山口大学教務システム - 1083033340-獣医病理学実習

開講年度	開講学部等
2025	共同獣医学部
開講学期	曜日時限	授業形態	AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
通年	火5～8	実験・実習
時間割番号	科目名[英文名]			使用言語	単位数
1083033340	獣医病理学実習[Practice of Veterinary Pathology]			日本語	2
担当教員（責任）[ローマ字表記]					メディア授業
森本將弘[MORIMOTO Masahiro]					ー
担当教員[ローマ字表記]
森本將弘　[MORIMOTO Masahiro], 櫻井優　[SAKURAI Masashi], 吉嵜響子　[YOSHIZAKI Kyoko]
特定科目区分		対象学生		対象年次	3～
ディプロマ・ポリシーに関わる項目			カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)

授業の目的と概要

目的：獣医病理学講義の知識を基に，動物に発生する疾病，病変について実践的に学び，理解する。
内容：動物検体を解剖して各臓器の病変を観察する病理解剖法と，各種の病理組織標本を観察して組織および細胞レベルで診断を行う病理組織学的検査法を学び，動物の病気を診断するための基礎知識と技術を習得する。また，病理標本作製法を学習する。
方法：病理解剖をとおして病理解剖の手技と所見・記録の取り方および剖検診断の付け方を習得する。また，病理組織標本を顕微鏡およびバーチャルスライドで観察し，組織学的診断の知識と要点を習得する。なお，病理組織学実習は獣医病理学総論ならびに各論に沿って進める。

授業の到達目標


1. 基本的な病理解剖ができる。また，所見・記録を取ることができ，剖検診断をつけることができる。 2. 病理組織学的所見をとることができ，組織学的診断をつけることができる。

授業計画

【全体】

細胞の障害・適応と修復・循環障害・免疫病理・炎症・腫瘍などについて典型例を教示する。

	項目	内容	授業時間外学習	備考

第1回	代謝障害	１.アミロイドーシス２.脂肪変性	当該疾患の予習学修時間の目安：２時間以上

第2回

代謝障害

無機物

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第3回

代謝障害

糖原変性

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第4回

寄生虫疾患

肝蛭症

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第5回

代謝性疾患

痛風

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第6回

皮膚疾患

真菌性皮膚炎

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第7回

筋肉疾患

好酸球性筋炎

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第8回

神経疾患

鶏脳脊髄炎

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第9回

ウイルス性皮膚疾患

鶏痘

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第10回

細菌性肺疾患

気管支肺炎

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第11回

細菌性肺疾患

線維素性肺炎

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第12回

ウイルス性肺疾患

ウイルス性肺炎

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第13回

ウイルス性肺疾患

間質性肺炎

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第14回

肉芽腫性疾患

結核症

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第15回

肉芽腫性疾患

ヨーネ病

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第16回

肉芽腫性疾患

放線菌症

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第17回

肝炎

細菌性肝炎　　

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第18回

肝炎

イヌ伝染性肝炎

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第19回

肝炎

ニワトリ封入体肝炎

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第20回

硬変

肝硬変
（線維症）

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第21回

ウイルス性腸炎

パルボウイルス性腸炎
（イヌ・ネコ）

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第22回

全身性ウイルス
疾患

鶏痘

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第23回

全身性ウイルス
疾患

イヌディステンパー感染症

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第24回

全身性ウイルス
疾患

ウシの皮膚乳頭腫症

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第25回

病理解剖

牛の病理解剖

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第26回

病理解剖

ブタの病理解剖

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第27回

病理解剖

鶏の病理解剖

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第28回

病理解剖

小動物の病理解剖

当該疾患の予習
学修時間の目安：２時間以上

第29回

総合

振り返り

当該疾患の復習
学修時間の目安：２時間以上

第30回

期末試験

学修時間の目安：２時間以上

※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】

A: --%　B: --%　C: --%　D: --%

成績評価法

学期末の期末テスト100％

教科書にかかわる情報

教科書	書名	動物病理カラーアトラス第３版				ISBN	9784830032684
教科書	著者名	日本獣医病理学会	出版社	文永堂出版				出版年	2017

備考

参考書にかかわる情報

参考書	書名	動物病理学総論第３版				ISBN	9784830032455
参考書	著者名	日本獣医病理学会	出版社	文永堂出版				出版年	2013

参考書	書名	動物病理学各論第3版				ISBN	9784830032806
参考書	著者名	日本獣医病理学会	出版社	文永堂出版				出版年	2021

備考

メッセージ

キーワード

病理学　実習　肉眼・組織検査

持続可能な開発目標（SDGs）

(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。

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