開講年度
開講学部等
2025
農学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
通年集中
集中
9.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1071710144
デジタルファーミング演習[Exercise of Digital Farming]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
荒木 英樹[ARAKI Hideki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
荒木 英樹 [ARAKI Hideki], 佐合 悠貴 [SAGOH Yuki], 萩原 大生, 柴田 勝 [SHIBATA Masaru]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
作物や野菜、家畜の生産において、デジタル技術やロボット技術、データ駆動型の栽培管理が普及しつつあります。そのような新しい農業「スマート農業」についての理解を深めるため、演習や操作を中心に授業を進めます。
授業の到達目標
授業計画
【全体】
授業は通年の集中講義として実施する。農学部附属農場にある作物の栽培管理・飼養をテーマに、それらにかかわる技術を学んでいく。
・水稲作 移植前の水田管理~移植まで、収穫作業~出荷作業、で用いるスマート技術
・施設園芸 イチゴ栽培に用いるスマート技術
・マイコンを使った装置の制御 センサーを用いた栽培環境制御装置などを作成する
・外部講師による講義・演習 AI画像解析を使った農業技術、農業機械メーカーによる最近機器のデモンストレーションなど
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
移植前の水田管理~移植までのスマート技術①
担当:荒木
GPSを活用したトラクターの走行制御技術に関する実演
営農支援アプリを使った作付け計画の作成
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
代かき作業は5月下旬の予定
第2回
移植前の水田管理~移植までのスマート技術②
担当:荒木
ロボット田植え機や走行アシスト付き田植え機の実演とその役割。
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
移植作業は6月上旬の予定
第3回
水稲の収穫作業・調整作業におけるスマート技術①
担当:荒木
収量品質コンバインにおけるデータ活用の演習
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
収穫作業は10月上旬の予定
第4回
水稲の収穫作業・調整作業におけるスマート技術②
担当:荒木
米の選別、調整におけるスマート技術の演習。選別の必要性、選別した米の食味、色彩選別機の運用などを演習する。
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
調整作業は10月下旬の予定
第5回
水稲農家とスマート農業に関するディベート
担当:荒木
米生産者や普及関係者を踏まえ、スマート農業の利点や問題点を議論する
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
休み期間などを予定
第6回
スマートハウスにおけるイチゴ栽培に関する演習①
担当:佐合
スマートハウス、イチゴ栽培施設の仕様や構造の目的を調査する
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
10月~11月中に実施する
第7回
スマートハウスにおけるイチゴ栽培に関する演習②
担当:佐合
スマートイチゴハウス内で育てられているイチゴの栽培管理(生育管理、液肥管理など)を行う
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
10月~11月中に実施する
第8回
スマートハウスにおけるイチゴ栽培に関する演習③
担当:佐合
スマートイチゴハウス内で育てられているイチゴの調整作業や品質管理を行う
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
12月に実施する
第9回
マイコン・プログラミングを利用した測定機器・制御装置の作成①
担当:荒木
Raspberry Piを利用して、タイマーや潅水制御装置、カメラなどを作成する
課題を出す。制御回路などを考え、装置やプログラムを組み立てるために4時間程度割くこと。
11月~12月に実施する
第10回
マイコン・プログラミングを利用した測定機器・制御装置の作成②
担当:荒木
Raspberry Piを利用して、タイマーや潅水制御装置、カメラなどを作成する
課題を出す。制御回路などを考え、装置やプログラムを組み立てるために4時間程度割くこと。
11月~12月に実施する
第11回
マイコン・プログラミングを利用した測定機器・制御装置の作成③
担当:荒木
Raspberry Piを利用して、タイマーや潅水制御装置、カメラなどを作成する
課題を出す。制御回路などを考え、装置やプログラムを組み立てるために4時間程度割くこと。
11月~12月に実施する
第12回
ICT技術に関する演習
担当:萩原
リモート操作やリモート通信などを利用した測定機器や作業機械を演習する
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
後期期間中に実施
第13回
スマート農業技術を活用した経営術
担当:荒木
スマート農業技術を経営に活用するためにはどのような要素が必要であるのかを、「トヨタ式カイゼン」理論をベースに考察する
予習とレポート作成に2時間ずつ要する
後期期間中に実施
第14回
画像解析を活用したお茶収穫期の開発と演習①
担当:荒木
お茶の収量・品質予測収穫機を開発する研究者から開発概要を聞き、開発に利用するAIプログラムを演習する。
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
後期期間中に実施
第15回
画像解析を活用したお茶収穫期の開発と演習①
担当:荒木
お茶の収量・品質予測収穫機を開発する研究者から開発概要を聞き、開発に利用するAIプログラムを演習する。
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
後期期間中に実施
第16回
先進事例の視察
担当:荒木・佐合・萩原
学外でのスマート技術実施事例や開発中の技術について視察する
予習復習にそれぞれ2時間割くこと
開催時期未定
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 15% C: 50% D: --%
成績評価法
各課題ごとのレポートにて評価する 100%
教科書にかかわる情報
備考
課題に応じてプリントを配布します
参考書にかかわる情報
参考書
書名
図解でよくわかるスマート農業のきほん : 最新農業の基礎からドローン技術習得、作業記録と生産管理、新規参入まで
ISBN
9784416520970
著者名
野口伸監修
出版社
誠文堂新光社
出版年
2020
参考書
書名
図解でよくわかる施設園芸のきほん : 作型から品種・施肥・温湿度管理・養液栽培・経営まで
ISBN
9784416621127
著者名
中野明正著
出版社
誠文堂新光社
出版年
2021
参考書
書名
これ1冊でできる!ラズベリー・パイPicoではじめる電子工作超入門
ISBN
9784800713261
著者名
米田聡著
出版社
ソーテック社
出版年
2023
参考書
書名
ラズパイPico WかんたんIoT電子工作レシピ
ISBN
9784297141820
著者名
そぞら著
出版社
技術評論社
出版年
2024
備考
メッセージ
教科書にも掲載されていないような最新の技術も満載です。体を使った演習がメインですので興味がある学生は是非受講ください。
キーワード
スマート農業
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
関連科目
履修条件
途中でやめないこと(これは良い子のおやくそく)
外部講師に失礼な態度をとらないこと(大丈夫だと思いますが)
連絡先
この授業では、google workspaceのチャットにて連絡を取り合います
連絡の窓口 荒木(ahide@) 佐合(sago@)
オフィスアワー
荒木 火曜日、木曜日 15時以降
佐合 同上
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