タイトル

開講年度 開講学部等
2025 工学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 水3~4 講義 1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1062730170 環境浄化技術II[Purification Technology for Environment II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
新苗 正和[NIINAE Masakazu]
担当教員[ローマ字表記]
新苗 正和 [NIINAE Masakazu], 小渕 茂寿 [KOBUCHI Shigetoshi], 小渕 茂寿
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
講義担当者は、企業等での勤務経験があるものが担当する。近年、産業の急速な発展に伴い人類は豊かな生活を手に入れる反面、水質汚染、土壌汚染、大気汚染、廃棄物の増大などさまざまな環境汚染問題を起こしている。本講義では、地下水・土壌および大気環境について、汚染の現状とその浄化・防止対策について講述する。また、大気中の有害物質を除去する分離操作として、ガス吸収についてその設計の基礎を学習する。
授業の到達目標
土壌洗浄法、地下水揚水法、バイオレメデイエーションなど浄化対策技術の基本原理を説明できる。
大気汚染物質の防止技術について説明できる。
ガス吸収装置を設計するための基本理論を説明できる。 汚染物質、汚染状況、用地環境などの視点から適切な土壌・地下水汚染対策を提案できる。
大気汚染物質の種類、排出設備に応じた適切な処理プロセスを提案できる。
環境分野での土壌・地下水および大気汚染問題の重要性を認識し、その浄化・防止対策技術に強い関心を持つ。
授業計画
【全体】
本講義は、環境問題の中で重要となる、土壌・地下水汚染および大気汚染問題を取り上げ、その浄化・防止対策について講述する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 土壌・地下水汚染対策概論
土壌汚染対策法、調査・対策の流れ、対策技術の分類について講述する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第2回 土壌洗浄法、加熱法
洗浄、分級、抽出等を組み合わせた土壌洗浄ならびにロータリーキルンなどで熱処理する加熱法の原理とプロセスについて講述する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第3回 地下水揚水法、土壌ガス吸引法
原位置浄化技術である地下水揚水法ならびに土壌ガス吸引法の原理とプロセスについて講述する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第4回 バイオレメデイエーション
微生物分解作用による浄化技術であるバイオレメデイエーションの原理ならびにその応用技術について講述する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第5回 透過性浄化壁工法、動電土壌浄化法
原位置浄化技術である透過性浄化壁工法ならびに動電土壌浄化法の原理とプロセスについて講述する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第6回 封じ込め、固化・不溶化
浄化技術ではないが、土壌・地下水汚染対策において重要な封じ込めならびに固化・不溶化技術の概要について講述する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第7回 新たな土壌・地下水汚染浄化対策技術
ファイトレメデイエーション、科学的自然減衰法など新たな技術展開ならびに最近の土壌・地下水汚染対策の動向について講述する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第8回 大気汚染の現状
大気汚染の歴史と現状について講述する。 配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第9回 大気汚染物質の排出防止対策
排煙脱硫技術について講述する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第10回 ガス吸収の基礎(1) ガス吸収装置の種類、ガスの溶解度について講術する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第11回 ガス吸収の基礎(2)
ガスの溶解度およびガス吸収速度について講術する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第12回 ガス吸収の基礎(3)
吸収装置の設計の基礎となる物質収支、操作線について講述する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第13回 演習(1) ガス吸収の演習(1) 配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第14回 ガス吸収の基礎(4)
吸収装置の高さ、直径の求め方について講術する。
配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第15回 総括
これまでの内容の復習および予備日 配布した講義資料を参照し準備学習2時間と復習2時間を行う。
第16回 期末テスト 筆記試験 配布した資料のを参照し復習4時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト20%、レポート20%、学期末テスト60%
教科書にかかわる情報
備考
適宜に講義資料を配布する。
参考書にかかわる情報
備考
授業の際に適宜紹介する。
メッセージ
キーワード
土壌・地下水汚染、土壌洗浄法、地下水揚水法、バイオレメデイエーション、大気汚染、ガス吸収、溶解度、設計、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • つくる責任つかう責任
  • Life on land
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
環境浄化技術Ⅰ
履修条件
連絡先
連絡先:niinae@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
担当教員は環境共生系棟にいます。在室して時間が空いている場合はいつでも質問等に応じます。

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