開講年度
開講学部等
2025
農学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金1~2
4.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1071710121
施設園芸学[Protected Cultivation]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
佐合 悠貴[SAGOH Yuki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
佐合 悠貴 [SAGOH Yuki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
施設園芸は,温室内の環境を制御することによって園芸作物の収量や品質を高めることを目指した農業生産様式である。本講義では,施設園芸の特徴と課題について理解するために,施設園芸特有の栽培体系や環境制御や養液栽培などの要素技術を,植物の環境応答や温室環境に関する諸現象などの基礎知識と関連させて概説する。
授業の到達目標
施設園芸特有の栽培体系や要素技術について学び、農業における施設園芸の役割を理解することを目指す。具体的には、施設園芸の意義や温室内で生じる諸現象と関連法則を説明できるようになるとともに、各要素技術への理解を深める。また、施設園芸における課題や技術改良の経緯、植物と環境の関係について学ぶことで、農業の諸課題への関心を高め、対応策を主体的に考え、適切に表現する力を養う。
授業計画
【全体】
まず,施設園芸の特徴や特有の栽培体系について概説する。次に,植物の環境応答や温室環境に関する諸現象を踏まえながら,環境制御や養液栽培などの要素技術を解説していく。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
施設園芸学とは
授業計画,施設園芸の位置付け
予習,レポート(目安:4時間以上))
第2回
施設園芸の特徴
温室の種類と特徴,品目および作型
予習,レポート(目安:4時間以上))
第3回
蔬菜の施設栽培体系
トマト・イチゴ・キュウリの作型および環境制御
予習,レポート(目安:4時間以上))
第4回
果樹・花卉の施設栽培体系
ミカン・キク・バラの作型および環境制御
予習,レポート(目安:4時間以上))
第5回
植物生理機能
光合成と呼吸,蒸散,転流,根の養水分吸収
予習,レポート(目安:4時間以上))
第6回
光環境に対する植物の反応
光合成有効放射,光量子束密度,光形態形成,光質
予習,レポート(目安:4時間以上))
第7回
光環境の制御
遮光,補光,日射透過率,東西棟と南北棟
予習,レポート(目安:4時間以上))
第8回
ガス環境に対する植物の反応
湿度,飽差,CO2,風,気孔開度,葉面境界層
予習,レポート(目安:4時間以上))
第9回
ガス環境の制御
換気,空気循環,CO2施肥,換気回数
予習,レポート(目安:4時間以上))
第10回
温度環境に対する植物の反応
積算温度,昼温と夜温,DIF
予習,レポート(目安:4時間以上))
第11回
温度環境の制御①暖房
暖房の種類,温室熱収支,最大暖房負荷
予習,レポート(目安:4時間以上))
第12回
温度環境の制御②冷房・冷却
気化熱を利用した冷房,湿り空気線図,ヒートポンプ,局所冷却
予習,レポート(目安:4時間以上))
第13回
根域環境と養液栽培
養液栽培の種類・特徴,EC,pH,溶存酸素
予習,レポート(目安:4時間以上))
第14回
植物工場
植物工場の特徴と課題,環境計測,生体計測,統合環境制御
予習,レポート(目安:4時間以上))
第15回
施設園芸における課題
施設園芸における最新の研究課題など
予習,レポート(目安:4時間以上))
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: --% D: 20%
成績評価法
小テスト,授業外レポート、プレゼン資料に基づいて評価する。
小テスト 50%、レポートおよびプレゼン資料 50%
教科書にかかわる情報
備考
テキストを配布する
参考書にかかわる情報
参考書
書名
最新施設園芸学
ISBN
9784254410266
著者名
古在豊樹, 後藤英司, 富士原和宏編著
出版社
朝倉書店
出版年
2006
参考書
書名
野菜園芸学の基礎
ISBN
9784540112058
著者名
篠原温編著
出版社
農山漁村文化協会
出版年
2014
備考
メッセージ
授業に関する質問はメール(sago@yamaguchi-u.ac.jp)でも受け付けます。
キーワード
温室,水耕栽培,養液栽培,植物工場,野菜,環境制御
持続可能な開発目標(SDGs)
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
sago@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
研究室に在室の時間なら、いつでも可。
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