開講年度
開講学部等
2025
農学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
水1~2
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1071710141
農学入門Ⅰ
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
高橋 肇[TAKAHASHI Tadashi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
高橋 肇 [TAKAHASHI Tadashi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
農業は,生物を資源として利用し,与えられた環境条件のもとこれら資源生物を栽培・飼育して人間の生活を支える.農学は,この農業に係るすべてのことを総合的に学ぶ実学であり,作物・家畜とこれをとりまく環境についての科学を理解することにあり,これらを組み合わせた栽培・飼育技術を学ぶことで、基礎となる農学の素養を身につけることができる.本講義では,農学で学ぶ各研究分野の導入として、農業の背景にある理論に触れ、農学の全容を把握する。
授業の到達目標
農学基礎能力を身につける。作物・家畜とこれをとりまく環境についての科学を理解し、これらを組み合わせた栽培・飼育技術を学ぶことで、2年次から始まる専門科目を受けるための基礎的素養を身につける。
授業計画
【全体】
作物・家畜とこれをとりまく環境についての科学を理解し、これらを組み合わせた栽培・飼育技術を学ぶことで、基礎となる農学の素養を身につける。本講義のうち栽培学では,その定義と全容を学び、品種論、環境論、栽培技術論の順に学んでいく。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
農学とは、〜栽培と飼育〜
農学の目的、栽培の理論、農業の発達と人口の増加、農業と私たちの暮らし
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第2回
品種論(その1):遺伝子から個体まで
品種とは何か、遺伝子の構造、遺伝子の形質発現、遺伝の法則
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第3回
品種論(その2):作物の育種,家畜の改良
植物の生殖様式、育種法、自殖性作物の育種法、他殖性作物の育種法、品種のもつ特徴
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第4回
環境論(気象環境)
気象と気候、気象要素と作物の生育、気候と作物の生育、気象災害とその対策
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第5回
環境論(土壌環境:その1)
土の生成とそのはたらき、土壌の物理的性質
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第6回
環境論(土壌環境:その2)
土壌の化学的性質、作物の養分と肥料
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第7回
環境論(生物環境:その1)
作物をとりまく生物、作物の病気とその防除
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第8回
環境論(生物環境:その2)
害虫とその防除、鳥獣害とその防除、雑草とその防除
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第9回
環境論(生物環境:その3)
農薬とその使用法、総合的有害生物管理の考え方
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第10回
栽培技術論(その1)
栽培の技術―――種苗、栽植、管理、収納
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第11回
栽培技術論(その2)
施設型農業の栽培環境、植物生産工場と環境制御システム
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第12回
家畜の飼育
畜産,家畜の飼育,家畜の繁殖,畜産物の利用
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第13回
農業の経営と生活
日本の農業の特徴、地域農業のにない手,農業経営,土地の利用と作付体系,持続的な栽培技術,農産物の販売と流通
配付した資料を読み返して授業内容を復習し、修学支援システムの小テストを回答するとともに翌週の対面小テストに備えること(4時間)
第14回
森林科学、林産学、水産学
農学の範囲をさらに森林科学、林産学、水産学にまで広げて俯瞰的・網羅的に学ぶ
授業資料を読み、さらに関連資料を集めることで自身で学習を深めておくこと(4時間)
第15回
農学学習への展望
生物資源環境科学総論の学習内容から今後農学部で学んでみたい学習内容を考えてみる
これまでの授業をふりかえって自分の意見をまとめておくこと(4時間)
第16回
期末試験
授業全体への理解度を評価する
修学支援システム>小テストで9点満点の課題を実施する。
試験終了後、試験範囲について復習すること(4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
成績は毎回の授業開始前に5分間実施する小テスト(7点満点×13回=91点)と期末試験(9点満点)との合計点によって評価する.小テストは,修学支援システムでも受験することができる.ただし、修学支援システムの小テストは5点満点で評価する。
教科書にかかわる情報
備考
授業開始前にプリント(PDF版)を配信する.
参考書にかかわる情報
参考書
書名
図解知識ゼロからの現代農業入門 : 最新版 : 生産・消費動向・流通・食の安全・制度・国際情勢
ISBN
9784259518684
著者名
八木宏典監修
出版社
家の光協会
出版年
2019
参考書
書名
図解知識ゼロからの林業入門
ISBN
9784259518752
著者名
関岡東生監修
出版社
家の光協会
出版年
2023
参考書
書名
図解知識ゼロからの現代漁業入門
ISBN
9784259518721
著者名
濱田武士監修
出版社
家の光協会
出版年
2021
参考書
書名
農業の基礎
ISBN
4540022709
著者名
生井兵治, 相馬暁, 上松信義編著
出版社
農山漁村文化協会
出版年
2003
備考
該当なし
メッセージ
小テストは,前週の講義内容から出題する.講義時間中にヒント(問題文と解答への手引き)を与えるので,注意深く授業を聞くこと.修学支援システムの小テストでも5点満点で配点する。授業終了後、修学支援システムの小テストで授業の復習を兼ねて学習し、復習・学習の成果を翌週の対面の小テストで発揮してほしい。
キーワード
農学、栽培学、品種、環境
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
農学入門Ⅱおよび農学部・生物資源環境科学科で開講されるすべての専門科目
履修条件
連絡先
内線5840,農学部128室,E-mail: tadashit@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月〜金曜日7:00〜8:00 月・火・木・金曜日12:00〜12:30
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