タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期集中 集中    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071720104 農業市場学[Agricultural Marketing] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
伊東 正一
担当教員[ローマ字表記]
伊東 正一, 荒木 英樹 [ARAKI Hideki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義は、日本内外の食料需給状況について学ぶ。特に日本の食料供給が60%強を海外に依存している状況に鑑み、国際市場のメカニズムについて学ぶと同時に、日本の現状と比較検討する。
授業の到達目標
・市場というものが需要と供給のメカニズムを基本に構成されていることを学ぶ。
・世界の食料生産は拡大するのか、世界の人口はどのように拡大するのか、世界の食料需給は均衡するのか、の3点を基本に判断力を養う。
・世界における飽食と飢餓に関心を抱き、その解決策を模索する。
・経済理論を現実に照らし合わせることにより現状がより直感的に理解できる。
・自分の食べる食料が世界の市場と関連していることを認識する。
授業計画
【全体】
本講義は、ドラッカーでも理解しにくいとされている「流通」について品目別に学ぶものである。必要に応じて、経済学などの知識の確認も行う。
近年は、食品の値上げ問題や輸送不足問題なども起こっている。その原因も同時に学習する。
なお、本講義の担当教員は滞米生活が合計12年間、これまでの海外調査国が50数か国で、現在も海外調査に出かける、という経験をもとに講義をするので、講義中における受講生の各方面からの質問を歓迎します。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 農畜産水産物の流通 食品の源流農業
需給率の推移
予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第2回 日本農業はなぜ国際競争力に劣るのか 農業の変化について 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第3回 食品製造業と食品企業の展開 食品製造業の出荷額の増大 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第4回 食品製造業の原料調達をめぐる諸問題 原料調達の海外依存 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第5回 食品の流通 卸売市場流通を中心とした生鮮食品流通 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第6回 食品卸売業における構造変化の諸形態 スーパーマーケットのシェア拡大 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第7回 去年から今までの流通新聞を確認する 消費者の変化、需要と供給、SWOT分析 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第8回 特別講義 六次産業化と実践者 山口県在住の実践者より情報提供 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第9回 特別講義 大成功な地域循環 和歌山県の農業法人より情報提供 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第10回 2回の特別講義とマーケットインの関係性 地域循環経済の実践 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第11回 マーケティングと農業の関係性 ポーターの理論を活用 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第12回 地域循環型経済と流通 地域の農産品はどのように流通しているのか。なぜ地産地消が必要か。 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第13回 輸送の問題 長距離輸送と短距離輸送、貨客混載、巡回輸送、ミルクラン方式、輸送不足の問題 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第14回 日本の食糧問題を考える 自給率問題 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第15回 まとめ 本講義の内容を総まとめする。そのうえで、今後農業市場学をどのように活用するのかを考える。 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
第16回 期末試験 期末試験 予習復習を各2時間ど4時間以上行うこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
試験30%、小テスト・授業内レポート20%、宿題・授業外レポート20%、授業態度・授業への参加度30%
教科書にかかわる情報
備考
都度指示する。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
国際、市場、流通
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 働きがいも経済成長も
  • つくる責任つかう責任
  • 海の豊かさを守ろう
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
関連科目
農業経済学
履修条件
連絡先
学科長
オフィスアワー
随時

ページの先頭へ