開講年度
開講学部等
2025
国際総合科学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月1~2
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1091011011
アカデミック・スキル入門[Introduction to Academic Skills]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
杉野 弘明[SUGINO Hiroaki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
杉野 弘明 [SUGINO Hiroaki]
特定科目区分
対象学生
k
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本授業は課題解決科目のみならず,その他の本大学での授業及び社会に出てからも必要となる基本的なアカデミック・スキルを学ぶものである。具体的には,図書館やインターネットを利用した情報収集の仕方,その情報に基づいてレポートを書く又はプレゼンテーションをする方法の基本を学ぶ。本講義では、第1回目~第3回を50名程度のクラスに分かれて、パソコンの使い方、ネットワークの繋ぎ方などについて学ぶ。第4回以降の授業では各担当教員による授業のガイダンスの後,教員1名に対して学生5〜7名という少人数のゼミ形式で講義を進めていく。
授業の到達目標
図書館やインターネットを利用して必要な情報を収集できるようになる。集めた情報を適切に活用して自分自身の考え・意見を形成し,それを論理的かつ分かりやすく文章もしくは口頭で説明できるようになる。レポートやプレゼンテーションで用いるコンピュータのソフトウェアを使いこなせる。これらの能力の基本的な部分を身につけることが本授業の目標である。
授業計画
【全体】
第1回目~第3回は50名程度のクラスに分かれて、パソコンの使い方、ネットワークの繋ぎ方などについて学ぶ。
第4回の授業は各担当教員による授業のガイダンスの後,図書館やインターネットを利用した情報収集のやり方を学ぶ。
第5回~第10回はレポートの書き方を学ぶ。教員1人が5~7名の学生を担当する。
第5回の授業でレポートの書き方の説明とレポートのテーマ設定を行い,第6回以降で学生が実際に書いてきたレポートを添削する。学生はそれに基づいて次の授業までにレポートを修正し,再び添削を受ける。数回繰り返してレポートが完成したら,次のテーマのレポートに取りかかる。教員はレポートの構成,説明の論理性や具体性,序論・本論・結論の一貫性,参考にした文献や資料の適切な引用のやり方(剽窃の禁止)などを指導する。
第11回~第15回はプレゼンテーションのやり方を学ぶ。
第11回の授業でプレゼンテーションのやり方の説明とプレゼンテーションのテーマ設定を行い,第12回以降で学生がプレゼンテーションの準備と実際のプレゼンテーションを行う。学生は10分程度のプレゼンテーションを行い,聴衆である学生との質疑応答を行う。その後,教員が発表の態度,構成,論理性や明確性,プレゼンテーションソフトの適切な使用法などについて講評する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
パソコンの利用とネットワークサービス
1.パスワードの重要性と変更作業
2.作成データファイルの管理
3.パソコン利用の際の注意点
4.情報コンセントへの接続
5.Webメール(情報基盤センター)
6.ネットワ-クドライブの利用
7. アプリケーションサーバーの利用
8.学内Webサービスの紹介(修学支援システム等)
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第2回
インターネットのセキュリティーとアプリケーションの運用
1.最小限のセキュリティ対策
2.守るべきルール(法律,ネチケット)
3.ZoomおよびWebexのインストールおよび設定
4.Adobe Acroba Readertのインストールおよび設定
5.Terapadのインストールおよび設定
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第3回
Microsoft Wordの使い方
1.文書入力・編集の基礎
2.ページ(書式)の設定
3.箇条書き、罫線と表
4.脚注の設定
5.飾り文字
6.文書作成演習設定
4.ZoomおよびWebexのインストールおよび設定
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第4回
ガイダンス及び図書館やインターネットを利用した情報収集のやり方
まず、この授業のガイダンスを行い,その後,レポート作成やプレゼンテーションに必要となる図書館やインターネットを利用した情報収集のやり方を学ぶ。
