タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期集中 集中   1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071720124 農業経済学[Agricultural economics] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
渡部 岳陽[WATANABE Takaaki]
担当教員[ローマ字表記]
渡部 岳陽 [WATANABE Takaaki], 荒木 英樹 [ARAKI Hideki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義は、政治経済学的視点より、資本主義下の食料・農業の経済構造、および資本主義のもとで生じている農業や食料をめぐる問題を概観するものである。
授業の到達目標
第一目標は、資本主義経済システムという大きな枠組を理解し、なぜ食料や農業をめぐる問題が生じてきたのか、また現在生じているのかについて、理解することである。第二目標は、その中で用いる経済学の基礎知識を身につけることである。
授業計画
【全体】
本講義は、①経済学で最低限必要なキーワードを学習する。②農業を取り囲む農業食料経済を広く学ぶものである。
本講義は、資本主義経済の下での食と農という視点および歴史的観点から講述を行い、幅広い知識を習得することを目的とする。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス~食べものから資本主義を学ぶということ~ ・資本主義経済について講述
・食料・農業と資本主義経済との関係性について講述
予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第2回 資本主義社会の成り立ちと食料・農業 資本主義以前の社会から資本主義成立に至る過程およびそこでの食料・農業の位置づけについて講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第3回 資本主義確立以降の食料・農業 資本主義確立後の食料・農業問題の変遷について講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第4回 戦後経済成長期における食料・農業 戦後経済成長期における食料・農業問題について講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第5回 植民地・発展途上国における食料・農業問題 植民地・発展途上国における食料・農業問題について講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第6回 日本における食と資本主義の歴史 日本における食と資本主義の歴史について講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第7回 グローバリゼーション下における食料・農業問題 グローバリゼーション下における食料・農業問題について講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第8回 講義振り返りと中間レポート作成 ・講義内容についての振り返り
・中間レポート作成
予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第9回 資本主義経済システムとは何か 資本主義経済システムのセオリーと本質について講述する 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第10回 資本主義の発展と小麦「主食化」の関係 小麦は初めから人類にとって主食だったわけではなく、資本主義の発展と密接に関わってきたことを講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第11回 現代社会におけるグローバルな食料供給システムの実態 現代社会におけるグローバルな食料供給システムの実態について講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第12回 現代社会のアグリフードビジネス 現代社会のアグリフードビジネスの実態とそのもとでの市場構造について講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第13回 経済金融化のもとでの食料・農業の位置づけ 経済の「金融化」が進むもとで、食料・農業がどのように取り扱われるようになったのかについて講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第14回 技術革新・デジタル化と食料・農業 今日脚光を浴びている技術革新・デジタル化が食料・農業問題を解決できるのかについて講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第15回 グローバルフードサプライチェーンとコモンズとしての食と農 グローバルフードサプライチェーンとコモンズとしての食と農のあり方について講述 予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
第16回 講義振り返りと期末レポート作成 ・講義内容についての振り返り
・期末レポート作成
予習復習を各2時間、4時間以上行うこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 5% C: --% D: --%
成績評価法
授業内レポート30%、中間レポート30%、期末レポート40%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 食べものから学ぶ世界史 : 人も自然も壊さない経済とは? ISBN 9784005009374
著者名 平賀緑著 出版社 岩波書店 出版年 2021
教科書 書名 食べものから学ぶ現代社会 : 私たちを動かす資本主義のカラクリ ISBN 9784005009800
著者名 平賀緑著 出版社 岩波書店 出版年 2024
備考
講義開始までに2冊の教科書を必ず購入すること。あと、事前に目を通しておくことが望ましい。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
gakuyo[at]agr.kyushu-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えてメールしてください。
オフィスアワー
上記メールでの問い合わせは随時受け付ける。集中講義開催時については、講義終了後に相談に対応する。

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