タイトル

開講年度 開講学部等
2025 農学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 火1~2    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1071720218 生物統計学[Statics of Biology] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
高橋 肇[TAKAHASHI Tadashi]
担当教員[ローマ字表記]
高橋 肇 [TAKAHASHI Tadashi]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
農学、生物学の研究に欠かすことのできない統計処理について、統計量を用いた集団の評価、確率分布、推定といった基礎をしっかりと学んだうえで、実際のデータを使ってt検定、分散分析といった検定を行う
授業の到達目標
情報処理能力を身につける。統計の基礎をしっかりと理解したうえで、電卓を用いて例示したデータのt検定、分散分析ができるようになることを目標とする。
授業計画
【全体】
本授業では、卒業論文研究、修士論文研究を実施するうえで欠かせない統計処理について基礎を理解したうえで正しく使えるようになることを目指して学習する。調査の対象としての母集団と標本の意味を理解するとともに、これら集団をいかにして評価するか、さらには集団の違いをt検定や分散分析を用いて評価することまでを、理論を正しく理解したうえで電卓を用いて計算・検定できるようにする。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション データのとりまとめ方 量的データ・質的データ、ヒストグラム、表、棒グラフ、経時変化、散布図・相関図、回帰、小テスト1: 平均・分散・標準偏差の計算
次週の中間試験に向けて平均、分散、標準偏差の計算練習をすること(4時間)
第2回 確率分布1 平均値と分散、中間試験1 母集団と標本、集団の評価:平均と分散、小テスト2: 標準正規分布表の読み方 標準正規分布表の読み方について予習しておく。(4時間)
第3回 確率分布2 正規分布・標準正規分布 分布と確率、正規分布、標準正規分布を用いた評価、中間試験1: 平均・分散・標準偏差の計算 中間試験で出題された平均、分散、標準偏差の計算について復習すること、標準正規分布表の読み方を復習すること(4時間)
第4回 確率分布3 平均の分布とt分布 標本平均の分布、t分布と標準誤差、小テスト3: 分布表を用いた確率の計算 標準正規分布表を用いた確率の計算方法を復習しておくこと。(4時間)
第5回 点推定・信頼区間および検定1 信頼区間の推定 点推定値と区間推定値、推定量、小テスト4: t分布表の読み方、標準誤差の計算 信頼区間の求め方を復習しておくこと(4時間)
第6回 点推定・信頼区間および検定2 仮説検定 仮説検定、帰無仮説と対立仮説、小テスト5: 仮説検定練習問題 仮説検定練習問題を復習しておくこと(4時間)
第7回 点推定・信頼区間および検定3 平均の差の検定 対応のある場合のt検定、対応のない場合のt検定:小テスト6:t検定 中間試験2に向けて、t検定の計算ができるよう復習すること。(4時間)
第8回 中間試験2: t検定 t検定の計算方法解説、中間試験2:t検定 中間試験2で出題されたt検定の問題について復習すること。(4時間)
第9回 分散分析1 分散分析の考え方 分散の検定、F分布、F検定、分散分析の考え方、小テスト7: 分散の検定 F分布とF検定について復習すること(4時間)
第10回 分散分析2 完全無作為法分散分析 分散分析のモデル、完全無作為法分散分析、小テスト8: 分散分析練習問題(完全無作為法) 完全無作為法分散分析の練習問題を復習すること(4時間)
第11回 分散分析3 乱塊法と2元配置分散分析 乱塊法のモデル、乱塊法分散分析、2元配置分散分析 小テスト9: 分散分析練習問題(乱塊法) 乱塊法分散分析を復習し、次回の中間試験3に向けて分散分析が計算できるようにしておくこと(4時間)
第12回 中間試験3: 分散分析 分散分析の計算方法解説、中間試験3:分散分析 中間試験3の完全無作為法分散分析と乱塊法分散分析とを復習する。(4時間)
第13回 2変量の統計 散布図、相関係数、回帰直線、小テスト10: 回帰直線と相関係数の計算 回帰直線と相関係数の計算を復習すること(4時間)
第14回 適合度・独立性の検定 母平均・母分散の推定と母比率の推定、χ2分布と適合度検定、宿題: χ2検定練習問題 宿題:χ2検定練習問題を解答すること(4時間)
第15回 総括、まとめ 重回帰分析、ロジスティクス回帰分析 重回帰分析やロジスティクス回帰分析の実例を検索すること(4時間)
第16回 期末試験、総括 t検定と分散分析 これまでの例題を電卓で計算できるよう復習しておくこと(4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
中間試験3回、10点×3回=30点配点
小テスト10回、5点×10回=50点配点(修学支援システムの小テストも実施(3点満点))
期末試験 20点配点
教科書にかかわる情報
備考
授業開始前にプリントを配布する.
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学 ISBN 9784774131900
著者名 向後千春, 冨永敦子著 出版社 技術評論社 出版年 2007
参考書 書名 生物・農学系のための統計学 : 大学での基礎学修から研究論文まで ISBN 9784254122237
著者名 平田昌彦編著 ; 宇田津徹朗, 河原聡, 榊原啓之著 出版社 朝倉書店 出版年 2017
参考書 書名 データサイエンス入門 ISBN 9784780607017
著者名 竹村彰通, 姫野哲人, 高田聖治編 ; 和泉志津恵 [ほか] 共著 出版社 学術図書出版社 出版年 2019
備考
該当なし
メッセージ
座席指定をする
対面の小テスト(5点満点)は、授業のなかで実施します。授業終了後に修学支援システムでも3点満点で小テストを回答できるようにしています。対面の小テストの得点と修学支援システムの小テストの得点とを比較して高得点を評価点とします。やむをえず授業に欠席した場合でも自習して修学支援システムの小テストで得点するようにしてください。
キーワード
母集団、標本、確率分布、t検定、分散分析
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
関連科目
卒業論文
履修条件
連絡先
内線5840,農学部128室,E-mail: tadashit@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月〜金曜日7:00〜8:00 月・火・木・金曜日12:00〜12:30

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