タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木3~4   2.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071720119 植物病管理学[Plant Disease Management Science] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
北沢 優悟
担当教員[ローマ字表記]
北沢 優悟
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
植物病の発生は、栽培植物の収量や品質を大きく低下させるため、適切な管理を行い被害を抑制(防除)する必要がある。
本授業では、植物病防除のための基本的な知識や考え方を説明するとともに、防除方法や防除体制の現状について解説する。また、主要農作物に発生する植物病の特徴と診断法、発生生態、防除法について解説する。
受講者には、授業外学習としてレポートを課す。
授業の到達目標
植物病の診断、発生生態および防除技術について基礎知識を修得し、図鑑等を参考にしながら主要病害の発生の原因と条件および防除対策の概要を示すことができるようになる。
農作物の病害の発生と防除対策の問題を通じて農業の在り方、食料の安全性、地球環境問題などに広く目を向け、農業の発展に寄与したいという意欲を養う。
授業計画
【全体】
植物病防除の基本的考え方と方法について総論的な解説を行った後、個々の病害の発生生態と防除法について各論的な解説を行う。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション 講義の内容と目的、植物病防除の目的について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第2回 植物病防除の基本技術 植物病の原因となる病原体の種類と、伝染方法について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第3回 植物病の診断 診断の手順について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第4回 診断技術 診断技術について紹介・解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第5回 防除技術-1 防除技術の概要を解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第6回 防除技術-2 化学的防除(化学農薬)について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第7回 予防技術-3 化学的防除(化学農薬)について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第8回 予防技術-1 物理的予防技術および耕種的予防技術について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第9回 予防技術-3 生物的予防技術、抵抗性育種、発生予察について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第10回 日本の植物病管理体制 植物病管理に関わる研究機関、輸入検疫制度について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第11回 植物病とその防除法-1 イネの主要病害とその防除法について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第12回 植物病とその防除法-2 ムギ類、ジャガイモ、ダイズの主要病害とその防除法について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第13回 植物病とその防除法-3 野菜の主要病害とその防除法について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第14回 植物病とその防除法-4 果樹の主要病害とその防除法について解説する。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第15回 総括 授業全体を概括し、要点を示す。対面授業。 予習復習(4時間程度)を行うこと
第16回 期末試験 筆記試験を行う。 配布資料およびレポート内容を復習しておくこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 15% C: --% D: 5%
成績評価法
レポート 40%、学期末の筆記テスト 60%
教科書にかかわる情報
備考
授業は配布資料を中心に実施します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 植物医科学 ISBN 9784842505848
著者名 難波成任監修・執筆 出版社 養賢堂 出版年 2022
参考書 書名 植物病理学 ISBN 9784807906604
著者名 大木理著 出版社 東京化学同人 出版年 2007
参考書 書名 植物防疫講座 ISBN 9784889261097
著者名 「植物防疫講座第3版」編集委員会編 出版社 日本植物防疫協会 出版年 1997
参考書 書名 農薬の科学 : 生物制御と植物保護 ISBN 9784254430899
著者名 桑野栄一, 首藤義博, 田村廣人編著 出版社 朝倉書店 出版年 2004
備考
特に『植物医科学』の内容を主として授業を行う
メッセージ
授業後にレポートを課す場合があります。
キーワード
微生物、植物病、診断、防除
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • つくる責任つかう責任
  • Life on land
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
植物病理学、植物病原菌学、植物病学実験
履修条件
連絡先
農学部 3F-332号室
e-mail: ykitazawa[at]yamaguchi-u.ac.jp
TEL: 083-933-5846
※[at]の部分を@に書き換えてメールしてください。
オフィスアワー
毎週金曜日 午後15:00-18:00
※事前に上記アドレスにご連絡ください。

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