開講年度
開講学部等
2025
共同獣医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金1~2
講義
1.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1081033410
魚病学[Fish Diseases]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
柳田 哲矢[YANAGIDA Tetsuya]
ー
担当教員[ローマ字表記]
柳田 哲矢 [YANAGIDA Tetsuya]
特定科目区分
対象学生
対象年次
4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
魚介類養殖は動物性たんぱく質の重要な供給源の一つで、世界的にも生産量が増加している。限られた天然魚介類の資源を持続的に利用するためには、安定的な養殖生産が不可欠である。その一方で、集約的な養殖環境は飼育魚介類の生理に何らかの影響を与えるとともに、環境の悪化を招き、その結果として魚病の発生を助長すると考えられている。
この授業では魚介類の解剖学と生理学の基礎を理解した上で、我が国の代表的な養殖魚介類に発生する疾病について、歴史、病原体の性質、病態、疫学、診断法、治療法などを学習する。授業は教科書、配布資料等による講義と解剖などを組み合わせて行う。
授業の到達目標
・わが国の代表的な養殖魚介類の養殖方法を理解できる
・養殖魚介類の疾病の実態や疫学を理解することで、診断・予防・治療の基礎知識が得られる
・養殖現場や水族館・小動物臨床において臨床に対応できる基礎知識を得られる
授業計画
【全体】
第1回:魚病学総論、魚介類養殖
第2回:魚介類の解剖、生理、免疫
第3回:魚病の診断、治療、予防
第4回:ウイルス病1
第5回:ウイルス病2
第6回:ウイルス病3
第7回:細菌病1
第8回:細菌病2
第9回:細菌病3
第10回:真菌病
第11回:原虫病
第12回:粘液胞子虫病
第13回:大型寄生虫病1
第14回:大型寄生虫病2
第15回:環境性疾病
第16回:期末試験
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
魚病学総論、魚介類養殖
国内外の漁業・養殖業の現状と問題点、魚病について総論的に学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第2回
魚介類の解剖、生理、免疫
魚介類の解剖、生理学、生体防御について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第3回
魚病の診断、治療、予防
魚病の診断法、治療法、予防法について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第4回
ウイルス病1
魚介類の主要なウイルス病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第5回
ウイルス病2
魚介類の主要なウイルス病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第6回
ウイルス病3
魚介類の主要なウイルス病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第7回
細菌病1
魚介類の主要な細菌病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第8回
細菌病2
魚介類の主要な細菌病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第9回
細菌病3
魚介類の主要な細菌病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第10回
真菌病
魚介類の主要な真菌病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第11回
原虫病
魚介類の主要な原虫病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第12回
粘液胞子虫病
魚介類の主要な粘液胞子虫病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第13回
大型寄生虫病1
魚介類の主要な大型寄生虫病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第14回
大型寄生虫病2
魚介類の主要な大型寄生虫病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第15回
環境性疾病
魚介類の主要な環境性疾病について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
第16回
期末試験
期末試験
予習・復習 (学修時間の目安:2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 10% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テストで評価します。期末試験を受けるには、2/3(10回)の出席が必須です。
学期末の筆記テスト 100%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
魚病学 第2版(獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠)
ISBN
9784895319423
著者名
和田新平 監修
出版社
緑書房
出版年
2024
備考
授業の資料をwebサイトにアップするので、予めダウンロードすること。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
新版魚病学概論
ISBN
9784769916543
著者名
小川・飯田 編
出版社
恒星社厚生閣
出版年
2020
参考書
書名
魚介類の微生物感染症の治療と予防
ISBN
9784769912811
著者名
青木宙 編
出版社
恒星社厚生閣
出版年
2013
参考書
書名
新魚病図鑑 第3版
ISBN
9784895317986
著者名
小川和夫 他 監修
出版社
緑書房
出版年
2022
備考
特になし
メッセージ
我が国の重要な食料供給源である水産業においても獣医師が活躍できる場があることを知ってください
キーワード
魚類 感染症 診断 治療 病原体
持続可能な開発目標(SDGs)
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
関連科目
なし
履修条件
連絡先
yanagi-t@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
山大生は研究室(109-2)で随時対応(9:00-18:00)。鹿大生はメール等で随時対応
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