タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期前半 集中    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071720210 生物機能科学基礎実験[Fudamental experiments of Biological Chemistry] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
木股 洋子[KIMATA Yohko]
担当教員[ローマ字表記]
井内 良仁 [IUCHI Yoshihito], 片岡 尚也 [KATAOKA Naoya], 赤壁 善彦 [AKAKABE Yoshihiko], 藥師 寿治 [YAKUSHI Toshiharu], 佐藤 悠 [SATOH Yu], 肥塚 崇男 [KOEZUKA Takao], 湯山 育子 [YUYAMA Ikuko], 木股 洋子 [KIMATA Yohko], 阿座上 弘行 [AZAKAMI Hiroyuki], 高坂 智之 [KOHSAKA Tomoyuki], 小崎 紳一 [OZAKI Shinichi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
生物機能科学科の応用実験および卒業論文研究に必要とされる基礎的な実験手法、理論
等について系統的に修得する。
授業の到達目標
実験を始めるあたっての準備、基本操作にはじまり、物理化学的手法、生化学的手法に
至る実験の基礎を系統的に修得することを目的とする。
授業計画
【全体】
週毎に以下の内容にあげた実験を行う。
都合により変更の可能性もあるので、アナウンスに注意のこと。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス 基礎実験全体の
概要の説明と成
績評価法の説明
テキストを配布するので、指示に従い予習をし、実験ノートを作成する(4時間程度)
第2回 実験を始めるに
あたって
注意事項伝達 テキストに基づき、実験の注意点および簡単な計算をまとめる。また、指定された課題について調査する(4時間以上を要する)。
第3回 基本事項 1) 単位と量, 2)物質量と濃度, 3)測定値と有効数字,4)測定値の統計的取り扱い,5)Excelを使った統計処理演習。これらについて、以下の達成度を求める。
a)国際単位系がわかること, b)物質量と濃度の
計算ができること, c)検定の原理・方法がわかること, d)Excelを使ってデータ処理ができること
与えられた課題について、独力でコンピューターを操作してレポーを作成し提出すること。課題作成には4時間以上を要する。
第4回 ガラス器具の取
り扱い、基礎的
定量実験技術
定量器具の紹介
と特性の理解、
定量操作法の習
テキストに基づき、4時間の復習・予習を課す。予め、実験フローチャートを作成しておくこと。
第5回 pHメーターの原
理とpH測定
(1)ガラス電
極pHメーターの
原理 (2)ガ
ラス電極pHメー
ターの
使用法 (3)
酸・塩基平衡 
(4)酸・塩基
解離定数 
(5)塩化アン
モニウム水
溶液および酢酸
ナトリウム水溶
液の作成とpH計
算および測定
酸・塩基理論についてテキストに基づき、4時間の復習・予習を課す。予め、実験フローチャートを作成しておくこと。
第6回 緩衝液の調製と
その性質
緩衝液について
生物物理化学的
に分りやすく理
論を説明し、さ
らに緩衝液の作
成を実験的に指
導する。
テキストに基づき、4時間の復習・予習を課す。予め、実験フローチャートを作成しておくこと。
第7回 酸・塩基滴定に
よる定量
定量
滴定曲線の作成
テキストに基づき、4時間の復習・予習を課す。予め、実験フローチャートを作成しておくこと。
第8回 分光光度法によ
る定量
吸光度
(A280)測定に
よるタンパク質
の定量
・Lowry法及び
色素結合法によ
るタンパク質の
定量
テキストに基づき、4時間の復習・予習を課す。予め、実験フローチャートを作成しておくこと。
第9回 天然物質の光
学異性
・光学異性と偏
光・円二色性
(CD・比旋光度
の測定)
まず、天然物質
の光学異性と偏
光・円二色性に
ついて解説す
る。次に、各
自、ある
天然物質の旋光
度を測定するこ
とによって比旋
光度を求め、そ
の値より立体配
置を決
定し、絶対立体
構造を描き、
IUPACに従って
正式な命名を行
う。
テキストに基づき、4時間の復習・予習を課す。予め、実験フローチャートを作成しておくこと。
第10回 生体物質の単離
チャ葉から生理
活性を有するア
ルカロイド、カ
フェインを抽出
し、分光光度計
を用い
てその純度を決
定する。
テキストに基づき、4時間の復習・予習を課す。予め、実験フローチャートを作成しておくこと。
第11回 微生物実験 顕微鏡を用いた様々な微生物の観察と寒天培地上での微生物の観察 テキストに基づき、4時間の復習・予習を課す。予め、実験フローチャートを作成しておくこと。
第12回 タンパク質・酵
素の基礎実験
1、タンパク質
の分離・精製
       
2、SDS電気
泳動によるタン
パク質の分子量
の測定
       
3、酵素活性の
測定
テキストに基づき、4時間の復習・予習を課す。予め、実験フローチャートを作成しておくこと。
第13回 細菌ゲノムDNA
の分離と定量
アルカリ法によ
るプラスミド
DNAの抽出、制
限酵素処理及び
電気泳動
テキストに基づき、4時間の復習・予習を課す。予め、実験フローチャートを作成しておくこと。
第14回 まとめ1 基礎実験全体の
総括
テキストに基づき、4時間の復習・とりまとめを課す。
第15回 まとめ2 基礎実験全体の
総括
基礎実験全体のフローチャートと、結果を見直し、操作や原理の記録を整理する。4時間以上を要する
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト・授業内レポート 20%
宿題・授業外レポート 60%
授業態度・授業への参加度 20%
教科書にかかわる情報
備考
教科書備考:教官の作成したテキストを配付する。
参考書にかかわる情報
備考
該当なし
メッセージ
都合により予定変更の可能性もあるので、アナウンスに注意のこと。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • つくる責任つかう責任
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
化学1、一般化学、生物化学、微生物学など
履修条件
連絡先
生物機能科学科 学科長
オフィスアワー
http://www.agr.yamaguchi-u.ac.jp/biochemi/s_list3.html から検索し、事前に電子メールでアポイントを取ってから訪問してください。

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