タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金7~8   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011020 ロジカル&クリティカルシンキング[Logical and Critical Thinking] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
秋谷 直矩[AKIYA Naonori]
担当教員[ローマ字表記]
阿部 新 [ABE Arata], 秋谷 直矩 [AKIYA Naonori], 呉羽 真 [KUREHA Makoto]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 「ロジカル&クリティカルシンキング」は,科学的・論理的(批判的)に物事を考え,表現する(書く・話す)ための技能・スキルであり,学問を行う上で必須の,最も基本的な素養と位置づけられる。
 「ロジカルシンキング」は,科学技術社会論のトピックスを具体例にとりながら,「ロジカル&クリティカルシンキング」がどのような技能・スキルであり,具体的にどのように用いることができるかを演習を主体としながら学んでいく。
 本科目は,主に学部DP3(課題解決)の能力形成に寄与する。
授業の到達目標
最終的に,「ロジカル&クリティカルシンキング」を具体的・実践的場面でごく自然に用いることができるようになる(体得する)。
授業計画
【全体】
 指定テキスト(『科学技術をよく考える──クリティカルシンキング練習帳』)は全10ユニット(※)で構成されるが,この科目では,「ロジカルシンキング」および「クリティカルシンキング」の概念に関して簡単な導入を行った後に,「演習」とセットで5つのユニットの内容を消化していくことを通じ,「ロジカル&クリティカルシンキング」の技能・スキルを実践的に修得していく。
 どのユニットをどのような順番でこなしていくか,またどのように内容を消化していくかは初回授業時に詳述する。
 授業回数の関係で,全10ユニットのうち5ユニットしか消化できないが,残りユニットは各学生が自習して欲しい。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 全体イントロダクション
ユニット1:遺伝子組み換え作物(イントロ講義)
・「ロジカルシンキング」とは何か
・授業の進め方
・ユニット1イントロ講義
事前学修課題(目安時間3時間)
第2回 ユニット1:遺伝子組み換え作物(演習1)
・ユニット1第1回演習
事前学修課題(目安時間3時間)
第3回 ユニット1:遺伝子組み換え作物(演習2) ・ユニット1第2回演習 事前学修課題(目安時間3時間)
第4回 ユニット1:遺伝子組み換え作物(総括講義)
ユニット3:喫煙を認めるか否か(イントロ講義)
・ユニット1総括講義
・ユニット3イントロ講義
事前学修課題(目安時間3時間)
第5回 ユニット3:喫煙を認めるか否か(演習1) ・ユニット3第1回演習 事前学修課題(目安時間3時間)
第6回 ユニット3:喫煙を認めるか否か(演習2) ・ユニット3第2回演習 事前学修課題(目安時間3時間)
第7回 ユニット3:喫煙を認めるか否か(総括講義)
(イントロ講義)
・ユニット3総括講義
・ユニット5イントロ講義
事前学修課題(目安時間3時間)
第8回 ユニット5:血液型性格診断(演習1) ・ユニット5第1回演習 事前学修課題(目安時間3時間)
第9回 ユニット5:血液型性格診断(演習2) ・ユニット5第2回演習 事前学修課題(目安時間3時間)
第10回 ユニット5:血液型性格診断(総括講義)
ユニット9:動物実験の是非(イントロ講義)
・ユニット5総括講義
・ユニット9イントロ講義
事前学修課題(目安時間3時間)
第11回 ユニット9:動物実験の是非(演習1) ・ユニット9第1回演習 事前学修課題(目安時間3時間)
第12回 ユニット9:動物実験の是非(演習2) ・ユニット9第2回演習 事前学修課題(目安時間3時間)
第13回 ユニット9:動物実験の是非(総括講義)
ユニット10:原発投下の是非を論じることの正統性(イントロ講義)
・ユニット9総括講義
・ユニット10イントロ講義
事前学修課題(目安時間3時間)
第14回 ユニット10:原発投下の是非を論じることの正統性(演習1) ・ユニット10第1回演習 事前学修課題(目安時間3時間)
第15回 ユニット10:原発投下の是非を論じることの正統性(演習2) ・ユニット10第2回演習 事前学修課題(目安時間3時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 25% B: 25% C: 25% D: 25%
成績評価法
毎回の提出課題の内容と、演習への参加度により評価を行う。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 科学技術をよく考える──クリティカルシンキング練習帳 ISBN 9784815807283
著者名 伊勢田哲治 他 出版社 名古屋大学出版会 出版年 2013
備考
 この教科書を用いて演習を行っていくので必携です。開講日までに必ず購入しておいてください。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 新版 論理トレーニング ISBN 9784782802113
著者名 野矢 茂樹 出版社 産業図書 出版年 2006
備考
 本科目を受講し,論理的に物事を考えるとはどのようなことかより深めて考察したいと思う学生に勧めます。余力があったら是非。
 授業と並行して自習しても構いませんし,授業終了後に復習を兼ねて自習するのもお勧めです。本書を自習していて分からない箇所があったら質問はいつでも受け付けます。
 なお,本書と兄弟書の関係にあり,演習に的を絞った書物が「ロジカルシンキング演習」の参考書に挙げた『論理トレーニング101題』です。
メッセージ
 「演習」とセットで技能・スキルを修得することに重点を置く科目であるため,まじめに履修すると結構しんどい科目になるかと思います。しかし,技能・スキルというものは実際に自分でやってみないと身につきません。どうせやるなら楽しんでやっていきましょう。
キーワード
ロジカルシンキング,クリティカルシンキング
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
 「ロジカル&クリティカルシンキング」は最も基本的な学術的なスキルであるので,すべての科目に関連するが,特に関連するのは国際総合科学部カリキュラムにおける一連の「課題解決科目」群(なかでも「基礎セミナー」と「課題解決能力演習」)である。
 さらに直接的には「ロジカルシンキング演習」と並行かつ接合して開講される。
履修条件
連絡先
川崎:kawasaki[at]yamaguchi-u.ac.jp (代表)
秋谷:akiya[at]yamaguchi-u.ac.jp
呉羽:kureha[at]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
 授業と会議の時間帯を除き,学生さんの相談には最優先で対応します。何か相談がありましたら,遠慮なく上記アドレスにメールしてください。都合がつく日時を連絡します。

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