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第5回
レポートの書き方1
レポートの書き方の基本を各グループで学ぶ。また,教員の指示もしくは相談のもと,各自がレポートのテーマを決め、レポートを書く。
各自のテーマに基づいてレ ポートを作成する。(目安時間4時間)
第6回
レポートの書き方2
教員による学生のレポートの添削
各自のテーマに基づいてレ ポートを作成する。(目安時間4時間)
第7回
レポートの書き方3
教員による学生のレポートの添削
各自のテーマに基づいてレ ポートを作成する。(目安時間4時間)
第8回
レポートの書き方4
教員による学生のレポートの添削
各自のテーマに基づいてレ ポートを作成する。(目安時間4時間)
第9回
レポートの書き方5
教員による学生のレポートの添削
各自のテーマに基づいてレ ポートを作成する。(目安時間4時間)
第10回
レポートの書き方6
教員による学生のレポートの添削
レポートを完成させ,翌週に提出する。(目安時間4時間)
第11回
プレゼンテーションのやり方1
プレゼンテーションのやり方の基本を各グループで学ぶ。また,教員の指示もしくは相談のもと,各自がレポートのテーマを決める。
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
第12回
プレゼンテーションのやり方2
5〜7人のグループでの学生によるプレゼンテーション(もしくはその準備)
他の学生や教員の指摘に基づき,プレゼンテーションを修正する。(目安時間4時間)
第13回
プレゼンテーションのやり方3
5〜7人のグループでの学生によるプレゼンテーション(もしくはその準備)
他の学生や教員の指摘に基づき,プレゼンテーションを修正する。(目安時間4時間)
第14回
プレゼンテーションのやり方4
5〜7人のグループでの学生によるプレゼンテーション(もしくはその準備)
他の学生や教員の指摘に基づき,プレゼンテーションを修正する。(目安時間4時間)
第15回
プレゼンテーションのやり方5
5〜7人のグループでの学生によるプレゼンテーション
授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 40% B: 35% C: 5% D: 20%
成績評価法
授業内で作成する成果物(40%)と最終レポート(60%)で評価する。
レポートの書き方については,学生が作成したレポートについて,全体の構成,段落の作り方,内容が明確,論理的,具体的であるか,序論・本論・結論が一貫しているか,適切に情報を収集し,また引用がなされているかといった点を評価する。また,プレゼンテーションについては話し方や態度,全体の構成,内容の適切さ・明確性・論理成・具体性,質疑応答の的確さ,適切なスライドの作成といった点を評価する。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用せず,適宜レジュメを共有する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書
ISBN
9784334103804
著者名
阿部幸大著
出版社
光文社
出版年
2024
参考書
書名
マンガでやさしくわかる論文・レポートの書き方
ISBN
9784820727422
著者名
吉岡友治著 ; 青木健生シナリオ制作 ; 山本幸男作画
出版社
日本能率協会マネジメントセンター
出版年
2019
参考書
書名
ノンデザイナーズ・デザインブック
ISBN
9784839955557
著者名
Robin Williams著 ; 吉川典秀訳
出版社
マイナビ出版
出版年
2016
備考
参考書は必須ではありませんが、興味のある方は読んでみてください。その他レポート作成やプレゼンテーション作成の参考になる情報は適宜講義内で共有いたします。
メッセージ
これから皆さんが大学で学術活動を行うために必要な知識や技術を学び、また実践して身に着ける演習型の講義です。ゼミ形式となるため、一緒に受講する仲間と一緒に、知識を深め、スキルを高めていきましょう!
キーワード
レポート、プレゼンテーション、知的財産、盗用・剽窃
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
課題解決科目
履修条件
連絡先
Ext.: 5525
E-mail: hsugino [at] yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
特に設けていません。必要があれば小さな質問でも構いませんので、いつでも連絡してください。メールでのお問い合わせも可能です。事前にアポを取ってもらえると助かりますが、ふらっと教員室に来て頂いても構いません。教員室に在室中は、ウェブ会議を行っている等を除き、できるだけ対応いたします。
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