開講年度
開講学部等
2025
国際総合科学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期前半
火7~8,金7~8
9.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1091011033
ビジュアルコミュニケーションデザイン[Visual Communication Design]
英語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
CRUZ GUERRA CHRISTIAN FRANCISCO[Christian Francisco CRUZ GUERRA]
ー
担当教員[ローマ字表記]
CRUZ GUERRA CHRISTIAN FRANCISCO [Christian Francisco CRUZ GUERRA]
特定科目区分
対象学生
対象年次
4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
ビジュアル・コミュニケーション・デザインは、基礎レベルでは、様々な豊富な視覚的な要素を用いて、情報交換のプロセスを作ることだと理解されている。新しい時代のプロフェッショナルの世界では、様々な豊富な視覚的な要素を用いて、絶えず発生する真の社会変革を起こすことを可能にする。そのため「人間の言語」とその精神的、文化的、さらに政治面も含めたより深いレベルの視覚の現象(象徴性)の理解が必要である。
このコースは、歴史な視点で異なるアプローチから視覚のコミュニケーションデザイン業界の基本的なルーツ(人間の言語)の進化の概要を説明する。また、学生はビジュアルコミュニケーションの初めてのアプローチをし、具体的にビジュアル表現ツールを使い方や表現方法など技術の手法を学習する。
授業の到達目標
1)ビジュアルコミュニケーション(言語、コミュニケーション、デザインと社会)の基礎知識を理解し、習得する
2)科学の側面からビジュアルコミュニケーションを理解する
3)イメージとシンボルの意味的な特性を理解し、コミュニケーションの方法を習得する
4)デザイン活動(イノベーション)は社会ー文化との関係を理解する
授業計画
【全体】
本授業は会話的、ディスカッション的に進める。内容としては、まず、お互いに影響する言語、コミュニケーション、デザインと社会の4つのコンセプトを説明する。それに、この4つのコンセプトは、歴史の中で優先順位が変更したり、進化していくこと、コンセプトのそれぞれの概念が違うけど、本質はつながってること、人間と環境コミュニケーションが常に発生していること、視覚的にこの本質を表現することはビジュアルコミュニケーションデザインであることを学習する。評価は授業中の提出する課題によって行う。授業中課題を提出していない場合は、次回の授業までの宿題として作業が必要となる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
意味論と記号学の基礎、映像の修辞学
• ソシュールの考え方を紹介
サインの定義を説明
アイコン、インデクスとシンボルを解釈
• ロラン・バルトのメインアイディアを紹介
1-文字
2-文字通りのイメージ
3-意味のあるイメージ
「ポスター」分析のエッセー
授業で学んだ内容を使ってポスターを分析し、それについて短いエッセイを書く、(目安時間:3時間)
第2回
実践演習I
ポスターデザインの基本的なコミュニケーション要素(コンセプトレベル)の設定と開発
授業で学んだ内容を実践的に応用する。キャンペーンポスターの基本的なコミュニケーション要素を定義する、(目安時間:2時間)
第3回
色彩理論の基礎
• 色彩の心理学的な認識 色彩特徴、カラーモード、色彩調和、色温度
• マスコミにおいて色彩の使い方と色彩の実践
映画の事例を通した色彩実践知識 色彩心理
「ポスター」分析のエッセー
授業で学んだ内容を使ってポスターを分析し、それについて短いエッセイを書く、(目安時間:2時間)
第4回
実践演習II
具体的なコミュニケーションに対するカラーパレットの設定と開発(ポスターデザインに適用)。
授業で学んだことを実践的に応用。映画ポスターのカラーパレットを定義する、(目安時間:2時間)
第5回
視覚的知覚基礎
• 人間情報処理
• 視覚的知覚の理論
• ゲシュタルトの原則(出現、具現化、多重安定性、不変項)
• ゲシュタルトの規則(閉合の要因、類似の要因、近接の要因、近接の要因、連続の要因、方向の要因)
日常生活における「ゲシュタルト視覚」パターンの発見。自分の身の回り(生活、勉強など)で、ゲシュタルトのルールに従って分類できるパターンを探し、写真を撮ります、(目安時間:3時間)
第6回
実践演習III
ロゴデザインの基本的なゲシュタルト要素(コンセプトレベル)の設定と開発
授業で学んだことを実践的に応用。ロゴマークのゲシュタルト要素を定義する、(目安時間:2時間)
第7回
タイポグラフィーの基礎
• 書体の定義
• フォントと書体の違い
• ファミリー書体
• 書体の表現的なコンセプト
• 書体の心理
ドキュメンタリー映画「ヘルベチカ ~世界を魅了する書」ゲイリー・ハストウィット(監督)を見る(目安時間:2時間)
第8回
実践演習IV
「マイビジネスカード」の基本的なタイポグラフィの設定と開発
授業で学んだことを実践的に応用。名刺の書体要素を定義する、(目安時間:2時間)
第9回
社会におけるビジュアルデザインの役割の理解 - ビジュアルデザイン・批判的思考I
ビジュアルコミュニケーションデザインの歴史的発展
ドキュメンタリー映画「Bauhaus」' by Julia Cave(プロデューサ)を鑑賞、(目安時間:2時間)
第10回
社会におけるビジュアルデザインの役割の理解 - ビジュアルデザイン・批判的思考II
社会、文化、政治、商業との関連における芸術とデザインの役割。
宣伝映画「TRIUMPH OF THE WILL」 Leni Riefenstahl(監督)を鑑賞、(目安時間:2時間)
第11回
総合デザインワークショップ実習I
本授業からコース終了まで、「デザインワークショップの方法」に集中して体験する。現代のトピックが与えられ、ビジュアル・コミュニケーション・デザインに関する作品をデザインすることが目的です。各クラスでは、進捗状況を共同で確認し、議論し、評価します(クラスのすべてのメンバーによって)。この実習期間が終わって、学生はデザインした作品を公開展示する。
ここからは、可能であれば、すべての実践的な作業は授業時間内に行われます。進捗状況は各卒業生に応じて異なるため、授業で完了しなかった残りのアクティビティは自宅で完了する必要があります。時間は数分から最大 3 時間までさまざまです。
第12回
総合デザインワークショップ実習II
本授業では、進捗状況を共同で確認し、議論し、評価します(クラスのすべてのメンバーによって)。
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第13回
総合デザインワークショップ実習III
本授業では、進捗状況を共同で確認し、議論し、評価します(クラスのすべてのメンバーによって)。
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第14回
総合デザインワークショップ実習IV
本授業では、進捗状況を共同で確認し、議論し、評価します(クラスのすべてのメンバーによって)。
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第15回
総合デザインワークショップ実習V
最終回の授業では、デザインした作品を公開する。
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※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 10% C: 30% D: 20%
成績評価法
短いエッセイ30%、クラス内の実習40%、最終プレゼンテーションとレポート30%
教科書にかかわる情報
備考
以上の教科書から必要部分をピックアップして、プリントを学生に配る。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
言語、コミュニケーション、デザイン、ビジュアル、記号学、意味、イメージ
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
デザイン概論、デザイン演習
履修条件
連絡先
chris@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
10時30分から19時までの間、いつでも研究室に来てもよいですが、確実にご対応できるよう、予約をすることをお勧めします。
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