネジメントシステムの知識と技術を身につける
授業計画
【全体】
本科目は,PMとISMSから構成される.PMでは,プロジェクトマネジメントの概要を理解し,プロジェクトマネジメントの知識体系(PMBOK)の知識エリアの一つである「タイムマネジメント」について,自らがタイムマネジメントを行うスキル(計画/行動/評価/改善<PDCAサイクルを廻す>)を修得する.ISMSでは,ビジネスの実務において最低限必要な情報セキュリティの知識(情報セキュリティの概要から管理的対策)について理解する.なお,本講座は産業技術人材育成支援事業(IT人材育成強化加速事業)の一環として企業および行政の協力の下,開発されました.
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
プロジェクトマネジメントとは
・プロジェクトとは
・プロジェクトマネジメントとは
・プロジェクトマネジメントの要素(納期・コスト・品質)
・プロジェクトマネジメントのステップ立ち上げ/計画/実行/監視
・コントロール/終結
予習としてプロジェクトマネジメントについて調べておくこと(目安時間:4時間)
第2回
プロジェクトメンバの役割
・プロジェクトメンバとは
・フォロアーシップとは
・必要とされるスキル
・コミュニケーション、リーダーシップ
予習としてプロジェクトメンバの役割について調べておくこと(目安時間:4時間)
第3回
日程管理のために(その1)
-やるべきことを洗い出す-
・作業を洗い出すためのツールWBS
・WBSの作成方法
・WBS作成のポイント
予習として日程管理について調べておくこと(目安時間:4時間)
第4回
日程管理のために(2)
-スケジュールを作成する-
・役割分担
・作業順序の設定
・作業所要時間の見積
・スケジュールの策定
・スケジュール作成演習
予習として日程管理について調べておくこと(目安時間:4時間)
第5回
日程管理のための(その3)
-作業を遅れずに進める-
・作業状況,実績データを収集する
・実績と計画を比較する
・原因,影響を分析する
・計画を見直す
予習として日程管理のサイクルについて調べておくこと(目安時間:4時間)
第6回
日程管理のための(その4)
-思わぬ事態に対応する-
・対策立案,実行のポイント
・リスク管理
・遅延対策
予習としてプロジェクトマネジメントにおけるリスクについて調べておくこと(目安時間:4時間)
第7回
PMのまとめ
・学習内容の振り返り
・成功からも失敗からも学ぶ
・プロジェクトを自身の成長につなげる
全体の振り返りをすること(目安時間:4時間)
第8回
ISMSの概要説明と予備知識の調査
・ISMS概要の説明
・自己点検問題の回答
授業範囲を予習しておくこと(目安時間2時間).授業内容を復習して理解しておくこと(目安時間2時間).
第9回
国際規格ISO27000について
・ISO27000シリーズの説明
・ISO27001の構成について
・ISO27002の構成について
授業範囲を予習しておくこと(目安時間2時間).授業内容を復習して理解しておくこと(目安時間2時間).
第10回
ISMS構築手順
リスク対応計画
・ISMS構築手順の説明
・ISMS適合評価制度
・情報セキュリティと法令順守
・リスク対応計画立案プロセス
授業範囲を予習しておくこと(目安時間2時間).授業内容を復習して理解しておくこと(目安時間2時間).
第11回
リスクアセスメント
・リスク特定
・リスク分析と評価
・資産価値
・脆弱性レベル
・リスク評価
授業範囲を予習しておくこと(目安時間4時間).授業内容を復習して理解しておくこと(目安時間2時間).
第12回
リスク対応
・リスク対応の選択肢
・リスク対応計画
・リスク対応のまとめ
授業範囲を予習しておくこと(目安時間2時間).授業内容を復習して理解しておくこと(目安時間2時間).
第13回
課題演習(1)
仮想の組織におけるISMS構築を行う
授業範囲を予習しておくこと(目安時間2時間).授業内容を復習して理解しておくこと(目安時間2時間).
第14回
課題演習(2)
仮想の組織におけるISMS構築を行う
授業範囲を予習しておくこと(目安時間2時間).授業内容を復習して理解しておくこと(目安時間2時間).
第15回
ISMSのまとめ
・ISMSのまとめ
・自己点検問題に回答
・回答結果の受講前との比較
ISMSの全体について復習しておくこと(目安時間4時間).
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
PM部分について,小テスト(複数回) 20%、演習の成果物(複数回) 30%
ISMS部分について,小テスト(複数回) 30%、演習の成果物(1回) 20%
PM部分とISMS部分の合計100%で評価する
出席は欠格条件とし、4 回以上の欠席は欠格とします。
教科書にかかわる情報
備考
別途指示する.
参考書にかかわる情報
参考書
書名
プロジェクトマネジメントの教科書
ISBN
9784866922225
著者名
山戸昭三
出版社
大学教育出版社
出版年
2023
備考
メッセージ
IT技術者として必須となる情報分野における基礎知識と思考法について学習します.
キーワード
プロジェクトマネジメント,情報セキュリティマネジメントシステム,実務家教員.
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
履修条件
連絡先
多田村 克己 教授
居室:総合研究棟2号館302号室
E-mail:tadamura@yamaguchi-u.ac.jp
山口真悟 教授
居室:総合研究棟2号館206号室
E-mail:shingo@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
山口 真悟 教授
水曜日2コマ目。事前にメイルで連絡して下さい。
多田村 克己 教授
随時.事前に連絡ください.
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