タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共同獣医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金5~8 実験・実習  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1081031312 実験動物機能学実習[Practice of Laboratory Animal Science and Function] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
加納 聖[KANOH Kiyoshi]
担当教員[ローマ字表記]
加納 聖 [KANOH Kiyoshi], 今井 啓之 [IMAI Hiroyuki], 大濵 剛 [OHHAMA Takashi], 辻 竣也
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
基本的な動物の扱いなどを学ぶ。
I:動物実験の実施に必要な基本的な動物実験知識および手技を修得する。また、動物実験計画の立案を行う。
II:薬物の動物機能への影響を総合的に理解する。
授業の到達目標
I:実験動物の品質を保証するための遺伝的モニタリング、および発生工学などの基礎技術を体験し、動物実験を実施するための基礎的な事項を理解する。
II:薬の作用の現れ方、作用機序、および生体内運命に関する基礎知識を修得する。
授業計画
【全体】
(実験動物) 実験動物における基礎的な飼育管理技術、実験手技、検査方法などについて、実験動物またはシミュレーターを用いて行う。DVDなどの視聴覚的な方法も取り入れる。動物実験を実施する上で重要な実験動物の安楽死についても取り上げる。

(薬理) 後期開講の薬理学・毒性学実習と合わせて、動物個体または摘出組織を用いて,薬物に対する反応性を観察し,薬物の作用機序や作用点を考察します。一部の実習では動物愛護の観点から,シミュレーションソフトを用いたら実習を実施します。講義で学んだ事項を,実際の目と手で確認し,考えることに主眼を置いて実施されます。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス 実験動物学機能学実習の概要と進め方についての説明を行う。 次回からの予習を行うよう指示する。
第2回 動物の保定, 注射, 麻酔  シミュレーター、ならびに生体を用いた動物の取り扱い方、経口投与、注射法、安楽死法 授業計画に従い、準備学習と復習1を時間を行う。
第3回 サテライトマーカーによる系統判別, 遺伝子組換え動物ジェノタイピング I マウスの系統の判別、トランスジェニックマウスの判別 授業計画に従い、準備学習と復習1を時間を行う。
第4回 サテライトマーカーによる系統判別, 遺伝子組換え動物ジェノタイピング II マウスの系統の判別、トランスジェニックマウスの判別 授業計画に従い、準備学習と復習1を時間を行う。
第5回 発生工学I マウス体外受精、初期胚発生の観察 授業計画に従い、準備学習と復習1を時間を行う。
第6回 発生工学II マウス体外受精、初期胚発生の観察 授業計画に従い、準備学習と復習1を時間を行う。
第7回 微生物モニタリング I
微生物モニタリングにおける微生物学的検査 授業計画に従い、準備学習と復習1を時間を行う。
第8回 微生物モニタリング II 微生物モニタリングにおける微生物学的検査 授業計画に従い、準備学習と復習1を時間を行う。
第9回 動物実験計画書I 動物実験計画書の作成、動物実験に関わる法令、倫理、福祉の学習 授業計画に従い、準備学習と復習1を時間を行う。
第10回 動物実験計画書II 動物実験計画書の作成、動物実験に関わる法令、倫理、福祉の学習 授業計画に従い、準備学習と復習1を時間を行う。
第11回 ガイダンス ガイダンス 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第12回 消化管に作用する薬物1 消化管に作用する薬物について学ぶ 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第13回 消化管に作用する薬物2 消化管に作用する薬物について学ぶ 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第14回 二重網検定 二重網検定について学ぶ 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第15回 総合討論 本実習で行った薬理の項目に関して理解の度合いを問う 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト 0%、レポート 100%、学期末の筆記テスト 0%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 薬理学・毒性学実験 第3版 ISBN 9784830032165
著者名 比較薬理学・毒性学会編 出版社 文永堂出版 出版年 2008
教科書 書名 実験動物学 第2版 ISBN 9784254460360
著者名 出版社 朝倉書店 出版年 2018
教科書 書名 AVMA Guidelines on Euthanasia 2020 ISBN
著者名 AVMA 出版社 出版年 2007
備考
プリントの配布もします。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 カラー図説実験小動物の病気と病原体の検査法 ISBN 9784990856908
著者名 齋藤 覺 出版社 関西BS交流会 出版年 2015
参考書 書名 実験動物の感染症と微生物モニタリング ISBN 9784904419564
著者名 齋藤 覺 出版社 アドスリー 出版年 2015
参考書 書名 図説実験動物の微生物検査法 ISBN 4881710710
著者名 齋藤 覺 出版社 ソフトサイエンス社 出版年 1996
参考書 書名 カラーアトラス エキゾチックアニマル 哺乳類編 ISBN 9784895311311
著者名 霍野晋吉、横須賀 誠 出版社 緑書房 出版年 2012
参考書 書名 マウス実験の基礎知識 ISBN 9784274504570
著者名 小出 剛 出版社 オーム社 出版年 2013
備考
プリントの配布もします。
メッセージ
実験動物を扱う最初の実習となります。生命を大切に扱うことを学んでほしいと思います。
キーワード
実験動物、動物実験、検査、飼育管理、遺伝、微生物学的統御、発生工学、薬理、薬物動態
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
実験動物学A,B
獣医薬理学A〜D,毒性学A,B
履修条件
連絡先
(実験動物)本館210
加納 聖(kanokiyo@yamaguchi-u.ac.jp)

(薬理) 農学部105-107号室
大浜(t.ohama@yamaguchi-u.ac.jp),佐藤(k-sato@yamaguchi-u.ac.jp)
オフィスアワー
平日9-17

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