タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木1~2   0.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071720107 植物病理学[Plant Pathology] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
佐々木 一紀[SASAKI Kazunori]
担当教員[ローマ字表記]
佐々木 一紀 [SASAKI Kazunori]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
植物病理学は、植物の病気の原因を探り、病気がおこるメカニズムや、病気の伝染方法を明らかにし、病気を防ぐさまざまな技術を研究することによって、作物生産の向上に寄与することを目的とする学問分野である。植物病理学が取り扱う範囲は極めて広く、関連する学問領域も基礎から応用まで多岐にわたる。このため、植物病理学は「植物の健康と生産性に関する総合科学」ともよばれる。植物の病気に関する基礎的事項を中心に植物病理学の全体像を紹介する。
授業の到達目標
1.植物病を引き起こす病原体に関する基礎知識を修得する。
2.植物病の診断・予防・防除に関する基礎知識を修得する。
授業計画
【全体】
出席状況と授業内容の理解度を把握するために毎回確認試験(教科書を見ても良い)を行い、提出してもらう。次回の授業の際に、確認試験を返却する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 植物病理学のイ
ントロダクショ
植物病理学の歴史や特徴について紹介する。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第2回 植物病原体:ウイルス ウイルスの特徴を学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第3回 植物病原体:ウイルス、ウイロイド 植物ウイルスおよびウイロイドの複製について学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第4回 植物病原体:細菌 細菌の構造について学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第5回 植物病原体:細菌とファイトプラズマ 細菌とファイトプラズマの増殖について学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第6回 植物病原体:菌類(1) 菌類の基礎および主要な植物病原菌類の生活環について学ぶについて学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第7回 植物病原体:菌類(2)・線虫 主要な植物病原菌類の生活環について学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第8回 植物病原体:菌類(3) 主要な植物病原菌類の病原性について学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第9回 植物病原体:線虫・寄生植物 植物の病害抵抗性について学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第10回 植物病の発生生態 植物病発生の仕組みについて学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第11回 病気の診断 植物病の診断技術について学ぶ 予習復習(4時間程度)を行うこと
第12回 植物の保護 植物病の植物保護について学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第13回 植物病の予防と防除(1) 植物病の予防および防除について学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第14回 植物病の予防と防除(2) 植物病の総合防除について学ぶ。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第15回 植物病理学演習 植物病理学の授業内容をさらに深く理解するために問題演習を行い解説する。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第16回 期末試験 筆記試験を行う。 配布資料および確認試験を復習しておくこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 5% D: --%
成績評価法
小テスト 20%、 期末テスト 80%
教科書にかかわる情報
備考
資料プリント(テキスト)を毎回配布します。出席票を兼ねた確認試験(プリント、ノートを見ても良い)を毎回行います。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 最新植物病理学 ISBN 4254420285
著者名 奥田誠一ほか 出版社 朝倉書店 出版年 2004
参考書 書名 植物病理学 ISBN 9784807906604
著者名 大木理 出版社 東京化学同人 出版年 2007
参考書 書名 植物病理学 第2版 ISBN 9784830041389
著者名 真山滋志・土佐幸雄 出版社 文永堂 出版年 2020
備考
メッセージ
キーワード
微生物、植物、病原体、ウイルス、ウイロイド、細菌、糸状菌、ファイトプラズマ
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • つくる責任つかう責任
  • Life on land
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
植物病原菌学、植物病管理学、植物病学実験
履修条件
連絡先
E-mail: sasaki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
農学部本館3階331号室
金曜13時~17時
E-mail:sasaki@yamaguchi-u.ac.jp

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