開講年度
開講学部等
2025
共同獣医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半
金1~2
講義
1.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1082033320
毒性学A[Toxicology A]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
佐藤 晃一[SATOH Kohichi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
佐藤 晃一 [SATOH Kohichi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
全ての化学物質は,大量の投与により必ず毒性を示します。そして,これらの化学物質が起こす毒性は,それぞれ決まった形で表れます。授業では,まず毒性学とは何かについて学び,その後,様々な毒性について,その発生機構を生理的な反応を基礎として学んでいきます。最後に,毒性の有無を明らかにする毒性試験について学習します。
授業の到達目標
化学物質が,人や動物そして環境に及ぼす有害作用を明らかにし,その防止における獣医師の役割を理解する。化学物質の有害作用と体内動態および毒性発現のメカニズム,地域・地球規模での化学物質の動態や環境への影響について学び,毒性学における網羅性の重要さを理解するとともに,リスク解析や規制方法を理解する。
授業計画
【全体】
毒性学総論,特殊毒性と環境毒性について下記のシラバスに従って教授する。
組織学,生理学,薬理学の関連分野を理解していることを前提に授業を進めます。毒性学教科書を予習して,理解できていない関連分野は復習しておくこと。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
毒性学概論:毒性学と社会学
毒性学の目的とその範囲について理解し,化学物質の毒性発現様式と影響を与える因子について説明できる。
配布した講義資料や教科書を参照し準備学習 2 時間と復習2時間を行う。
第2回
化学物質の生体内動態
生体における化学物質の動態ならびに影響を与える因子に関して理解し,その評価手法について説明できる。
配布した講義資料や教科書を参照し準備学習 2 時間と復習2時間を行う。
第3回
毒性試験の実施と評価・化学物質の有害作用
毒性試験の基準,実施方法,評価方法について説明できる。生体および環境に有害な作用を及ぼす化学物質について理解し,医薬品とその他の化学物質による毒性の違いについて説明できる。
配布した講義資料や教科書を参照し準備学習 2 時間と復習2時間を行う。
第4回
化学物質のリスクアナリシス
化学物質により毒性が発現する確率の評価法と判定について理解し,その回避方法と法規制について説明できる。
配布した講義資料や教科書を参照し準備学習 2 時間と復習2時間を行う。
第5回
遺伝性・発がん性
遺伝毒性および発がん性物質の毒性発現の機序や特徴を理解し,その試験方法について説明できる。
配布した講義資料や教科書を参照し準備学習 2 時間と復習2時間を行う。
第6回
生殖発生毒性
生殖発生毒性について概説し,生殖発生毒性物質と試験方法について説明できる。
配布した講義資料や教科書を参照し準備学習 2 時間と復習2時間を行う。
第7回
環境毒性
汚染物質による生態系への影響と環境影響評価法
配布した講義資料や教科書を参照し準備学習 2 時間と復習2時間を行う。
第8回
総括
毒性学Aで学習した内容を説明できる。
総合復習 (学修時間の目安:10時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テスト 80%
授業態度 20%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
獣医毒性学〈第二版〉
ISBN
9784874022603
著者名
日本比較薬理学・毒性
出版社
近代出版
出版年
2020
備考
Webへ事前に資料を掲載します。授業前に必ずダウンロードして持参すること。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
トキシコロジー (第3版)
ISBN
9784254340310
著者名
日本毒性学会教育委員会
出版社
朝倉書店
出版年
2018
備考
特になし
メッセージ
毒性学は獣医師にとって非常に重要な学問領域の一つです。また、毒性学としては国家試験の出題数としては少ないですが、関連する項目は多分野にわたり出題されます。だからこそ授業の時にできる限り覚えて、国試勉強での労力を少なくしましょう。
キーワード
体内動態,毒性試験,リスク,特殊毒性,環境毒性
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
毒性学B、獣医薬理学A~D,実験動物機能学実習,薬理毒性学実習
履修条件
連絡先
農学部・共同獣医学部 106号室
k-sato@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
いつでも可
鹿児島大学学生はメールまたは授業の前後に対応します。
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