タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期前半 月7~8   1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011045 バイオテクノロジー[Biotechnology] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
杉井 学[SUGII Manabu]
担当教員[ローマ字表記]
杉井 学 [SUGII Manabu]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 生物の基本構成単位である細胞が誕生した経緯や多様性をはじめ、構造、仕組み、分裂様式など基本的な生命現象について解説する。また、多細胞化した生物が持つ感覚機能や調節機能についても解説し、生物の持つ特徴や機能を知る。さらに、遺伝情報の解読によって得られた膨大な生命情報の解析手法や遺伝子組み換え技術、それを応用した現代医療などについて解説する。
授業の到達目標
細胞を構成単位とする生物の基本的な生命現象を、細胞の構造や機能(細胞生物学的)、生物個体の反応(生理学的)、代謝(生化学的)などの側面から説明できる。また、バイオテクノロジーのベースとなる生命現象を理解し、バイオテクノロジーの基本原理を説明できる。
授業計画
【全体】
 生物の基本構成単位である細胞の構造と仕組みを解説し、生命現象とはどのようなものかを解説する。また、細胞が構成する組織、組織が構成する器官などの説明へ発展させ、器官の集まりとしての生物個体の機能を解説する。さらに、現代のバイオテクノロジーの基本となる分子生物学的・情報学的手法とその対象となる分子などについて解説し、バイオテクノロジーの具体的事例を紹介しながらそれら技術をどのように使っていくべきなのかを考察する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 生物・バイオテクノロジーとは何か 講義オリエンテーション。生物の定義についてディスカッション。 講義資料の事前学習
(時間:60分)
講義内容の事後学習
(時間:60分)
第2回 細胞の進化と細胞構造 生命の始まりや細胞の誕生、細胞の多様化などを解説。また、基本構成単位を細胞とする生物の特徴を解説し、細胞を構成する細胞内小器官などについても解説。 講義資料の事前学習
(時間:60分)
講義内容の事後学習
(時間:60分)
第3回 細胞分裂 細胞分裂の仕組みについて解説し、その増殖と癌化のメカニズムについても解説。 講義資料の事前学習
(時間:60分)
講義内容の事後学習
(時間:60分)
第4回 DNAと遺伝子とタンパク質 生物の設計図(DNA)と材料(アミノ酸、タンパク質等)について解説。また、細胞内で行われる物質代謝の具体例を解説。 講義資料の事前学習
(時間:60分)
講義内容の事後学習
(時間:60分)
第5回 動物と植物の生理機能と運動と感覚 動物および植物の浸透圧や体温維持などの恒常性に関する生理機能について解説。また、多細胞生物の持つ運動器官や感覚器官の機能について解説。 講義資料の事前学習
(時間:60分)
講義内容の事後学習
(時間:60分)
第6回 生物機能の有効活用(バイオミメティクス) 生物の持つ特殊な機能をヒントに作られた様々な技術について具体的事例とともに解説。 講義資料の事前学習
(時間:60分)
講義内容の事後学習
(時間:60分)
第7回 遺伝子組み換え技術と医学 遺子組み換え技術とそれによって作られる遺伝子組み換え生物について具体的事例とともに解説。また、分子細胞生物学が実現した現代医療とその仕組みについて解説。 講義資料の事前学習
(時間:60分)
講義内容の事後学習
(時間:60分)
第8回 総括 期末試験 試験内容の事後学習
(時間:120分)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 5% C: 5% D: --%
成績評価法
授業内のレポート、学期末の筆記テストで評価します。
レポート 10%、学期末の筆記テスト 90%
教科書にかかわる情報
備考
 教科書は使用しないが、毎回の講義資料は、電子データファイルとしてダウンロードできるようMoodleコースに公開する。
 振り返り、質問などをMoodleコースで行う。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
 具体的な事例や写真をできるだけ多く提示する講義としたい。得られた知識をもとにディスカッションを行い、遺伝子組み換え技術をはじめとするバイオテクノロジーの必要性などについて議論できる能力を身につけてほしい。
キーワード
生物多様性、遺伝子組み換え技術、分子生物学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • つくる責任つかう責任
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
生物多様性、地球環境と持続可能性
履修条件
連絡先
manabu@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日・午後

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