タイトル

開講年度 開講学部等
2024 共同獣医学部
開講学期 曜日時限 授業区分 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント YFL育成プログラム
1.5通年 集中 実験・実習 10.0  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1083035506 産業動物総合臨床実習[Practice of Large Animal Clinical Medicine] 日本語 6
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
佐々木 直樹[SASAKI Naoki]
担当教員[ローマ字表記]
佐々木 直樹 [SASAKI Naoki], 髙木 光博 [TAKAGI Mitsuhiro], 谷口 雅康 [TANIGUCHI Masayasu], 小野 哲嗣
区分   対象学生   対象年次 5~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
開設科目名(英訳)
産業動物総合臨床実習(Practice of Large Animal Clinical Medicine)
概要
動物病院や外部施設での参加型臨床実習を行う。これまでの講義や実習を通して習得してきた産業動物の診療に関する基礎的な知識や技術を確認する。また、実習を通じて、畜主との接し方や臨床所見や診療記録の記載方法を習得するとともに、診断手順、各種検査方法とその結果の解釈、疾患と病態生理及び様々な治療方法を確認し、産業動物臨床に関する基礎的な臨床技術の習得を行う。産業動物臨床において経験豊富な実務家教員が授業を担当する。
一般目標
国際的な獣医学教育認証機関(EAEVE)が定める獣医師として必要な知識及び技術を習得する。産業動物の診療に関する基礎的な知識や技術についての理解を深める。また、実習を通じて、畜主との接し方や臨床記録の記載方法を習得するとともに、診断手順、各種検査方法とその結果の解釈、疾患と病態生理及び様々な治療方法に関する理解を深め、個体治療における産業動物臨床に関する基礎的な臨床技術の習得を行う。さらに、生産獣医療に基づく、群管理についての基本的な知識や技術を習得する。
授業の到達目標
知識・理解の観点
産業動物疾病の診断および治療法の選択ができる技能および知識を習得するほか、動物の器官系統別・臓器別診断および個体と群での観察の仕方,経済的効果などについて、実際の臨床症例の診断を進め、知識を深める。
思考・判断の観点
本実習は、参加型の産業動物総合臨床実習であることから、牛,馬,豚,鶏の診断,診療を行う場合に必要な基礎知識,畜主との接し方や臨床記録の記載方法,保定法,診断法,検査法及び治療法,経済的効果などについての実践的な技術を習得する。
関心・意欲の観点
自ら疑問を検索し解決できるよう,積極的な実習への参加が望まれる。
態度の観点
グループ内で協力して実習を行う。実習およびディスカッションに積極的に参加する。飼主へのインフォームドコンセントのためにコミュニケーション能力を高める。
技能・表現の観点
さまざまな手法による産業動物の診断治療について正しく説明できる。正しい方法で産業動物を取り扱うことができる。
その他の観点
「Day-1 skill」,「One Health」,「命の重要性」を理解し,その診断治療を行う獣医師の役割について理解を深める。
授業計画
【全体】
1)参加型臨床実習事前学習、実習 (5年前期)
NPO法人獣医系大学間獣医学教育支援機構が運営しているWEBサイト「産業動物臨床-獣医学生応援プロジェクト-(http://www.vp.veteso.jp/)」にある産業動物臨床実習・教育用の動画コンテンツを視聴することで、参加型臨床実習における事前学習を行う。併せて、動画により学んだ事項を山口大学共同獣医学部に設置されているSkills Labにおいて、実習モデルを利用することで基礎的な技術の習得に努める。

2)産業動物総合臨床実習(5年後期)
参加型臨床実習 1:牛群検診(県内牧場)
参加型臨床実習 2:牛群検診(県内牧場)
参加型臨床実習 3:馬検診(県内外乗馬クラブ)
参加型臨床実習 4:馬検診(県内外乗馬クラブ)
参加型臨床実習 5:繁殖牛群検診(県内牧場)
参加型臨床実習 6:繁殖牛群検診(県内牧場)
参加型臨床実習 7:NOSAIにおける牛診療学実習(県内各診療所)
参加型臨床実習 8:NOSAIにおける牛診療学実習(県内各診療所)
参加型臨床実習 9:学内豚実習
参加型臨床実習 10:養豚場実習
参加型臨床実習 11:養鶏場実習
参加型臨床実習 12:学内診療、手術実習
参加型臨床実習 13:学内診療、手術実習
参加型臨床実習 14:山口県農業大学校診断治療実習
参加型臨床実習 15:畜種別講習会

