タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 火5~6 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062631950 都市計画学Ⅱ[City Planning II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
小林 剛士[KOBAYASHI Takeshi]
担当教員[ローマ字表記]
小林 剛士 [KOBAYASHI Takeshi], 鵤 心治 [IKARUKA Shinji], 白石 レイ
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
現代都市が直面する課題とそれに対応する計画、法制度、事業の役割について概説する。さらに、空間情報に基づいた基盤地図の作成方法と都市の特徴を客観的に評価・分析する手法について習得し、策定された行政計画とその計画策定のプロセスに対する理解を深める。
授業の到達目標
1.計画、制度、事業の役割を理解できる。
2.計画策定の手法とプロセスを理解できる。
3.1、2をもとに都市空間の基本構成と「操作指標」の概念を理解し、都市構造を客観的に評価できる基礎知識が説明できる。
授業計画
【全体】
授業は、基本的な用語語の定義、考え方について説明し、景観計画の意義や法律の解説、計画立案手法を講義する。さらに、内外の事例を紹介しながら、理解を深める。スライドと板書を併用して講義を行う。中間レポートを活用して、実際の景観計画について考え、魅力ある考え方を提案させる。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 都市計画と制度(1) 都市計画法及び関連法に基づく計画と事業について概説する。
(国土計画体系の中での都市計画の位置づけと都市計画法関連法令(都市計画別、政策目的別))
予習4時間 なし
第2回 都市計画と制度(2) 都市計画法及び関連法に基づく計画と事業について概説する。
(国土計画体系の中での都市計画の位置づけと都市計画法関連法令(都市計画別、政策目的別))
予習・復習4時間 なし
第3回 都市計画と事業(1) 区画整理事業等による市街地の整備手法について概説する。
(組合設立から管理運営まで、施行主体、参加権利者、換地、権利変換方式、清算金の確定など)
予習・復習4時間 なし
第4回 都市計画と事業(2) 市街地再開発事業等による市街地の整備手法について概説する。
(組合設立から管理運営まで、施行主体、参加権利者、換地、権利変換方式、清算金の確定など)
予習・復習4時間 なし
第5回 景観計画 景観の定量的評価と景観シミュレーションの手法について概説する。
(景観の定義、アートと景観、都市空間のスケールに応じた3次元的な景観評価とシミュレーションの手法)
予習・復習4時間 なし
第6回 景観計画と制度 景観法と景観計画、関連法について、実例をもとに概説する。
(景観法の策定経緯と目的、景観行政団体の計画内容)
予習・復習4時間 なし
第7回 景観計画と事業 各種法制度による景観コントロールについて概説する。
(協定、協議会、街並み環境整備事業、集約促進景観・歴史的風致
予習・復習4時間 なし
第8回 環境計画 都市環境に関する課題と環境影響評価(環境アセスメント)について概説する。
(環境基本法、環境基本計画、環境性能評価指標に関する各種取り組み)
予習・復習4時間 なし
第9回 環境計画と制度・事業 都市の低炭素化に向けた法整備と具体的な取り組みについて概説する。
(エコまち法の策定経緯と目的、低炭素建築物新築等計画、スマートシティモデル都市)
予習・復習4時間 なし
第10回 情報技術を活用した先進都市 世界各国の情報技術を導入して実現される実験型都市の将来像と課題について概説する。
(コネクテッドシティ、IDEA)
先進実験都市の開発プロジェクトに関するレポート作成(4時間) なし
第11回 都市調査・分析・デザインの手法(1) 都市の調査手法と計画づくりのプロセスについて概説する。
(まちあるき、文献等による調査、マスタープラン、施設計画、管理運営計画策定のプロセス)
国内諸都市の計画体系を示し、行政文書、調査書より計画内容の実例及び都市概要についてのレポート作成(4時間) なし
第12回 都市調査・分析・デザインの手法(2) 国内外の空間情報整備に向けた法制度とGISを活用した計画策定の取り組みについて概説する。
(GISと空間基盤情報の整備に関する経緯と法制、GISを活用した計画策定の事例)
予習・復習4時間 なし
第13回 都市調査・分析・デザインの手法(3) GISを用いた空間情報の整備手法について演習を通して解説する。
(基盤地図の作成とオープンデータの活用、分析)
空間基盤データの作成に関する課題(4時間) なし
第14回 都市調査・分析・デザインの手法(4) GISを用いた空間情報の整備手法について演習を通して解説する。
(基盤地図の作成とオープンデータの活用、分析)
空間基盤データの作成に関する課題(4時間) なし
第15回 都市計画総括 講義の総括を行い、今後の都市デザインの展望を概説する。 復習4時間 なし
第16回 試験 筆記試験を実施する 復習4時間 なし
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テスト 100%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 講義での配布資料 ISBN
著者名 出版社 出版年
備考
教科書備考:授業内容に沿って適宜プリント資料を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 景観の構造 ISBN 9784765513777
著者名 樋口忠彦 出版社 技報堂 出版年
参考書 書名 風景画と都市景観 ISBN 9784844605690
著者名 萩島哲 出版社 理工図書 出版年
参考書 書名 環境保全と景観創造 ISBN 9784306072084
著者名 西村幸夫 出版社 鹿島出版会 出版年
参考書 書名 風景学入門 ISBN 9784121006509
著者名 中村良夫 出版社 中公新書 出版年
参考書 書名 広重の浮世絵風景画と景観デザイン ISBN 9784873788203
著者名 萩島哲、坂井猛、鵤心治 出版社 九大出版会 出版年
備考
樋口忠彦:景観の構造 日本建築学会:まちづくりデザインのプロセス など
メッセージ
景観・都市計画・都市設計・まちづくりに関する文献を乱読することが望ましい。
キーワード
都市計画法、景観法、まちづくり、都市計画事業、景観構成要素、評価指標、絵になる景観、GIS
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • Life on land
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
都市計画学、都市デザイン論、空間デザイン学
履修条件
都市計画Ⅰに関する知識を有していることを前提とする。
連絡先
小林 剛士
taki210@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日16:00~17:00

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