タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中 集中   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071710132 植物工場学実験[Experimental Practice in Closed Environment Agriculture] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
佐合 悠貴[SAGOH Yuki]
担当教員[ローマ字表記]
佐合 悠貴 [SAGOH Yuki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
植物工場は,環境制御により作物の収量や品質を高めることを目指した農業生産様式である。本講義では,植物工場において環境制御装置や養液栽培装置を使用して野菜を栽培し,環境・生体計測や収量・成分評価などの実験を行うことで,環境制御下での野菜栽培の特徴を理解する。
授業の到達目標
植物工場における栽培技術を理解するとともに、本分野で用いられる計測・分析法を習得することを目指す。具体的には、植物工場の栽培技術に関する知識を身につけ、計測・分析を主体的に実施できる力を養う。また、実験を通じて栽培技術や計測を体験し、得られたデータをもとに考察し、適切に表現する力を培うとともに、植物と環境の関係を踏まえて農業の諸課題について意見を持つ。
授業計画
【全体】
本講義では,実際の植物工場における野菜を栽培を体験し,環境制御装置や養液栽培装置の原理や使用法を習得する。また,植物工場の環境計測や栽培した植物を用いた生体計測,収量・成分評価などの実験を実施する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション 内容説明・レポート作成法 予習(目安:4時間)
第2回 植物工場栽培管理① 播種 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第3回 気象環境の計測 光・気温,湿度,二酸化炭素濃度 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第4回 環境制御装置の設定 システム,各種センサーの使い方 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第5回 根域環境の計測① 温度・EC・pH・溶存酸素濃度 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第6回 養液栽培装置の設定 システム,養液組成,単肥配合 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第7回 植物工場栽培管理② 定植 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第8回 根域環境の計測② 養液イオン濃度分析 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第9回 植物生体計測① 養水分吸収速度計測 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第10回 植物生体計測② 光合成速度計測 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第11回 植物生体計測③ 生体計測データの解析・まとめ 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第12回 植物工場栽培管理③ 収穫 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第13回 収量調査 新鮮重・乾物重・葉面積 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第14回 野菜成分分析 糖度・葉内硝酸塩濃度 予習・栽培管理・レポート作成準備(目安:4時間)
第15回 栽培データの解析・まとめ 栽培データの解析法,レポート作成法 予習・栽培管理・レポート作成(目安:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 10% C: 80% D: --%
成績評価法
授業外レポートをもとに評価する。
レポート 100%
教科書にかかわる情報
備考
テキストを配布する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 養液栽培のすべて : 植物工場を支える基本技術 ISBN 9784416712368
著者名 日本施設園芸協会, 日本養液栽培研究会共編 出版社 誠文堂新光社 出版年 2012
参考書 書名 図解でよくわかる植物工場のきほん : 設備投資・生産コストから、養液栽培の技術、流通、販売、経営まで ISBN 9784416714652
著者名 古在豊樹監修 出版社 誠文堂新光社 出版年 2014
備考
メッセージ
栽培管理作業を行うので汚れてもよい服装でのぞんでください。
キーワード
水耕栽培,養液栽培,植物工場,野菜,環境制御,環境計測,生体計測,光合成
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
履修条件
連絡先
sago@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
研究室に在室の時間なら、いつでも可。

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