タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 水3~4    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071710128 微生物学[Microbiology] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藥師 寿治[YAKUSHI Toshiharu]
担当教員[ローマ字表記]
藥師 寿治 [YAKUSHI Toshiharu], 片岡 尚也 [KATAOKA Naoya]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
微生物には構造的にも栄養生理学的にも異なる様々な種類のものが存在している。ここでは、これら微生物の多様性を、特にその栄養生理学的及び生命自然史的視点から、解説する。また、微生物進化の視点 から Bacteria、Archaea、Eukarya の違いを明かにし、特にバクテリアの分類を進化、代謝、生態学の視点から解説する。メーカーの研究部門で勤務経験のある教員が,製薬研究の基本的な知識や考え方についても講義する。
授業の到達目標
微生物学の世界標準的な理解を求める。特に、今後の微生物機能化学、土壌微生物学、環境微生物学の基礎として、微生物学の系統分類学的(生命自然史的)及び栄養生理学的視点を習得させる。
授業計画
【全体】
<第1週> 微生物学とは, 微生物と自然と人との関わり, 微生物学発展の歴史     
<第2週> 微生物学の概要(微生物の構造、進化、多様性),微生物の起源     
<第3週> 真核性生物の起源,微生物の代謝の多様性とエネルギー代謝の多様性     
<第4週> 微生物の進化,微生物の分子系統樹と分類     
<第5週> バクテリアの生育     
<第6週> バクテリアの生育に与える制限因子     
<第7週> バクテリアの細胞表層
<第8週> 復習
<第9週> プロテオバクテリア・化学合成従属栄養細菌と好気呼吸・植物との相互作用
<第10週>プロテオバクテリア・腸内細菌群と発酵代謝      
<第11週>プロテオバクテリア・イオウ還元細菌と嫌気呼吸  
<第12週>グラム陽性細菌とその利用      
<第13週> 放線菌とその利用      
<第14週>代表的な Archaea (古細菌):超好熱菌
<第15週>代表的な Archaea (古細菌):メタン生成菌と高度好塩菌 
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 微生物学とは, 微生物と自然と人との関わり, 微生物学発展の歴史 微生物学とは, 微生物と自然と人との関わり, 微生物学発展の歴史 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第2回 微生物学の概要(微生物の構造、進化、多様性),微生物の起源 微生物学の概要(微生物の構造、進化、多様性),微生物の起源 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第3回 真核性生物の起源,微生物の代謝の多様性とエネルギー代謝の多様性 真核性生物の起源,微生物の代謝の多様性とエネルギー代謝の多様性 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第4回 微生物の進化,微生物の分子系統樹と分類 微生物の進化,微生物の分子系統樹と分類 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第5回 バクテリアの生育 バクテリアの生育 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第6回 バクテリアの生育に与える制限因子 バクテリアの生育に与える制限因子 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第7回 バクテリアの細胞表層 バクテリアの細胞表層 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第8回 復習 ここまでの講義に関連する復習 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第9回 好気性化学合成独立栄養細菌(プロテオバクテリア)と鉄・イオウ循環・窒素循環 好気性化学合成独立栄養細菌(プロテオバクテリア)と鉄・イオウ循環・窒素循環 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第10回 嫌気性従属栄養微生物:嫌気呼吸とイオウ還元細菌(プロテオバクテリア) 嫌気性従属栄養微生物:嫌気呼吸とイオウ還元細菌(プロテオバクテリア) 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第11回 嫌気性化学合成独立栄養微生物:化学合成独立栄養型アーキア(メタン生成菌) 嫌気性化学合成独立栄養微生物:化学合成独立栄養型アーキア(メタン生成菌) 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第12回 嫌気性化学合成従属栄養微生物:メタル還元・還元的脱ハロゲン化細菌 嫌気性化学合成従属栄養微生物:メタル還元・還元的脱ハロゲン化細菌 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第13回 化学合成従属栄養細菌:グラム陽性細菌と腸内細菌群(通性好気性プロテオバクテリア)とそれらの発酵代謝 化学合成従属栄養細菌:グラム陽性細菌と腸内細菌群(通性好気性プロテオバクテリア)とそれらの発酵代謝 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第14回 化学合成従属栄養細菌(プロテオバクテリア)と好気呼吸 化学合成従属栄養細菌(プロテオバクテリア)と好気呼吸 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第15回 化学合成従属栄養型アーキア(高度好塩菌と超好熱菌) 化学合成従属栄養型アーキア(高度好塩菌と超好熱菌) 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
第16回 試験 試験を実施する。 予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業態度・授業への参加度 10%、小テスト 40%、期末テスト 50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 Brock biology of microorganisms ISBN 9781292404790
著者名 Michael T. Madigan ... [et al.] 出版社 Pearson 出版年 2022
備考
「Brock Biology of Microorganisms」を用いて解説する。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
教科書の「Brock Biology of Microorganisms」は他の講義にも使用します。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
微生物機能化学、環境微生物学
履修条件
連絡先
応用微生物学研究室
薬師,内線:5858,Eメール:juji(at)yamaguchi-u.ac.jp
片岡,内線:5857,Eメール:nkataoka(at)yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時。メールで連絡してください。

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