タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木1~2    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071720205 動物細胞生理学 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
宮田 浩文[MIYATA Hirofumi]
担当教員[ローマ字表記]
宮田 浩文 [MIYATA Hirofumi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
様々な刺激(環境の変化、生体行動の変化、等)に対する適応について論じる。特に、骨格筋とその支配神経(運動ニューロン)を取り上げ、神経と筋の基本的な構造と機能およびその可塑性を概説する。 また,文部技官としての実務経験をもとに,神経筋生理学と健康科学の関連についても講義する。
授業の到達目標
様々な刺激(環境の変化、生体行動の変化、等)に対する適応について理解する。特に、骨格筋とその支配神経(運動ニューロン)を取り上げ、神経と筋の基本的な構造と機能およびその可塑性を理解する。
授業計画
【全体】
行動の基本であるニューロンと筋細胞の構造機能を概説し、刺激に対する適応変化、その可塑性について論じる。毎時間の質問用紙により、理解度を確認しながら進める。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション 講義の概要を説明し、参考となるテキストを紹介する。また、講義中の約束等について理解を求める。 テキストの確認(4時間程度)
第2回 ニューロンと筋細胞の基本的構造 細胞の基本構造を説明し、それぞれの機能を概説する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第3回 中枢神経系の回路 行動を起こすときの情報の流れについて概説する。
配布資料の予習・復習(4時間程度)
第4回 興奮性細胞の基礎的性質 興奮性細胞の電気的性質を概説し、インパルスの意味を説明する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第5回 閾値 細胞の判断についてイオンの流れで説明し、閾値の意味考えさせる。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第6回 伝導と伝達のしくみ 細胞内、外の情報の伝え方について、運動ニューロンを例に説明する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第7回 生体内の電気現象(デモ)とそのスタート部位 生体内の活動電位をモニターし、電気で体の
動きが制御されていることを示す。また、感覚についてのレセプターを概説する。
配布資料の予習・復習(4時間程度)
第8回 脊髄内の運動調節機能 上位からの情報と末梢からの情報の統合について、反射を例にあげ説明する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第9回 筋細胞の構造と収縮様式 筋細胞の構造と収縮の様式を概説し、機能を決定する要素について説明する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第10回 運動単位の概念とその種類 運動ニューロンと筋細胞の機能的単位について概説し、その基本的性質について説明する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第11回 細胞の可塑性―持久性能力― 連続刺激に対する細胞の適応について概説、
具体的変化を説明する。
配布資料の予習・復習(4時間程度)
第12回 細胞の可塑性―筋力・筋肥大― 細胞の肥大、萎縮などの形態変化が起こるメカニズムについて説明する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第13回 ヒトの適応変化 これまでの内容をふまえ、ヒトにおける環境適応について概説する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第14回 まとめ これまでの内容を総括し、学習のポイントを説明する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第15回 テスト対策および文部技官としての勤務経験に基づく社会人勤務の実態に関する内容を付け加える。 これまでの内容を総括し、学習のポイントを説明する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
第16回 まとめと試験 これまでの内容を総括し、試験を実施する。 配布資料の予習・復習(4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト 20%、学期末の筆記テスト 80%
教科書にかかわる情報
備考
複数のテキストから抜粋した資料を毎時間配布する。一部,「基礎生化学」ブォートを参照する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 運動生理学20講(第2版) ISBN 9784254946024
著者名 勝田茂編著 出版社 朝倉書店 出版年 1999
備考
複数のテキストから抜粋した資料を毎時間配布する。一部,「基礎生化学」ブォートを参照する。
メッセージ
遅刻、私語、飲食は厳禁。
キーワード
ニューロン、筋細胞、適応、可塑性
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • Life on land
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
環境適応生理学実験など
履修条件
連絡先
hiro@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日午前中

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