タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期前半 火5~6    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011039 国際総合科学総論[Introduction to Global and Science Studies] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
星野 晋[HOSHINO Shin]
担当教員[ローマ字表記]
星野 晋 [HOSHINO Shin], 秋谷 直矩 [AKIYA Naonori], 杉野 弘明 [SUGINO Hiroaki], 足立 勝 [ADACHI Masaru], 北西 功一 [KITANISHI Koichi], CRUZ GUERRA CHRISTIAN FRANCISCO [Christian Francisco CRUZ GUERRA], 呉羽 真 [KUREHA Makoto], 坂口 和敏 [SAKAGUCHI Kazutoshi]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本科目では、国際総合科学部で学ぶうえでの基本となる、多様な諸科学の知見を「総合」し、実社会のうちに課題や可能性を見いだし、解決・価値提案にいたるカリキュラム上の一連のプロセスを概観する。8回のオムニバス形式であり、総合の学である社会学や人類学、科学や技術の在り方を問う科学哲学や科学技術社会論、デザイン思考にもとづき新しい価値を提案するデザイン系分野、創造された物事の扱いをめぐる知的財産分野など、各教員の専門による入門講義で構成される。さらにはそれらの分野が相互に関連しあって本学部の卒業研究にあたるプロジェクト型課題解決研究(PBL)に収斂するカリキュラムの全体像の理解を目指す。
授業の到達目標
社会を総合的にとらえ、その現状や将来に課題や可能性を見いだし、多様な分野の知識・視点・方法を動員しつつ、新しい価値やライフスタイルを世に問う一連のプロセスを説明できる。
授業計画
【全体】
初回、授業の進め方や評価方法について説明した上で、「総合」というキーワードの下、国際総合科学部の育成しようとする人材像、多様な学問分野の視点・方法を学び最終的にプロジェクト型課題解決研究に収斂するカリキュラムの流れを概説する。その後の各回では、各担当教員が自身の研究分野の紹介を交えつつ、人間・社会を総合的にとらえる人類学や社会学、社会にとっての科学・技術の在り方を問う科学技術社会論や科学思想・哲学、新しい価値やライフスタイルを提案するデザイン系分野、知的創造物の扱いをめぐる知的財産などの入門的な講義をし、それら4年間に学ぶ主要科目を相互に関連づけながら概観することになる。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション:諸科学の「総合の仕方」の科学(星野 晋) 授業の目的、方法、評価方法等のガイダンスを行う。国際総合科学部のディプロマポリシーとカリキュラムに即して、とりわけ「総合」という概念に焦点をあてて、学際的なアプローチの意義と学び方について学修する。 国際総科学部のディプロマポリシーとカリキュラムを読んで、国際総合科学部で学習することの全体像を把握してくる(2時間)。授業内容を振り返る(2時間)。
第2回 通態力学と地域共創(杉野弘明) 未定 未定
第3回 人間と自然の関係の多様性(北西 功一) 生態系や自然の利用法、社会のあり方などがどのように関連しているのかについて、アフリカの狩猟採集を主とした生活手段とする人たちから考える。 授業の内容を復習するとともに、指定された課題を提出する(目安時間:2時間)
第4回 「社会的なもの」と人間(秋谷 直矩) 「社会的なもの(the social)」は、今日の国家形態をはじめとした人間集団の基盤となる概念・理念である。この概念・理念についての研究分野である社会学について紹介する。 授業の内容を復習するとともに、指定された課題を提出する(目安時間:2時間以上)
第5回 科学技術と思想・哲学(呉羽 真) 人工知能、ロボット、コミュニケーションメディアを例にとり、科学技術がどのように哲学・思想を必要とするか、を考える。 授業の内容を復習するとともに、指定された課題を提出する(目安時間:1時間)
第6回 デザイン思考とイノベーション(坂口 和敏) デザイン思考とイノベーションに関する基礎的な知識を教授する。イノベーションにおけるデザイン思考の役割を具体例で紹介する。 授業の内容を復習するとともに、指定された課題を提出する(目安時間:1時間)
第7回 デザイン思考と異文化共創(CRUZ GUERRA CHRISTIAN FRANCISCO) グローバル化とは、あらゆる種類の背景を持つ人々と関わることを意味する。デザインも例外ではない。現在、デザインは多様な文化・民族・専門家を深く理解するためのプロジェクトの形で展開している。本授業では、ケーススタディを通じて、異なる文化においてデザインはどのような役割を果たすかを説明する。 授業の内容を復習するとともに、指定された課題を提出する(目安時間:1時間)
第8回 著作権法(足立勝) 未定 未定
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
各回の担当教員が小レポート等により評価したものを合算し、これに最終レポートおよび授業態度等の評価を加える。出席は原則全出席を求めるが、やむを得ない場合欠格条件(6回以上の出席必須)とする。
各回小レポート10×7=70%、最終レポート20%、態度及び調整点10%
教科書にかかわる情報
備考
用いない
参考書にかかわる情報
備考
各回の講義担当者から提示される
メッセージ
大学の学修の基本は自学自習です。この授業をきっかけに国際総合科学部の4年間の学びをどのように設計するか、自分自身で考えてください。
キーワード
総合、文化、多職種協働、医療、生態系、社会、科学、技術、思想・哲学、デザイン、イノベーション、異文化共創、知的財産
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
国際総合科学部全専門科目
履修条件
連絡先
代表:星野 hoshino@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
授業全体については星野に、各回については担当教員が随時対応する。メール等でアポイントメントをとること。

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