タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金1~2    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071720204 酵素化学[Enzyme Chemistry] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藥師 寿治[YAKUSHI Toshiharu]
担当教員[ローマ字表記]
藥師 寿治 [YAKUSHI Toshiharu]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
酵素とはなにか?酵素の化学的性質や代謝との関わりについて触れる。酵素反応のメカニズムや反応速度論を基礎に,酵素反応の阻害剤や阻害機構,活性調節機構について紹介する。メーカーの研究部門で勤務経験のある教員が,製薬研究の基本的な知識や考え方についても講義する。
授業の到達目標
酵素の化学的性質や代謝との関わりを理解し,酵素反応のメカニズムや反応速度論を基礎に,酵素反応の阻害剤や阻害機構,活性調節機構を理解する。特に,本講義で紹介する酵素や酵素反応の諸問題が,生命機能の発現や発現調節にどのように関わるのかを理解することを目標とする。
授業計画
【全体】
本講義は,ヴォートの「基礎生化学(第5版)」の解説に主軸をおく。化学反応のエネルギー論,酵素反応の速度論,酵素反応の阻害や阻害剤,補酵素,酵素反応のメカニズム,アロステリー,部分的切断や化学修飾による酵素活性の調節,酵素の協同性,活性調節メカニズムといった酵素に関わる基本事項を解説する。酵素の働きや制御と生命機能の発現との関わりの理解も一つの目標となる。さらに,毒素や医薬品が関わる酵素や酵素反応などについても紹介する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 酵素化学とは 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第2回 エネルギー論 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第3回 酵素反応 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第4回 ミカエリス・メンテンの式 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第5回 ミカエリス定数 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第6回 酵素反応機序 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第7回 酵素反応阻害剤 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第8回 中間まとめ 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第9回 酵素の触媒戦略 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第10回 キモトリプシンの触媒機構 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第11回 カーボニックアンヒドラーゼの触媒機構 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第12回 DNA切断酵素の触媒機構 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第13回 協同性(ヘモグロビン) 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第14回 アロステリー(ATCアーゼ) 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第15回 その他の活性調節 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
第16回 試験 原則,対面授業とする。
ただし,感染状況拡大等に伴い実施方法を変更する場合は,修学支援システムにより連絡する。
4時間程度の予習・復習 (学修時間の目安:主に復習を2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
試験(中間、期末)などを総合して評価する。授業態度・授業への参加度 10%、小テスト・授業内レポート 10%、宿題・授業外レポート 10%、中間・期末の筆記テスト 70%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 ヴォート 基礎生化学(第5版) ISBN 9784807909254
著者名 田宮信雄 他訳 出版社 東京化学同人 出版年 2017
備考
「ヴォート 基礎生化学(第5版)」を使います。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 Brock biology of microorganisms ISBN 9781292404790
著者名 Michael T. Madigan ... [et al.] 出版社 Pearson 出版年 2022
備考
メッセージ
「ヴォート 基礎生化学(第5版)」は,他の講義にも使用します。
キーワード
酵素,代謝,反応速度論,タンパク質,実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
「微生物機能化学・食品化学実験」
履修条件
連絡先
電話 083-933-5858
メール juji(at)yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時。メールで連絡してください。

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