開講年度
開講学部等
2025
農学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中
集中
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1071710124
応用昆虫学Ⅱ[Applied Entomology Ⅱ]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
小林 淳[KOBAYASHI Jun]
ー
担当教員[ローマ字表記]
小林 淳 [KOBAYASHI Jun], 荒木 英樹 [ARAKI Hideki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
地球上で最も繁栄している昆虫の環境適応能力を理解するために必要な基礎知識として、昆虫の遺伝学、生理・生化学および生態学を、分子レベルから個体・集団などのマクロなレベルまで包括的に説明し、それらの知識を応用した昆虫管理および昆虫利用技術を紹介する。農林水産省の研究機関で勤務経験のある教員が、応用昆虫学の基本的な知識や研究開発の実例について講義する。
授業の到達目標
昆虫の遺伝現象、生理・生化学反応、生態に関する基礎的な知識を身につけ、昆虫の個体・集団レベルの現象の根底にある分子メカニズムを説明でき、農業における昆虫管理および昆虫利用の現状に関心を持ち、問題点やその解決法を議論できる。
授業計画
【全体】
講義は,教科書に準拠して,「序論」,「昆虫の生理と殺虫剤の作用機作」,「昆虫の生態」,「昆虫の生殖様式と遺伝様式」,「昆虫機能の利用」について説明し、内容確認のための小テストも実施する。さらに、授業内容の復習のため適宜宿題を課す。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
1.序論
昆虫と応用昆虫学
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.5-7
第2回
2.昆虫の生理と殺虫剤の作用機作
昆虫の皮膚の構造,昆虫とホルモン
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.32-35
第3回
2.昆虫の生理と殺虫剤の作用機作
昆虫の栄養生理,好気呼吸によるATP生産
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.35-41
第4回
2.昆虫の生理と殺虫剤の作用機作
昆虫の寄主選択
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.42-44
第5回
2.昆虫の生理と殺虫剤の作用機作
昆虫の神経細胞による刺激伝達
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.44-48
第6回
2.昆虫の生理と殺虫剤の作用機作
殺虫剤の作用機作
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.48-56
第7回
2.昆虫の生理と殺虫剤の作用機作
昆虫の交信手段と性フェロモン
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.54-66
第8回
3.昆虫の生態
昆虫の発生
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.57-59
第9回
3.昆虫の生態
昆虫の生活環と季節適応,昆虫の分散・移動
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.57-66
第10回
3.昆虫の生態
昆虫の個体群密度変動と密度調節,昆虫の群集構造と種間関係
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.67-78
第11回
4.昆虫の生殖様式と遺伝様式
昆虫の生殖法
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.79-83
第12回
4.昆虫の生殖様式と遺伝様式
昆虫の遺伝
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.83-85
第13回
4.昆虫の生殖様式と遺伝様式
薬剤抵抗性と抵抗性発達のメカニズム
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.85-89
第14回
5.昆虫機能の利用
広がる昆虫機能の利用,昆虫機能を利用した技術と物質生産
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.170-174
第15回
5.昆虫機能の利用
送粉昆虫の利用
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
教科書p.174-188
第16回
まとめ
授業全体の理解度の評価
シラバスを読んで,該当する教科書の内容を予習・復習すること,「予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)」
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内の小テストと宿題で評価します。
小テスト 50%、宿題 50%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
応用昆虫学の基礎
ISBN
9784540171215
著者名
後藤哲雄,上遠野冨士夫
出版社
農文協
出版年
2019
備考
必要に応じてプリント等を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
昆虫生理生態学
ISBN
9784254420319
著者名
河野義明,田付貞洋
出版社
朝倉書店
出版年
2007
参考書
書名
昆虫学大事典
ISBN
4254420242
著者名
三橋淳編
出版社
朝倉書店
出版年
2003
参考書
書名
最新応用昆虫学
ISBN
9784254420357
著者名
田付貞洋,河野義明
出版社
朝倉書店
出版年
2009
参考書
書名
応用昆虫学
ISBN
9784254420449
著者名
石川幸男,野村昌史
出版社
朝倉書店
出版年
2020
備考
該当なし
メッセージ
応用昆虫学実験の履修者は必ず受講して下さい。
キーワード
昆虫、遺伝、生理、生化学、休眠,昆虫機能利用,実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
応用昆虫学I,応用昆虫学実験
履修条件
連絡先
koba-jun@yamaguchi-u.ac.jp
農学部 328号室
オフィスアワー
希望日時を事前にメールで連絡して下さい
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