開講年度
開講学部等
2025
共同獣医学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
1.5通年
集中
実験・実習
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1083035504
伴侶動物総合臨床実習[Practice of Companion Animal Clinical Medicine]
日本語
11
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
板本 和仁[ITAMOTO Kazuhito]
ー
担当教員[ローマ字表記]
板本 和仁 [ITAMOTO Kazuhito], 中市 統三 [NAKAICHI Munekazu], 谷 健二 [TANI Kenji], 馬場 健司 [BABA Kenji], 上林 聡之 [KAMBAYASHI Satoshi], 砂原 央 [SUNAHARA Hiroshi], 伊藤 晴倫 [ITOH Harumichi], 根本 有希 [NEMOTO Yuki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
5~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
動物医療センター(附属動物病院)における実際の診療に参加し、犬および猫の診断と治療に関わる各種検査法と治療法の理論と実際を学ぶ。実践的な臨床現場で、病因、病態、診断、治療、予防の理解、基本となる臨床技能の習得をはかり、診療記録の記載方法を習得するとともに、患者との接し方や飼い主とのコミュニケーション能力を涵養する。さらに、外科疾患については実践的な麻酔法や手術法の原理と手順を学び,周術期並びに術後管理についても学習する。
外部診療施設(動物愛護センター、動物園等)での参加型臨床実習により、犬・猫や展示動物の飼育管理や診療について学ぶ。
授業の到達目標
小動物臨床獣医師として必要な知識及び技術を習得することとし、以下の点を目標とする
・正確で効率良い獣医療面接(問診)を行い、全身状態の把握と目的に沿った正確な身体検査の実施と病歴の聴取を行うことができる。
・必要な検査を選択・実施し、問診および身体検査の結果と統合して診断および治療法の選択を行う臨床推論能力を養う。
・診断結果および適切な治療法の選択について適切な説明を行うことができる。
・入院および周術期・術後の患者に対して適切な管理ができる。
・適切な診療記録を作成することができる。
以上から伴侶動物や展示動物の臨床獣医師として必要な知識及び技術を習得する。
授業計画
【全体】
伴侶動物の診療における一連の流れの中で、問診(稟告)、一般身体検査、血液検査、各種画像診断、治療、入院管理を通して、臨床獣医師として必要な知識、技術を涵養する。
内科系診療科
(1)動物医療センターにおける伴侶動物内科系診療に参加し、問診を行い、必要な情報を得た上で一般身体検査を行う
(2)検体検査に必要な生体材料の採取法の実際を学び、検体検査の原理を理解し、結果を考察する
(3)生体検査の実施の補助を行い、その結果の解釈を理解する
(4)各種検査法から類症鑑別を行い、適切な治療の選択について学ぶ
(5)毎週行われる症例検討会に参加し、疾患の最新治療について理解を深める
外科系診療科
(1)動物医療センターにおける伴侶動物内科系診療に参加し、問診から得られた情報にもとづき各種検査を補助する
(2)得られた検査結果の解釈について、診療後のカンファレンスに参加し理解を深める
(3)外科手術において、手術チームのいち員として、術後管理および入院管理について参加する
エキゾチックアニマル臨床実習
外部施設(秋吉サファリパーク、ときわ 動物園、徳山動物)で実施する。
シェルターメディソンについて広く学ぶため動物愛護センターで実習を行う。
多様なエキゾチックアニマルについて、それぞれの生物学的特徴や解剖生理、取 り扱い、使用管理、多い疾患を理解する。
各エキゾチックアニマルの病理学的診断法について理解を深め、臨床検査、診 断・治療法に関する基礎的方法を習得する。
尚、本実習は外部施設を利用するため実習期間は通年に及ぶ。
各施設における獣医師だけでなく、周囲で働くコワーカーの協力に留意し、敬意 を持って接する
学外診療実習
協力関係にある一次診療施設における診療活動に参加し、以下のことを学ぶ
・ワクチン接種、外部寄生虫の駆除あるいは予防などの予防医学全般における、オーナーへの対応、インフォームドコンセント、具体的処置法を学ぶ
・一次診療で治療対象とする比較的軽微な消化器疾患、呼吸器疾患、皮膚疾患などに対する一般的な身体検査、追加で必要になる検査とその具体的な手技、治療手技の実際を学ぶ
・去勢、避妊手術などの一次診療施設で実施される比較的簡単な手術の実際を学ぶ
本実習は、495時間の学修が必要な内容で構成されている。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
診療補助および見学実習
内容については実習によって異なる。
詳細はオリエンテーションや実習先からの指示により確認すること。
以降の回についても同様とする。
実習先から指示がある。
以降の回についても同様とする。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
(伴侶動物)問診、一般身体検査・特殊検査、 問診、検査、などの習得すべき事項についてスタンプラリー形式での評価。Day One Skill評価表およびケースレポート、症例発表会でのプレゼンテーション。
(一次診療実習)外部施設における出席状況および実習態度、積極性などから評価を行う。
(シェルター)出席状況および実習態度、レポートから成績評価を行う。
(エキゾチック)出席状況および実習態度、レポートから成績評価を行う。
授業態度・授業への参加度 50%
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品 50%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
獣医内科学第2版
ISBN
9784830032523
著者名
日本獣医内科学アカデミー編
出版社
文永堂出版
出版年
2014
教科書
書名
スモールアニマル・サージェリー
ISBN
4899952643
著者名
Theresa Welch Fossum [ほか] 著 ; 若尾義人 [ほか] 監訳
出版社
メディカルサイエンス社
出版年
2003
教科書
書名
Veterinary Surgery : Small Animal
ISBN
9780323320658
著者名
editors, Spencer A. Johnston, Karen M. Tobias
出版社
Elsevier
出版年
2018
備考
参考書にかかわる情報
備考
特になし
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
板本 和仁(kaz2356@yamaguchi-u.ac.jp)
オフィスアワー
平日夜
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