タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月3~4    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071710120 園芸利用学[Postharvest Horticultural Science] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
金 貞希[KIM Junghee]
担当教員[ローマ字表記]
山内 直樹 [YAMAUCHI Naoki], 金 貞希 [KIM Junghee]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
青果物はビタミン,無機質および機能性成分などの供給源として我々の食生活に欠かすことができない.本講義では,青果物の収穫後の品質保持を中心に,呼吸・蒸散・追熟などの収穫後生理,貯蔵前の収穫後処理,貯蔵技術として低温貯蔵,CA・MA貯蔵,冷凍貯蔵,化学物質処理貯蔵,並びに新たな貯蔵技術,さらには,青果物の一次加工について,基礎から応用まで幅広く諸事項を解説する.
授業の到達目標
1. 青果物保蔵を中心とした園芸学の基本的な事項について理解するとともに,園芸学の各領域の概要と課題を理解する.
2. 青果物の品質保持のための収穫後の流通・貯蔵について関心をもち,園芸分野としての収穫後流通・貯蔵・加工について幅広く考えることができる.
授業計画
【全体】
本講義では,青果物の収穫後の品質保持を中心に,呼吸・蒸散・追熟などの収穫後生理,貯蔵前の収穫後処理,貯蔵技術として低温貯蔵,CA・MA貯蔵,冷凍貯蔵,化学物質処理貯蔵,並びに新たな貯蔵技術,さらには,青果物の一次加工について解説する.
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 園芸利用学とは 講義の進め方,参考図書の紹介を含む. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第2回 園芸作物の生産と輸出入 園芸作物の生産の現状・輸入農産物の増加と安全性の問題を含む. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第3回 青果物の栄養成分と機能性成分 青果物の食品成分の特徴を説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第4回 青果物の収穫後生理‐呼吸 青果物の呼吸生理について説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第5回 青果物の収穫後生理‐蒸散 青果物の蒸散生理について説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第6回 青果物の収穫後生理‐追熟 青果物の追熟生理について説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第7回 収穫後園芸作物の予冷と低温流通 流通・貯蔵の前処理について説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第8回 収穫後園芸作物の予措‐乾燥予措、キュアリング 流通・貯蔵の前処理について説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第9回 収穫後園芸作物の化学物質処理 化学物質処理による貯蔵方法を説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第10回 低温貯蔵 低温を利用した貯蔵方法を説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第11回 低温障害 青果物の低温障害について説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第12回 CA貯蔵・MA貯蔵 CAとMA貯蔵技術について説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第13回 冷凍貯蔵 冷凍による貯蔵技術について説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第14回 青果物の一次加工処理‐カット青果物 青果物の一次加工処理であるカット青果物について説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第15回 新たな品質保持技術 新しい品質保持方法を取り上げ説明する. 配布した講義資料および教科書を用い,準備学習2時間と復習2時間を行うこと.
第16回 期末試験 配布資料(小テストを含む)および教科書で説明した講義内容に基づき期末試験を実施する. 小テストを含め配布プリントおよび教科書の内容を事前に学習し,試験後は復習を行い,さらに理解を深めること.
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末試験および小テストにより総合的に評価する.

期末試験80%、小テスト・授業内レポート10%、宿題・授業外レポート10%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 園芸学第2版 ISBN 9784830041440
著者名 金山喜則編 出版社 出版年
備考

教科書を使用し、適宜プリントを配布する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 園芸利用学 ISBN 9784830041426
著者名 山内直樹・今堀義洋編 出版社 文永堂出版 出版年 2021
参考書 書名 果実の機能と科学 ISBN 9784254435412
著者名 伊藤三郎編 出版社 朝倉書店 出版年 2011
参考書 書名 園芸生理学 ISBN 9784830041105
著者名 山木昭平編 出版社 文永堂出版 出版年 2007
参考書 書名 園芸作物保蔵論 ISBN 9784767961163
著者名 茶珎和雄ら編 出版社 出版年 2007
備考
メッセージ
本講義では,青果物の収穫から食卓までの品質変化とそれを制御する流通・貯蔵技術について学びます.食卓に並べられる果実・野菜が収獲後どのように取り扱われ,"おいしさ"が保持されているのかについて興味を持つことを期待しています.
キーワード
青果物,収穫後生理学,品質保持,流通・貯蔵技術
持続可能な開発目標(SDGs)

  • つくる責任つかう責任
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
基礎園芸学,園芸学
履修条件
連絡先
kim@yamaguchi-u.ac.jp(金)
yamauchi@yamaguchi-u.ac.jp(山内)
オフィスアワー
事前にメールにてお問い合わせしてください。

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