開講年度
開講学部等
2025
農学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金3~4
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1071710215
分析化学[Analytical Chemistry]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
小崎 紳一[OZAKI Shinichi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
小崎 紳一 [OZAKI Shinichi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
生命科学における化学分析では、溶液(特に水溶液)中での化学反応を応用することが多い。水溶液内での種々の化学平衡を中心に解説する。これらの原理が、分析手法としてどのように応用されているかを紹介するとともに、実際の分析データの取り扱いについて習熟させる。さらに、各種電磁波を利用した分析や、物質間の相互作用を利用した分離・分析法についても紹介する。担当者が公的研究機関に勤務していた際の経験も授業内容に反映する。
授業の到達目標
溶液内化学平衡の概念を理解させ、その応用である滴定や抽出などの分析法や物質の分離法の理論を理解させ習得させる。
授業計画
【全体】
教科書の項目単位で講義し、重要項目についての問題演習を行う時間を設ける。従って計算機必携。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
はじめに
分析化学に必要な化学の基礎事項の確認
濃度変換・測定値の取り扱い
教科書序章〜3章
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第2回
水溶液と化学平衡
4章
分子としての水の性質、化学平衡の基礎概念、平衡定数の定義、濃度の意味および活量について
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第3回
酸・塩基平衡
教科書4章・5章
酸・塩基の定義、水溶液中の酸・塩基解離平衡、水素イオン指数(pH)、弱酸・弱塩基水溶液の性質等
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第4回
酸・塩基平衡
教科書5章
緩衝性の定義と緩衝液の調整法、酸塩基滴定の原理と、応用の実際について
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第5回
錯生成平衡
教科書6章
配位子と錯体、生成定数、化学種の存在比について
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第6回
キレート滴定
教科書6章
キレート効果、キレーと滴定の原理と実際、生化学での応用について
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第7回
溶解平衡と沈殿滴定
教科書7章
溶解平衡と溶解度積について学び、他の平衡反応との溶解平衡と溶解度積、他の平衡反応との関連について
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第8回
酸化還元平衡
教科書8章
酸化還元反応と電池の関係、ネルンスト式、標準酸化還元電位について
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第9回
酸化還元平衡
教科書8章
酸化還元電位に関係する因子、酸化還元滴定、生態系での酸化還元について
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第10回
分離と濃縮
教科書9章
分離法の種類、分配平衡、イオン交換分離、クロマトグラフィーについて
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第11回
機器分析のあらまし
教科書10章
研究で使用されるさまざまな機器分析法の紹介、感度と検出限界、選択性、について
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第12回
光を使う分析法
教科書11章
研究で使用されるさまざまな機器分析法の紹介、感度と検出限界、選択性、について
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第13回
光を使う分析法
教科書12章
電磁波の性質、物質と電磁波の相互作用、吸光光度法、蛍光分析法について
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第14回
生命科学で使用するその他の機器分析法
教科書12章
電気泳動、遠心分離、磁気共鳴法、質量分析法の概要の講義
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第15回
試験
全章
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第16回
総まとめ
全章
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末試験100%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
分析化学
ISBN
9784759816358
著者名
角田欣一, 渡辺正著
出版社
化学同人
出版年
2014
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
化学I, 生物物理化学、化学概論
履修条件
連絡先
ozakis@yamaguchi-u.ac.jp ozakisのsを忘れないように
オフィスアワー
講義の直後
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