タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月3~4 講義 1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062621850 建築材料Ⅰ[Building Materials I] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
李 柱国[RI Chiyukoku]
担当教員[ローマ字表記]
李 柱国 [RI Chiyukoku]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
建築物には材料が大量に使用され、その材料の選択を誤れば建物の安全性と耐用年数に重大な影響を及ぼす。そのため、建築材料に対する基本的知識を持つことが極めて重要である。ここでは、主要な構造材料(木材・コンクリート・鉄鋼材料)を取上げ、材料学の立場からは材料の組成・性質、および実践的な立場からは各部位に使用する材料の選択法、施工・構造との関連性について解説する。
授業の到達目標
1)各種の構造材料の種類と特徴を理解することができる。
2)構造材料の組成と製造方法を理解することができる。
3)各種の構造材料の物性および選択使用方法を理解することができる。
授業計画
【全体】
構造材料の製法、分類、規格、組成、製造、性質および使用方法について解説する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 建築材料概論 授業の目的/建築材料の歴史・分類/主な性能要求/標準・規格

復習(学習時間の目安:2時間)
第2回 コンクリートの使用材料(1) セメントの製法、水和反応、性質および種類別の用途

予習・復習(学習時間の目安:4時間)
第3回 コンクリートの使用材料(2) 練混ぜ水の品質要求
骨材の種類と性質

予習・復習(学習時間の目安:4時間)
第4回 コンクリートの使用材料(3) 鉱物混和材と化学混和剤

予習・復習(学習時間の目安:4時間)
第5回 コンクリートの性質(1) ・フレッシュコンクリートの性質
・硬化コンクリートの力学性能
(コンクリートの使用材料について課内小テスト)
予習・復習(学習時間の目安:4時間)

第6回 コンクリートの性質(2) ・硬化コンクリートの乾燥収縮
・クリープ
・耐火性
・疲労


予習・復習(学習時間の目安:4時間)

第7回 コンクリートの性質(3) 硬化コンクリートの耐久性
(中性化抵抗性、凍結融解抵抗性、アルカリ骨材反応、塩害など)

予習・復習(学習時間の目安:4時間)
第8回 コンクリートの種類と二次製品 ・コンクリートの分類
・生コンの製造と種類
・プレキャスト・プレストレストコンクリート
予習・復習(学習時間の目安:4時間)
第9回 コンクリート調合設計 調合強度、水セメント比、単位水量、単位細骨材量、塩化物含有量などの計算方法
復習(学習時間の目安:2時間)
調合設計演習(レポート)(学習時間の目安:4時間)
第10回 鉄鋼の製法 ・鋼の原料と製造工程、合金鋼
・厚板、棒鋼、鋼管および型鋼の製造法
・構造用鋼材のJIS規格

(コンクリート性能について課内小テスト)
予習・復習(学習時間の目安:4時間)
第11回 鉄鋼材料の性質
・の物理的性質:比重・比熱・熱伝導率等
・力学性質:引張応力―ひずみ関係曲線/降伏応力、引張強さ・伸び/炭素量の影響
・耐火性/耐火被覆
・鋼材腐食のメカニズム/防食方法
予習・復習(学習時間の目安:4時間)
第12回 特殊鋼材と非鉄金属系材料 耐火鋼/高張力鋼/ステンレス鋼/アルミニウム合金

(鋼材について課内小テスト)
予習・復習(学習時間の目安:2時間)
第13回 木材の組織と製材 木材組織構造/乾燥/欠点/木取り

予習・復習(学習時間の目安:2時間)
第14回 木材の性質 繊維飽和点/力学的性質の影響要因/寸法安定性/熱伝導率/耐火性・防火方法/
木材の腐朽・虫害/防腐・防蟻対策
予習・復習(学習時間の目安:4時間)
第15回 木質材料 木質材料の種類と製造法

復習(学習時間の目安:2時間)
第16回 総括と期末試験 期末試験を実施する。 なし
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト30%,レポート10%, 期末テスト60%

担当教員の許可を得られず、3回(3回を含む)以上欠席する場合は、評価の対象外となる。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 建築材料を学ぶ―その選択から施工まで ISBN 9784844607403
著者名 谷川 恭雄ほか 出版社 理工図書 出版年 2019
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 建築材料学 ISBN 9784320076952
著者名 三橋博三ほか 出版社 共立出版社 出版年 2008
参考書 書名 新・建築材料I ISBN 4901683136
著者名 田中亨二他 出版社 数理工学社 出版年 2006
備考
メッセージ
建築物の品質は,建築材料の選択の良否によって決まると言っても過言ではない。建築材料学は,建築物を構成する要素の基本的性質を理解するための基礎科目であるため、よく勉強して理解してください。
キーワード
建築材料、分類、製法、性質、構工法、選択方法
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
建築材料II,建築材料実験、建築施工学、鉄筋コンクリート、鉄骨構造
履修条件
連絡先
内線電話:9731
修学支援システムを通じて電子メールで連絡する。
オフィスアワー
火曜日5、6時限

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