タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月1~2   9.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011009 アカデミック・スキル入門[Introduction to Academic Skills] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
坂口 和敏[SAKAGUCHI Kazutoshi]
担当教員[ローマ字表記]
坂口 和敏 [SAKAGUCHI Kazutoshi]
特定科目区分   対象学生 i 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本授業は基盤科目のみならず,その他の本大学での授業及び社会に出てからも必要となる基本的なアカデミック・スキルを学ぶものである。具体的には,フィールドワークやインターネットを利用した情報収集の仕方,その情報に基づいてレポートを書く又はプレゼンテーションをする方法の基本を学ぶ。本授業は教員1名に対して学生5名程度の少人数の形式で行う。
授業の到達目標
図書館やインターネットを利用して必要な情報を収集できるようになる。集めた情報を適切に活用して自分自身の考え・意見を形成し,それを論理的かつ分かりやすく文章もしくは口頭で説明できるようになる。レポートやプレゼンテーションで用いるコンピュータのソフトウェアを使いこなせる。これらの能力の基本的な部分を身につけることが本授業の目標である。
授業計画
【全体】
第1回目~第3回は50名程度のクラスに分かれて、パソコンの使い方、ネットワークの繋ぎ方などについて学ぶ。
第4回の授業は各担当教員による授業のガイダンスの後,ゼミ生の上級生との交流を行う。教員1人が5名程度の学生を担当する。
第5回~第9回はレポートの書き方を学ぶ。第5回の授業でインターネットや図書館を使った情報収集について、第6回の授業でフィールドワークによる情報収集について学習し、第7回以降の授業でレポートの書き方の説明とレポートのテーマ設定を行い、学生が実際に書いてきたレポートを添削する。学生はそれに基づいて次の授業までにレポートを修正し,再び添削を受ける。数回繰り返してレポートが完成したら,次のテーマのレポートに取りかかる。教員はレポートの構成,説明の論理性や具体性,序論・本論・結論の一貫性,参考にした文献や資料の適切な引用のやり方(剽窃の禁止)などを指導する。
第10回〜第14回はプレゼンテーションのやり方を学ぶ。第10回の授業でプレゼンテーションのやり方の説明とプレゼンテーションのテーマ設定を行い,第11回以降で学生がプレゼンテーションの準備と実際のプレゼンテーションを行う。学生は10分程度のプレゼンテーションを行い,聴衆である学生との質疑応答を行う。その後,教員が発表の態度,構成,論理性や明確性,プレゼンテーションソフトの適切な使用法などについて講評する。
第15回はこれまでの全回を振り返りを行う。
対面を基本とするが、授業の内容によってはオンラインで実施する場合がある。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 パソコンの利用とネットワークサービス 1.パスワードの重要性と変更作業
2.作成データファイルの管理
3.パソコン利用の際の注意点
4.情報コンセントへの接続
5.Webメール(情報基盤センター)
6.ネットワ-クドライブの利用
7. アプリケーションサーバーの利用
8.学内Webサービスの紹介(修学支援システム等)
授業で学んだことを復習する(学習時間の目安:2時間)
第2回 インターネットのセキュリティーとアプリケーションの運用 1.最小限のセキュリティ対策
2.守るべきルール(法律,ネチケット)
3.ZoomおよびWebexのインストールおよび設定
4.Adobe Acroba Readertのインストールおよび設定
5.Terapadのインストールおよび設定
授業で学んだことを復習する(学習時間の目安:2時間)
第3回 Microsoft Wordの使い方 1.文書入力・編集の基礎
2.ページ(書式)の設定
3.箇条書き、罫線と表
4.脚注の設定
5.飾り文字
6.文書作成演習
授業で学んだことを復習する(学習時間の目安:2時間)
第4回 オリエンテーション
ゼミ生同士の自己紹介や教育研究や大学生活全般について教授する。 授業で学んだことを復習する(学習時間の目安:2時間)
第5回 情報収集1 レポート作成やプレゼンテーションに必要となる図書館やインターネットを利用した情報収集のやり方を学ぶ。 授業で学んだことを復習する(学習時間の目安:2時間)
