タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木3~4 講義 5.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062530570 画像処理(実習を含む。)[Image Processing (including practice)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
今岡 啓治[IMAOKA Keiji]
担当教員[ローマ字表記]
今岡 啓治 [IMAOKA Keiji], 岡田 耕一 [OKADA Kohichi], 多田村 克己 [TADAMURA Katsumi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
デジタル画像処理は、情報工学の中で最も重要な分野のひとつであり,産業や医学などさまざまな分野において必要不可欠な基本技術である。本科目では、画像のデジタル化,および2次元画像に対する種々の画像処理技法を解説する.本科目の前半7回は,企業における研究開発業務の経験(勤務経験)を有する教員が基礎理論に関する講義を行う.
授業の到達目標
・画像のデジタル化に関する基本的な概念を理解し,その上で幾何学変換,濃度変換,空間フィルタ処理二値画像処理,空間周波数処理に関する基礎知識を習得して説明できる.
・基本的な画像処理の手法を組み合わせて目的の画像処理を達成する方法を理解し,産業や医療などのさまざまな対象に応用できるようになる.
授業計画
【全体】
講義は,画像処理技術に関する講義と演習からなる.これにより画像処理技術に関する基本的な知識と技術の取得をめざす.講義はパワーポイントを用いておこない,講義内容の一部はハンドアウトとして配るが,各自必要に応じてノートをとる必要がある.なお画像処理演習では,課題の提出が必須である.
担当形態: オムニバス(1~7回 今岡啓治,多田村克己,8~16回 岡田耕一)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 デジタル画像概論
担当: 今岡啓治,多田村克己
画像処理の基礎と応用
画像のデジタル化
カラー画像
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
レポート課題への解答を含めて復習しておくこと(目安時間:2時間)
第2回 画像の性質と色空間
画素ごとの濃淡変換
担当: 今岡啓治,多田村克己
人間の視覚
表色系と色空間
明るさ・コントラストの変換
カラー画像の変換
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
レポート課題への解答を含めて復習しておくこと(目安時間:2時間)
第3回 領域に基づく濃淡変換(空間フィルタリング)
担当: 今岡啓治,多田村克己
空間フィルタリング
平滑化
エッジ抽出
鮮鋭化
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
レポート課題への解答を含めて復習しておくこと(目安時間:2時間)
第4回 周波数領域におけるフィルタリング
担当: 今岡啓治,多田村克己
画像のフーリエ変換
周波数フィルタリング
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
レポート課題への解答を含めて復習しておくこと(目安時間:2時間)
第5回 幾何学的変換
担当: 今岡啓治,多田村克己
線形変換
同次座標とアフィン変換・射影変換
画像の再標本化と補間
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
レポート課題への解答を含めて復習しておくこと(目安時間:2時間)
第6回 二値画像処理
担当: 今岡啓治,多田村克己
二値化
二値画像の基本処理と計測
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
レポート課題への解答を含めて復習しておくこと(目安時間:2時間)
第7回 中間まとめ
担当: 今岡啓治,多田村克己
これまでの内容の振り返り 第6週までの講義内容をよく復習しておくこと(目安時間4時間)
第8回 画像処理演習(1-1)
担当: 岡田耕一
演習環境の準備
* POSIX 環境の準備
* Python3 の準備
* 各種ライブラリ(Jupyter, OpenCV, Matplotlib 等)の準備

演習環境の基礎
* POSIX 環境の基礎
* Python3, Jupyter の基礎
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
演習内容を復習して理解しておくこと(目安時間:2時間)
演習環境の構築方法の指示をするので事前に行っておくこと
第9回 画像処理演習(1-2)
担当: 岡田耕一
Python3 入門(1/2)
* Python3 の学び方
* Python3 の機能解説
* C/C++, Java との差異
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
演習内容を復習して理解しておくこと(目安時間:2時間)
第10回 画像処理演習(1-3)
担当: 岡田耕一
Python3 入門(2/2)
* Python3 による画像の表現と操作
* OpenCV, Matplotlib 等の紹介
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
演習内容を復習して理解しておくこと(目安時間:2時間)
第11回 画像処理演習(2-1)
担当: 岡田耕一
* 表色系と色空間
* 明るさ・コントラストの変換
* カラー画像の変換
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
演習内容を復習して理解しておくこと(目安時間:2時間)
第12回 画像処理演習(2-2)
担当: 岡田耕一
* 空間フィルタリング
* 平滑化
* エッジ抽出
* 鮮鋭化
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
演習内容を復習して理解しておくこと(目安時間:2時間)
第13回 画像処理演習(2-3)
担当: 岡田耕一
* 画像のフーリエ変換
* 周波数フィルタリング
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
演習内容を復習して理解しておくこと(目安時間:2時間)
第14回 画像処理演習(2-4)
担当: 岡田耕一
* 線形変換
* 同時変換とアフィン変換
* 射影変換
* 画像の再標本化と補間
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
演習内容を復習して理解しておくこと(目安時間:2時間)
第15回 画像処理演習(2-5)
担当: 岡田耕一
* 二値化
* 二値化画像の基本処理と計測
今週分の事前配布資料を読んでおくこと(目安時間:2時間)
演習内容を復習して理解しておくこと(目安時間:2時間)
第16回 期末テスト
担当: 岡田耕一
演習部分のまとめ 演習内容を復習しておくこと(目安時間:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 50% D: --%
成績評価法
評価は試験(中間試験,期末試験),レポート課題および演習の成績を総合的に判断する.
試験(中間試験40%,期末試験40%),レポート課題5%,演習15%
出席は欠格条件とし、5 回以上の欠席は欠格とする
教科書にかかわる情報
備考
その他の授業資料は LMS Moodle の以下のコースにて配布します。
https://mdcs5.cc.yamaguchi-u.ac.jp/moodle/course/view.php?name=2025.1.1062530570
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
デジタル画像処理,実務家教員,Python3,Jupyter Notebook,OpenCV
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
マルチメディア工学基礎,パターン認識,コンピュータグラフィックス
履修条件
連絡先
今岡:連絡先(E-mail)はこちらにあります https://ses.cc.yamaguchi-u.ac.jp/ja/people.html
岡田:修学支援システムのメッセージ機能、または Moodle 上のメッセージ機能から連絡してください。
オフィスアワー
多田村:電子メールでいつでも連絡可
岡田 :メッセージ機能による連絡を受け次第随時対応します。
今岡 :電子メールでいつでも連絡可(または毎週水曜日15:00-17:00 事前に要アポイント)

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