開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木5~6
講義
2.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1062631900
建築設備工学Ⅱ・同演習[Building Services Engineering II and Practice]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
三浦 克弘[MIURA Katsuhiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
三浦 克弘 [MIURA Katsuhiro]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
空調設備の設計を行う上で基礎となる空気線図と空気調和プロセスについて学習する。また、空調方式、空調機器及び熱源機器などについて学習し、空気調和計画全体の流れを理解する。さらに、最近の建築設備設計において重要な省エネルギー手法について学ぶ。
授業の到達目標
(1)湿り空気線図の読み方が分かる。
(2)単位操作、空調プロセスを空気線図上に表現できる。
(3)暖冷房における吹き出し風量、冷却熱量、加熱量、加湿量の計算ができる。
(4)搬送機器と熱源機器の原理が理解できる。
(5)自然エネルギーと未利用エネルギーの利用価値が理解できる。
授業計画
【全体】
空気調和の基礎である空気の性質と湿り空気線図の読み方、空調における単位操作の湿り空気線図上での表現法について講義した後、空調プロセスの空気線図上での表現と吹出風量、冷却熱量、加熱量の計算法について講義する。さらに、搬送設備、熱源機器の原理について学習し、空気調和計画全体の流れについて講義する。最後に最近の建築設備設計において重要な省エネルギー手法について学ぶ。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
空気調和設備計画の概要
空気調和の概要をはじめ、空気調和計画法で学ぶ内容の全体像について理解する。
建築設備工学Ⅰ・同演習の空調設備に関する内容を復習する(目安4時間)
第2回
湿り空気線図の性質と湿り空
気線図
乾き空気と湿り空気、湿り空気線図の構成と利用法について学ぶ。
建築設備工学Ⅰ・同演習の関連する内容を復習し、授業の後に復習する(目安6時間)
第3回
空気調和機と空気調和プロセス(1)
空気調和機内部で生じる空気の混合と冷却・除湿について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第4回
空気調和機と空気調和プロセス(2)
空気調和機内部で生じる加熱・加湿について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第5回
空気調和機と空気調和プロセス(3)
冷房時に生じる空調機内部の熱交換プロセスについ手学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第6回
空気調和機と空気調和プロセス(4)
暖房時に生じる空調機内部の熱交換プロセスについ手学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第7回
制気口と室内気流分布
室内に設けられる空調設備の吹出口と吸込口の役割、及び結果として生じる室内における空気の流れについて学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第8回
中間試験
筆記試験
該当せず
第9回
室負荷処理と室空気状態
設計目標値と実際の空調プロセスで生じる温湿度が異なる理由を理解する。
予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第10回
熱搬送設備(1)空気系
空気を用いた熱搬送に必要な送風機とダクトの構成 および必要なエネルギーに付いて学ぶ。
建築設備工学Ⅰ・同演習の関連する内容を復習し、授業の後に復習する(目安6時間)
第11回
熱搬送設備(2)水系
水を用いた熱搬送に必要な送風機と配管の構成 および必要なエネルギーに付いて学ぶ。
建築設備工学Ⅰ・同演習の関連する内容を復習し、授業の後に復習する(目安6時間)
第12回
熱源設備
空調設備に用いる熱源機器の熱生産原理について学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第13回
エネルギー有効利用技術
太陽エネルギー、熱電併給設備などのエネルギー有効利用技術に付いて学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第14回
湿り空気状態の計算方法
表計算ソフトを用いた湿り空気状態計算方法について演習する。
予習・復習 (学修時間の目安
4時間以上)
第15回
期末試験
筆記試験
該当せず
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 25% D: --%
成績評価法
中間試験 50%(中間試験までの授業範囲)
期末試験 50%(全ての授業範囲)
教科書にかかわる情報
教科書
書名
『最新建築設備工学』改訂2版、田中俊六
ISBN
9784753017652
著者名
出版社
井上書院
出版年
2022
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
空気調和ハンドブック
ISBN
9784621079591
著者名
井上宇市
出版社
丸善
出版年
1962
参考書
書名
『最新建築環境工学』改訂第4版、田中俊六ほか
ISBN
9784753017577
著者名
空気調和・衛生工学会編
出版社
井上書院
出版年
2014
備考
メッセージ
空調設備のエネルギー消費と室内環境の関係を意識して、基本的な考え方を理解してほしい。
キーワード
実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
建築環境工学Ⅰ・同演習、建築環境工学Ⅱ・同演習、建築設備工学Ⅰ・同演習、建築設備設計演習(大学院)、建築設備設計特論(大学院)
履修条件
建築設備工学Ⅰ・同演習の理解を前提とする。
連絡先
担当教員:三浦克弘(本館203) e-mail: miura-katsu@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
基本的に火曜日9・10時限。急な予定が入る可能性があるため、事前に電子メールで連絡をすること。
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