タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木7~8 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062720070 環境物理化学II[Environmental Physical Chemistry II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
隅本 倫徳[SUMIMOTO Michinori]
担当教員[ローマ字表記]
隅本 倫徳 [SUMIMOTO Michinori]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
国立研究所で新規機能性分子創製に携わった経験を持つ教員が、分子に関する基礎的知識を解説するとともに、「環境」に関わる物質の性質を理解するため以下の内容について学ぶ。
(1)原子分子の性質を理解するうえで重要な量子論の基礎を学びます。それにもとづいて、量子数、化学結合、分子の構造とエネルギーについてなどについて理解する。
(2)化学反応速度について、その理論と測定方法について学ぶ。
(3)化学反応がどのように進行してゆくか(反応機構)について理解する。
(3)核化学について述べ、原子力の利用法について理解する。

授業の到達目標
1) 電子を波動の概念でとらえることができる。
2) 量子数と原子番号や原子の周期性について理解する。
3) 共有結合,配位結合などの結合の種類と分子構造の関係を理解する。
4) 化学反応速度について理解し,それと反応機構との関係を知る。
5) 核化学と放射能について理解する。 1) 化学現象を,数式を用いて考える。
2) 化学反応の速度と熱力学パラメータと関連付けて考えることができる。
3) 化合物や化学反応を,3次元的に理解できる。 1) 量子化学的概念を理解しようとする。
2) パソコンを用いて分子の立体構造について関心をもつ。 1) パソコンを用いて反応速度定数が算出する。
授業計画
【全体】
2022年度の講義形式は後日連絡する。講義の前日までに「配信(Webex)」、「動画」もしくは「講義資料」で行うか、の連絡をメールするので確認しておく。
成績評価方法は、基本的には「講義後のレポート」および「対面での試験」で行うものとする。ただし、配信および動画等の資料閲覧状況は確認し、「閲覧状況を確認できない」および「レポート未提出」の場合は欠席とみなす。レポート提出については、提出期限厳守とする。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 量子とは 原子分子の基礎方程式である量子論を解説する 配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第2回 量子数と原子の電子配置 シュレディンガー方程式と量子数について述べる 配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第3回 量子数と周期表 元素の性質の周期性について、量子数と関連付けて述べる 配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第4回 化学結合Ⅰ イオン結合と共有結合の違いについて理解する。 配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第5回 化学結合Ⅱ 共有結合、配位結合に関わる混成軌道について理解する 配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第6回 化学結合と分子構造 混成軌道と分子構造の関係を理解する。 配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第7回 化学反応速度論Ⅰ (1)化学反応とは何かを理解し
(2)一次反応の速度定数を算出
関数電卓の機能のある機器を持参する。
配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第8回 化学反応速度論Ⅱ 二次反応の速度定数を算出 関数電卓の機能のある機器を持参する。
配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第9回 化学反応速度論Ⅲ 反応速度の温度依存性
関数電卓の機能のある機器を持参する。
配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第10回 化学反応速度論Ⅳ 定常状態法 関数電卓の機能のある機器を持参する。
配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第11回 化学反応速度論Ⅴ 化学反応の機構 関数電卓の機能のある機器を持参する。
配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第12回 核化学Ⅰ 原子の崩壊 関数電卓の機能のある機器を持参する。
配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第13回 核化学Ⅱ 核分裂と原子力 関数電卓の機能のある機器を持参する。
配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第14回 核化学Ⅲ 原子力の利用 関数電卓の機能のある機器を持参する。
配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第15回 まとめ これまでの総復習 配布した講義資料や参考書を参照し準備学習 2 時間と復習 2 時間
を行う
第16回 期末試験 筆記試験 第1~15回の授業内容を復習すること
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内の課題、中間試験、期末試験、で評価します。
課題 10%、中間試験 30%、期末試験 60%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 フレンドリー 物理化学 ISBN 4782704828
著者名 田中 潔 , 荒井 貞夫 出版社 三共出版 出版年
備考
参考書にかかわる情報
備考
Moodleにて、講義資料等を配布します。
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
隅本倫徳
sumimoto@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
在室時に随時対応しますが、極⼒事前にメールで連絡するようにしてください。

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