開講年度
開講学部等
2025
工学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
金5~6
講義
3.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1062720310
循環型社会システム論[Environmental Preservation for Sustainable Society]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
樋口 隆哉[HIGUCHI Takaya]
ー
担当教員[ローマ字表記]
樋口 隆哉 [HIGUCHI Takaya], 神野 有生 [KANNO Ariyo]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
循環型社会システムの構築において、環境保全に関する理解は重要である。この授業では、開発と保全の問題を念頭におきながら、環境保全の基礎的な知識と考え方を講義する。
授業の到達目標
【知識・理解の観点】
(1)環境保全にかかる基本的な専門用語を理解し、その意味を説明できる。
(2)環境保全にかかる基本的な式を理解し、その意味を説明できる。
【思考・判断の観点】 地域環境問題と地球環境問題への対応の仕方、環境保全と開発の調和の取り方、環境影響に配慮した開発のあり方について考察できる。
【関心・意欲の観点】 環境問題への関心を持ち、一部はその専門分野へ進む意欲を持っている。
【態度の観点】 人の意見を聞くだけではなく、それを一旦理解した上で、自分の意見もしっかり持っている。
【技能・表現の観点】 対象とするテーマの内容を把握し、要点を簡潔に表現できる。
授業計画
【全体】
複数教員が担当し、自然保護、典型七公害などに関する15回の講義を行う。
毎回、授業内課題(演習問題または講義の要点・感想を書く課題)を提出させる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
環境問題の移り変わりと持続可能な社会づくりに向けた取り組み
(樋口)
環境問題と公害の変遷、総合的な環境管理、持続可能な社会形成、環境倫理
教科書3.1, 3.2, 3.3を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第2回
環境科学の基礎(1)
(神野)
物質の状態変化、化学平衡、酸と塩基、酸化と還元、分析化学の基礎
教科書2.1, 2.4を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第3回
環境科学の基礎(2)
(神野)
環境物理の基礎、微生物増殖モデル、環境リスク
教科書2.2, 2.3, 2.5を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第4回
水質汚濁と水環境の保全(1)
(神野)
水の循環、水質指標
教科書4.1, 4.2を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第5回
水質汚濁と水環境の保全(2)
(神野)
水質環境基準、汚濁負荷発生源と流出・流達過程
教科書4.3, 4.4を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第6回
水質汚濁と水環境の保全(3)
(神野)
水質汚濁と対策技術、河川・湖沼・地下水水質
教科書4.5を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第7回
生物多様性の保全と持続可能な利用(1)
(神野)
生物多様性の基礎、生物多様性の現状
教科書9.1, 9.2を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第8回
生物多様性の保全と持続可能な利用(2)
(神野)
生物多様性の保全と利用、関係法令
教科書9.3を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第9回
廃棄物と循環型社会(1)
(樋口)
廃棄物の発生構造、処理・処分
教科書7.1, 7.2, 7.3を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第10回
廃棄物と循環型社会(2)
(樋口)
廃棄物対策、ライフサイクルアセスメント
教科書7.4, 7.5, 7.6を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第11回
大気環境(1)
(樋口)
大気の構造と循環、種々の大気汚染物質とその影響
教科書8.1, 8.2を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第12回
大気環境(2)
(樋口)
大気汚染物質の拡散、大気汚染防止対策
教科書8.1, 8.2を予習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第13回
騒音(1)
(樋口)
騒音の評価指標、デシベルの計算
当該テーマについて事前学習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第14回
騒音(2)・振動・悪臭
(樋口)
騒音制御、振動の評価と制御、悪臭の評価と制御
当該テーマについて事前学習しておく。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第15回
復習(演習問題)
(樋口・神野)
授業資料を基にした演習問題の解答と解説
授業資料を基にした演習問題を解く。
予習・復習(目安時間:4時間以上)
第16回
期末試験
(樋口・神野)
期末試験
期末試験に向けて復習しておく。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 35% D: --%
成績評価法
授業内課題10%、授業外課題10%、期末試験80%で評価する。
なお、出席は⽋格条件として扱う。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
よくわかる環境工学
ISBN
9784844608318
著者名
伊藤禎彦,山崎慎一,樋口隆哉,山中亮一,藤原拓,山本裕史,大谷荘介,西村文武,上月康則,橋本温
出版社
理工図書
出版年
2015
備考
必要に応じて資料を配付する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
図説 わかる環境工学
ISBN
9784761524449
著者名
渡辺信久,岸本直之,石垣智基編著
出版社
学芸出版社
出版年
2008
参考書
書名
環境保全工学
ISBN
9784765531559
著者名
浮田正夫,河原長美,福島武彦編著
出版社
技報堂出版
出版年
1997
参考書
書名
新訂第三版 衛生工学
ISBN
9784395410651
著者名
合田健,津野洋,中西弘,藤原正弘
出版社
彰国社
出版年
1997
備考
メッセージ
内容が多岐にわたるので、予習・復習が重要である。知識の習得とともに、自分の考えを整理すること。なお、この授業は「環境保全工学」(社会建設工学科)とのコードシェア科目である。
キーワード
自然保護、典型七公害、水質、大気、土壌、騒音、振動、悪臭、廃棄物
持続可能な開発目標(SDGs)
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
環境概論、環境管理論、環境浄化技術Ⅰ、環境浄化技術Ⅱ、地球環境論、環境倫理・法規、廃棄物処理工学
履修条件
連絡先
樋口隆哉(循環環境工学科)
takaya@yamaguchi-u.ac.jp
神野有生(社会建設工学科)
kanno@yamaguchi-u.ac.jp
※メールアドレスの@は半角に直してください。
オフィスアワー
樋口隆哉:授業終了後
神野有生:事前に連絡してください。
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