タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期前半 火3~4,木3~4    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011037 文化社会論演習Ⅲ(行動・実験経済学)[Culture and Society Seminar III] 英語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
山田 隆志[YAMADA Takashi]
担当教員[ローマ字表記]
山田 隆志 [YAMADA Takashi]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
「経済と法1 (経済学)」 ならびに 「経済と法2 (経営学)」で得た知識を元に、実際の社会・経済システムがどのように振る舞うのかを実験的アプローチによって理解を深める。特に、伝統的な経済学がどのような仮定を置いて理論が形成されているのか、もし理論通りの結果が得られないときの理由を行動経済学の観点から探る。
授業の到達目標
地域社会や国際社会、様々な規模・地域において多様な課題が生じている。これらの社会的な課題に対し積極的に関与するには、科学・技術や文化・社会など幅広い知識とそれらを総合的に活用し、多様な文化的・思想的な背景を持つ人々と協調し、適切な課題の設定と解決へとつながる実践力が求められる。本科目では、そのための思想・文化、政治・経済に関わる基本的な知識や様式の習得と共に、人と社会が関わる諸問題に対する自発的な疑問と思考を育み、課題解決に向けて積極的に関与するための実践的な基盤を育むことを目的とする。
授業計画
【全体】
「経済と法1 (経済学)」 ならびに 「経済と法2 (経営学)」で得た知識を元に、実際の社会・経済システムがどのように振る舞うのかを実験経済学の手法によって理解を深める。特に、伝統的な経済学がどのような仮定を置いて理論が形成されているのかについて再確認し、もし理論通りの結果が得られないときの理由を行動経済学の観点から探る。

(注) 講義日程は変更の場合があります。
(注) 講義資料は英語ですが、話し言葉はそのときの出席者に依ります。ただし、ビジネスゲームの配付資料とインターフェース画面は日本語のみです。ご注意ください。
(注) メディア演習室を使う場合があります。お知らせを読み逃したり聞き逃したりしないでください。
(注) 実験をするセッションでは無断欠席や遅刻をしないでください。
(注) [重要] 履修者が少ない(7名以下)ときは不開講になるか開講しても内容を変更する場合があります。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション この講義の紹介と実験用ソフトウェアのテスト。 復習と演習課題に取り組む (準備学修に必要な学修時間の目安: 4.0h)
第2回 意思決定 (1) 合理的な意思決定とアノマリー 復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第3回 意思決定 (2) リスクのある状況での意思決定 復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第4回 意思決定 (3) 不確実な状況での意思決定 復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第5回 オークション ・オークションの種類
・収入同値定理
・勝者の呪い
復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第6回 ポートフォリオ選択 ポートフォリオ理論と分散投資 復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第7回 金融市場とバブル 効率的市場仮説とバブル 復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第8回 時間非整合性の行動 コミットメント 復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第9回 公共財と実験 共有地の悲劇 復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第10回 ゲーム理論と実験 ・ゲーム理論
・IPD
復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第11回 社会的選好 ・公平性
・利他性
・相互性
復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第12回 社会的選択 ・マッチング
復習と演習課題に取り組む (必要な学修時間の目安: 4.0h)
第13回 ナッジ ナッジと制度設計 ・復習と演習課題に取り組む
・ビジネスゲームの事前配付資料を読む

(必要な学修時間の目安: 4.0h)
第14回 ビジネスゲーム (1) ビジネスゲームを実際にプレイして競争戦略を理解してもらう。 ・復習と演習課題に取り組む
・ビジネスゲームの事前配付資料を読む

(必要な学修時間の目安: 4.0h)
第15回 ビジネスゲーム (2) ビジネスゲームを実際にプレイして競争戦略を理解してもらう。 最終レポートの作成 (必要な学修時間の目安: 20.0h)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
最終レポート 100% ですが、実験セッションにはできるだけ参加してください。
教科書にかかわる情報
備考
特になし。必要に応じて指示する。
参考書にかかわる情報
備考
特になし。必要に応じて指示する。
メッセージ
You'll see the following quote in this course; "In theory, there is no difference between theory and practice. But, in practice, there is."
キーワード
ミクロ・マクロ経済学, 行動・実験経済学, ゲーム理論, 社会的選好, 限定合理性と学習, ナッジ、競争戦略, 経営工学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
経済と法1 (経済学), 経済と法2 (経営学)
履修条件
特にありませんが、知的好奇心を持ってきてください。
連絡先
Ext.: 5297
E-mail: tyamada [at] yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
特に設けていません。必要な場合はあらかじめ連絡してください。

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