タイトル

開講年度 開講学部等
2025 共同獣医学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月1~2 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1081033326 寄生虫学Ⅱ[Parasitology Ⅱ] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
佐藤 宏[SATOH Hiroshi]
担当教員[ローマ字表記]
佐藤 宏 [SATOH Hiroshi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
  各論のうち蠕虫(吸虫、条虫、線虫、鉤頭虫)が関わる寄生虫病と節足動物を中心とした衛生動物について、それぞれの分類、形態を中心とした生物学的特徴、生活環や感染様式、病原性、治療と予防について学習する。主要な動物寄生虫とともに、人に幼虫移行症を引き起こす寄生虫についても十分に 理解を図り、食品衛生と公衆衛生に関わる獣医師として必要な寄生虫学分野の知識を習得する。節足動物を中心とした衛生動物については、衛生節足動物の分類および形態学的特徴、生活環や感染様式 について理解する。特に病原体媒介性をもつ衛生節足動物(ダニ類および昆虫類)と関連して、それぞれの疾病の病原体、病原性や臨床症状、診断、治療、予防・治療について学習する。
授業の到達目標
私たちの日常生活、社会環境や自然環境における生物間関係の一端を理解できる素養をもつ。
授業計画
【全体】
【全体】寄生虫学 I において、寄生虫学総論、原虫類について、寄生虫学 II で蠕虫類ならびに節足動物による寄生虫病について講義する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 吸虫類 II 肺吸虫、棘口吸虫他 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第2回 吸虫類 III その他の吸虫 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第3回 鉤頭虫類 大鉤頭虫他 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第4回 条虫類 I テニア条虫、裸頭条虫、ダベン条虫、二孔条虫 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第5回 条虫類 II 裂頭条虫、その他 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第6回 線虫類 I 回虫、鞭虫 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第7回 線虫類 II 肺虫、眼虫他 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第8回 線虫類 III 糞線虫、肺虫、眼虫他 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第9回 節足動物総論 I 節足動物の分類、形態 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第10回 節足動物総論 II 節足動物の生活環、発育、感染様式 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第11回 ダニ類 I マダニ 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第12回 ダニ類 II ツメダニ、毛包虫、ツツガムシ、疥癬他 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第13回 昆虫類 I カ、ヌカカ 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第14回 昆虫類 II ノミ、シラミ他 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第15回 寄生虫性皮膚疾患 パラフィラリア症、沖縄糸状虫症、マダニ症、鶏ダニ症、ツメダニ症他 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
第16回 期末試験
期末試験 予習・復習(学修時間の目安:2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業課題レポート 20%、学期末の筆記テスト 80%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 動物寄生虫病学ー四訂版 ISBN 9784254460377
著者名 板垣 匡、藤崎幸藏編 出版社 朝倉書店 出版年 2019
教科書 書名 獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠 寄生虫病学 改訂版 ISBN 9784895315692
著者名 日本獣医寄生虫学会監修 出版社 出版年 2017
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ー臨床獣医師のためのー 犬と猫の感染症診療 ISBN 9784895313513
著者名 前田 健、佐藤 宏監修 出版社 緑書房 出版年 2018
備考
メッセージ
4年生以降、獣医臨床系科目、獣医公衆衛生学、家畜衛生学、獣医伝染病学とも密接に関係してきますので、特に各寄生虫の生物学的な特性をよく理解することを期待します。そのためには、講義の予習と復習が重要です。寄生虫学は広い分類群の寄生性動物を扱いますので、一連の講義を欠かさず学習することが肝要です。
キーワード
獣医、寄生虫、原虫、吸虫、条虫、線虫、節足動物、人獣共通感染症
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • つくる責任つかう責任
  • Life on land
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
寄生虫学実習
履修条件
連絡先
共同獣医学部・農学部棟109-1号室(083-933-5902)/ sato7dp4@yamaguchi-u.ac.jp

オフィスアワー
在室なら随時

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