タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 水1~2    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071720105 植物栄養・肥料学[Plant Nutrition and Fertilizer] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤間 充[TOHMA Mitsuru]
担当教員[ローマ字表記]
藤間 充 [TOHMA Mitsuru]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
植物の生長に必要な養分の概要とその吸収過程、肥料による養分の供給、肥料の種類、肥料による環境負荷について講義する。
授業の到達目標
植物は生長する過程において種々の養分を必要としている。特に人為的に管理された圃場において栽培する作物は、安定した収量を確保するために肥料として養分を供給することが不可欠である。現在の増加し続ける世界人口を養うために、肥料の重要性は今後更に増大していくものである。
 本講義では、作物に必要な養分とその機能、作物による養分吸収過程などの植物の生理作用と、肥料による養分供給という作物生産の基盤となる技術について理解することを目標とする。さらに肥料による環境への負荷について理解し、近代農業の功罪と持続可能な農業生産について考察できることを期待する。
授業計画
【全体】
植物の養分、肥料の種類、肥料による環境汚染などについて講義する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 植物の必須元素1. ・植物の養分の探究史
・必須元素とは
予習復習(4時間程度)を行うこと
第2回 植物の必須元素2. 多量要素1 窒素 予習復習(4時間程度)を行うこと
第3回 植物の必須元素3. 多量要素2 リン、カリ 予習復習(4時間程度)を行うこと
第4回 植物の必須元素4. 多量要素3 カルシウム、イオウ、マグネシウム 予習復習(4時間程度)を行うこと
第5回 植物の必須元素5. 微量要素、 有用元素 予習復習(4時間程度)を行うこと
第6回 養分の欠乏症・過剰症 養分の欠乏症・過剰症 予習復習(4時間程度)を行うこと
第7回 中間試験 中間試験 中間試験の勉強をすること(4時間程度)
第8回 植物による養分吸収 植物による養分吸収 予習復習(4時間程度)を行うこと
第9回 肥料1 肥料の必要性、肥料の分類 予習復習(4時間程度)を行うこと
第10回 肥料2 窒素肥料、リン肥料、カリ肥料、 石灰質肥料、苦土肥料 予習復習(4時間程度)を行うこと
第11回 肥料3 有機質肥料、堆肥 予習復習(4時間程度)を行うこと
第12回 肥料4 微量要素肥料、複合肥料、液状肥料・葉面散布 予習復習(4時間程度)を行うこと
第13回 肥料5 混合堆肥複合肥料 予習復習(4時間程度)を行うこと
第14回 肥料5 緩効性肥料、肥効調節型肥料 予習復習(4時間程度)を行うこと
第15回 まとめ 復習 復習(4時間程度)を行うこと
第16回 定期試験 期末試験 期末試験の勉強をすること(4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業中に行う小テスト、定期試験により、講義内容の理解度を総合的に評価する。
レポートを課した場合は、それも評価に加える。
中間試験35%、期末試験35%、小テスト30%
教科書にかかわる情報
備考
授業には配布資料を使用する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 新版 土壌学の基礎 生成・機能・肥沃度・環境 ISBN 9784540171055
著者名 松中 照夫 出版社 農文協 出版年 2018
参考書 書名 植物栄養学第2版 ISBN 9784830041198
著者名 間藤徹, 馬建鋒, 藤原徹編 出版社 文永堂出版 出版年 2010
参考書 書名 植物栄養学第3版 ISBN 9784830041457
著者名 馬建鋒, 信濃卓郎, 高野順平編 出版社 文永堂出版 出版年 2024
備考
配布資料に使用した参考資料は別途提示する。
メッセージ
毎回の授業開始時に小テストを行う。
キーワード
土壌、植物栄養、肥料、環境
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
基礎土壌学、生産土壌学
履修条件
連絡先
連絡先:農学部附属農場
メールアドレス:mtoma@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日10:30-12:00

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