3)産業動物総合臨床実習(6年前期)
参加型臨床実習 1:牛群検診(県内牧場)
参加型臨床実習 2:牛群検診(県内牧場)
参加型臨床実習 3:繁殖牛群管理(県内牧場)
参加型臨床実習 4:学内診療、手術実習
参加型臨床実習 5:山口県畜産試験場診療実習

4)産業動物総合臨床実習(馬臨床)(6年前期)
山口県内外の乗馬クラブの診療に随行して問診法、身体検査法、臨床検査法や治療法などを実習する。
馬検診 ①
馬検診 ②
馬検診 ③
馬検診 ④
馬検診 ⑤

本実習は、270時間の学修が必要な内容で構成されている。
項目 内容 授業外指示 授業記録
A B C D E F
第1回 参加型臨床実習 内容については実習によって異なる。
詳細はオリエンテーションや実習先からの指示により確認すること。
以降の回についても同様とする。
実習先から指示がある。
以降の回についても同様とする。
カルテ・レポート 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注 
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
小テスト/授業内レポート = 欠格条件
授業態度や授業への参加度 = 欠格条件
受講者のレポート提出 = 欠格条件
出席 = 欠格条件
カルテ等作成 = 20%未満
【観点別】
知識・理解思考・判断関心・意欲態度技能・表現その他評価割合(%)JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験) --- --- --- --- --- --- 評価に加えず ---
小テスト・授業内レポート --- --- --- --- 30% ---
宿題・授業外レポート --- --- --- --- 40% ---
授業態度・授業への参加度 --- --- --- --- 20% ---
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品 --- --- --- --- --- 10% ---
演習 --- --- --- --- --- --- 評価に加えず ---
出席 --- --- --- --- 欠格条件 ---
その他 --- --- --- --- --- --- --- ---
教科書にかかわる情報
教科書 書名 馬診療学 ISBN
著者名 コアカリキュラム準拠 出版社 緑書房 出版年
教科書 書名 獣医内科学 第2版 大動物編 ISBN 978-4-8300-3252-3
著者名 日本獣医内科学アカデミー編 出版社 文永堂出版 出版年 2014
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 Auer 馬の外科学 ISBN
著者名 日本中央競馬会 馬事部 翻訳 出版社 日本中央競馬会 馬事部 出版年 2000
参考書 書名 主要症状を基礎にした牛の臨床 ISBN 4938445026
著者名 前出吉光・小岩政照監修 出版社 デーリィマン 出版年 2002
備考
メッセージ
産業動物の症例に実際に自分が遭遇した時に、どうすべきか、シミュレーションを実習でできたら良いですね。また、手術の際には、飼主へのインフォーム・ド・コンセントが重要になります。産業動物臨床獣医学は理論に裏づけされた行動を速やかな行動で示すことが重要です。一緒に勉強しましょう
キーワード
動物丸ごとの臨床。五感と科学的データ。4H(head, heart, hands and health:頭と心と手を使って健康になろう)
Day-1 skill,One Health,命の重要性,食の安心安全
動物の患者になった気持ちでの診察。胸ドキドキする実習
実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
獣医臨床栄養学,獣医繁殖学,獣医予防管理学,牛診療学Ⅰ・Ⅱ,馬診療学,豚診療学獣医臨床基礎実習,獣医繁殖学実習,産業動物診断治療実習
連絡先
佐々木直樹:nsasaki@yamaguchi-u.ac.jp, 5378 共同獣医学部217
高木光博 : E-mail mtakagi@yamaguchi-u.ac.jp, 電話 933-5898, 研究室 共同獣医学部233
谷口雅康 : E-mail masa0810@yamaguchi-u.ac.jp, 電話 933-5929, 研究室 共同獣医学部234
オフィスアワー
勤務日の随時であるが、事前にメール等でアポイントをとること。

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