第6回 情報収集2 フィールドワークの基本を学ぶ。(現地集合、現地解散) 教員が提示したテーマについてレポート1を作成し始める。(学習時間の目安:2時間)
第7回 レポートの書き方1 学生が書いてきたレポート1を教員と他の学生と共に添削する 教員や他の学生の意見に基づき,レポート1を修正し、完成させる。(学習時間の目安:2時間)
第8回 レポートの書き方2 レポートの書き方の基本を学ぶ。また,ネットや文献による情報収集のやり方を学ぶ。教員が提示したテーマ・資料に従って,1つ目のレポート(レポート2)を書きはじめる。 教員が提示したテーマについてレポート2を作成し始める。(学習時間の目安:2時間)
第9回 レポートの書き方3 学生が書いてきたレポート2を教員と他の学生と共に添削する 教員や他の学生の意見に基づき,レポート2を修正し、完成させる。(学習時間の目安:2時間)
第10回 プレゼンテーションの方法1 プレゼンテーションのやり方の基本を学ぶ。また、教員がプレゼンのテーマを指示・説明し、プレゼンについての情報を集める。 教員が提示したテーマについての情報を集める(学習時間の目安:2時間)
第11回 プレゼンテーションの方法2 プレゼン1の情報収集と整理を行う。発表用ソフトを用いてプレゼン1のスライドを作成する。 KJ法を用いて集めた情報を整理し、プレゼン1のスライドを完成させる。(学習時間の目安:3時間)
第12回 プレゼンテーションの方法3 学生全員によるプレゼン1の発表。 教員や他の学生のコメントをもとに自分のプレゼンを振り返る。スライドに不備があれば修正し、提出する(学習時間の目安:2時間)
第13回 プレゼンテーションの方法4 プレゼン2のテーマに基づき、情報収集と整理を行う。発表用ソフトを用いてプレゼン1のスライドを作成する。 プレゼン2のテーマについての情報を集める(学習時間の目安:3時間)
第14回 プレゼンテーションの方法5 学生全員によるプレゼン2の発表。 教員や他の学生のコメントをもとに自分のプレゼンを振り返る。スライドに不備があれば修正し、提出する(学習時間の目安:2時間)
第15回 リフレクション(振り返り) レポート、プレゼンテーションの作成を振り返り、今後の課題を明らかにする。 授業で学んだことの振り返りを行う(学習時間の目安:1時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 15% C: 10% D: 50%
成績評価法
レポートの書き方については,学生が作成したレポートについて,全体の構成,段落の作り方,内容が明確,論理的,具体的であるか,序論・本論・結論が一貫しているか,適切に情報を収集し,また引用がなされているかといった点を評価する。また,プレゼンテーションについては話し方や態度,全体の構成,内容の適切さ・明確性・論理成・具体性,質疑応答の的確さ,適切なスライドの作成といった点を評価する。具体的にはレポート及びプレゼンについての評価シートに基づいて評価する。この評価シートを学生に示すことで,学生自身もこの授業で何を学ぶのかが理解できる。

成績評価はレポート課題50%、プレゼンテーション課題50%とし、
事前連絡なく3回以上欠席した場合は欠格とする。
教科書にかかわる情報
備考
適宜レジュメ等を配付します。
参考書にかかわる情報
備考
堀一成、坂尻彰宏、阪大生のためのアカデミック・ライティング入門/第4版、2023
https://hdl.handle.net/11094/71454

立教大学大学教育開発・支援センター、Master of Writing/Master of Presentation、2023
https://www.rikkyo.ac.jp/about/activities/fd/cdshe/master.html
メッセージ
基礎セミナーで学ぶレポート作成やプレゼンテーションは大学および社会に出てから必要不可欠な能力です。
また、フィールドワークでは五感を通して言語化されていない情報の獲得を行います。
論理と直感のバランス感覚を養い、社会人基礎力向上を図りましょう!
キーワード
レポート、プレゼンテーション
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
基盤科目
履修条件
連絡先
k-saka[at]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
質問や相談がある場合はメールで予約してください。

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